覆面調査はテレビでも取り上げられる機会が多いようですが、
「子どもがまだ小さいから」
と躊躇（ちゅうちょ）してしまっている方も多いのではないでしょうか。
実は、覆面調査は主婦の副業に向いているのです。覆面調査歴10年の筆者がその理由を紹介します。
目次
覆面調査はどのような業務なのか
覆面調査は、一般客を装って所定の店に来店し、店舗の清潔度や接客態度、商品の状態をレポートにまとめる業務です。
調査は、
・ レストランや居酒屋、ファーストフードなどの飲食店
・ ガソリンスタンド
・ 映画・カラオケ・ゲームセンターなどのレジャー施設
・ 雑貨、服などの小売店
などといった幅広いジャンルから選べます。
私は2009年から覆面調査を始めましたが、調査店舗数は150軒以上で報酬総額は20万円を超えました。
覆面調査は儲かるのか
調査内容によって金額は異なりますが、ほとんどの場合「利用金額＝報酬金額」となります。
たとえば、美容院を利用した場合には施術代がほぼ報酬金額となるわけです。実質的には無料で当該施設を利用できるので、家計の節約にも繋がります。
中には「店内の清掃状況や接客状況を確認」という店舗への支払いが発生しない調査もあります。支払いがない場合には、報酬分を丸々受け取ることが可能です。
ただし、店舗への運賃は報酬に含まれる場合がほとんどですので、最寄り駅から離れた場所での調査にはご注意ください。
主婦が覆面調査に向いている理由
続いては、なぜ主婦が覆面調査に向いている理由についてお伝えします。
理由1. 主婦目線でのレポート記入が可能
店舗が想定する最大の購買層は、主婦であることが多いのです。買い物の頻度も高く、家族の分を購入することもあるからです。
また、家計を任されていることが多いので、シビアな目線で商品の品ぞろえや品質を吟味することが可能だからです。
女性のほうが細やかな気配りやサービスにも気づきやすい傾向にあるのというのも理由です。
理由2. 女性向けの調査が多い
覆面調査には女性向けの調査店舗が多いのが特徴です。
たとえば、美容院の調査の場合には「カラーかパーマ必須」となっていることが多く、他にも女性向けのアパレルショップやネイル・脱毛サロンなど男性が行くには敷居が高い店舗が多いと言えます。
理由3. 子連れ利用も武器になる
「子どもがいるから…」と覆面調査を敬遠してしまう方もいらっしゃいますが、「子連れ可」の調査が多いのが実際のところです。
中には「子連れ必須」となっている遊園地やゲームセンターの調査もあります。
また、スーパーやレストランの調査でも、子どもを連れて行くことでレポートを書きやすくなるのです。
たとえば、
「子供用のスプーンやフォークを用意してもらえた」
「店内は整理整頓されていて、ベビーカーでもゆったりと店内を見て回れた」
など、子連れならではの視線で記載できることがあるからです。
理由4. 平日・昼間の調査に参加できる
調査の時間には店内が混雑していない時間帯が指定される場合が多いので、平日午前中などの来店人数が少ない時間が指定されることもよくあるのです。
平日・午前中の調査は会社員での場合には難しいと思いますが、家庭にいる主婦であれば参加できます。
土日の調査は応募人数も多いのですが、応募人数がそこまで多くない平日昼間であれば選ばれる確率も上がります。
複数サイト登録でさらにお得に
最後に覆面調査をさらにお得にする方法を紹介します。
サイトによって調査店舗が異なるので、複数サイトへの登録が効率的です。私が特に利用しているのは次の3つのサイトです。
1. ミステリーショッピングリサーチ
調査店舗数が多くサポートも手厚いサイトです。継続して調査を続けると、ランクが上がって調査に当選しやすくなるなどの特典もあります。
2. Mycomment（マイコメント）
調査店舗数はそれほど多くありませんが、手元に残る報酬額が多いのが魅力です。
覆面調査とは少し違いますが、「指定の調味料で料理を作ってレポート」など主婦にうってつけの調査もあります。
3. GBW（ギャップバスター）
マクドナルドの覆面調査をできるサイトです。調査レポートのボリュームも少ないのですぐに記入できます。
まれに、応募者数の少ない調査だと報酬上乗せで募集がかかることもあります。
特にドライブスルーの調査の応募が毎回少ない傾向にあるので、車を持っている方には穴場と言えるかもしれません。
無料・格安で店舗を利用できる
注意事項に気を付ければ、覆面調査を副業にすることはそれほど難しくはありません。行ったことのない店舗の飲食やサービスを無料もしくは格安で利用できるのが最大の魅力です。
紹介したように主婦とも相性の良い業務ですので、気になる方はぜひ登録してみてください。（執筆者：中島 ゆみ）
