壁紙は築年数の経過や、湿気、寒暖差などにより、自然と痛んでいきます。
とはいえ、壁紙は簡単に交換できるものではありません。
張り替えすれば数万円がかかりますし、自分でやるにも技術が必要です。
そこで私が紹介するのは、DAISOのレンガシートを使った「部分的な壁紙DIY」
一人で全面張替えるわけではないので、不器用な方でも簡単に挑戦できますし、100円アイテムを使うので家計にも響きません。
写真付きでじっくり解説していくので、ぜひ、一緒に挑戦してみてください。
目次
Before/Afterの比較
まず初めに、before・afterを比べてみましょう。

左が壁紙をDIYする前の状態、右が壁紙をDIYした後の状態です。
少し見えにくいですが、窓から一直線に隙間が空いていた部分を、レンガシートでカバーしました。
ホワイトカラーのレンガシートは、どの壁紙の色味にも合わせやすいのでうれしいです。

レンガシートの凹凸もリアルで、近くで眺めても安っぽく感じません。
年季が入って感じられた壁紙も、部分的にDIYしたことで、おしゃれに仕上げることができました。
レンガシートの特徴は

今回使ったレンガシートの正式名称は、DAISOの「ブリッククッションシート」です。
このシートには、防カビ・保温効果・衝撃吸収・断熱など、うれしい効果も満載です。
さらに、リメイクシートに比べ厚みがあるので、誰でも簡単&きれいに貼ることができます。
レンガの質感もリアルに表現されていて、どこに使ってもおしゃれです。
これが100円で手に入るとは、驚きです。
始める前の注意点
気になる部分の見た目を観察しましょう。
壁紙のひび割れの線が「ギザギザ」だったら要注意です。

画像のように引き裂いたようなギザギザ割れがある場合は、壁紙ではなく下地に問題がある可能性が高いです。
直線に入った切れ目や、部分的な剥がれの場合は、レンガシートDIYを行っても大丈夫だと思います。
DIYはあくまで自己責任で行うものなので、まずは慎重に、壁紙の状態を確認するようにしてください。
また、賃貸にお住まいの場合は、復元できるようにDIYすることが重要になります。
今回は、復元できるDIYの方法でやり方を紹介していきますが、絶対に復元できるというわけではないので、注意してください。
用意したもの

・ レンガシート…7枚(1枚110円)※税込み
・ マスキングテープ
・ 両面テープ
※原状回復したい場合だけマスキングテープと両面テープを準備する。
全てDAISOでそろえて、合計990円でした。
補修したい範囲にもよりますが、1,000円以下で壁紙DIYできるのはうれしいです。
復元できるレンガシートの貼り方
※復元する必要のない方は(3) 、(4) を飛ばしてください。
(1) 壁紙のホコリ・油分・水分を雑巾などの布でしっかりと拭き取る。
壁にゴミなどが付着しているとくっつきにくいので、きれいに拭き掃除しましょう。
(2) レンガシートを張りたいサイズ・デザインにカットする。

レンガの形に添ってハサミでカッティングしてください。
(3) 透明フィルムを剥がさずに、フィルムの上に両面テープを貼る。

(4) 両面テープを剥がし、その上にマスキングテープの粘着面ではない方を貼る。

(5) マスキングテープの粘着面で壁に貼っていく。

(6) 完成
私は、レンガシートを貼ったところに、観葉植物も飾ってみました。
これもDAISOに売られている100円商品です。
少し緑を足したことで、より爽やかな印象になりました。大満足です。
やってみての感想
壁一面(※8畳間)を張り替えると相場で1万3,000円かかるところ、今回は、たったの1,000円でおしゃれに仕上げることができました。
もちろん、このDIYをしたからといって、壁紙の痛みを直せたわけではありません。
あくまで傷んだ部分をおしゃれに隠しただけなので、「DIYをしたから大丈夫」と安心しすぎないようにしてください。
このDIYにかかった時間は「1時間」、材料費は「880円」でした。
誰でも簡単に完成させることができるので、ぜひ、挑戦してみてください。(執筆者:元エステサロン勤務 高山 香菜)