洗濯機1回分のコストはどのくらいでしょうか。
日立の洗濯機を参考にすると、1人1日分の洗濯物量は、1.5kgが目安です。
参照:日立
洗濯物の量が多ければ、洗濯機をまわす回数が増え、そのコストは軽視できません。
洗濯物の量を減らして稼働回数を減らせば、確実に節約ができます。
洗濯1回分のコストは、家族構成や生活スタイル、洗濯機の種類等で変わってきます。

目次
45Lの洗濯機を毎日約3回稼働した場合で試算
洗濯コストには電気代、水道代、洗剤代などもかかわってきます。

中でも特に水道代は、コストの割合を大きく占めています。
節約を意識していなかった頃のわが家では、45Lの洗濯機を毎日約3回稼働させていました。
1回のコストが37円とすると、
1日3回で111円(37円 × 3回 = 111円)
1か月で3,330円(111円 × 30日 = 3,330円)
1年間で3万9,960円(3,330円 × 12か月 = 3万9,960円)
年間、約4万円にもなっていたわけです。
洗濯機を稼働させる回数を半分にすれば、わが家の場合、年間約2万円の節約です。
【工夫1】タオルのサイズ、質を見直す
5人家族のわが家では、使用していたバスタオルの半分を処分しました。
残すか、処分するかの判断基準はその厚さです。
分厚いバスタオルは乾きにくい上に、とてもかさばります。
残したバスタオルは、すべて小ぶりのモノです。
実際にはバスタオルとフェイスタオルの中間程のサイズです。
フェイスタオルに於いても、厚地のモノは迷わず全部捨てました。
フェイスタオルも半分程の処分となりました。
収納スペースにもかなりゆとりが生まれます。
そこに、ハンドタオルを6枚追加。ちょっと顔を拭く、口元を拭くなど、タオルの使用面積が小さい時に使うためです。
これでだけでも、かなり洗濯物の量が減ったことを実感できました。
節約を意識するなら、タオルを購入するときにはサイズと質、薄さを優先的に選んでいきましょう。
【工夫2】服も、速乾性のあるものを選ぶ
普段着ている洋服のすべてを速乾性重視で選ぶことは、おしゃれを楽しみたい女性にはかなりストレスになるかもしれません。
ですので、肌に直接触れる下着類に的を絞った形で取り入れることをおすすめします。
綿などの生地と比べると、とても薄くかさばりません。
すぐに乾くので、乾燥機でも時間短縮が可能ですし、生乾きの嫌な臭いも避けられます。
また、あまり洗濯物が出ない日には、小さなものなら手洗いですませましょう。
肌に触れるモノは毎日洗濯する必要があると思います。
でも肌に触れないモノなら、そもそも洗濯する必要がないこともあります。
部分的に手洗いしたり天日干したりするだけで十分な場合もあるでしょう。
季節や着用の頻度により、洗濯機以外の方法で清潔を保つこともおすすめします。
【工夫3】家の中の布を減らす

家の中では玄関マット、トイレマット、バスマット、キッチンマットなどを使っていることも多いでしょう。
家の中にはその場所ごとに、このようなマット類を敷いているのではないでしょうか。
洗濯する頻度は普段着の洋服ほどではないものの、家の中に布地が多ければ多いほど、洗濯物は増えてしまいます。
わが家では、家の中で使用していたすべてのマットを処分しました。
以前マットを洗う時は、マット類だけで洗濯機を回していました。
それがゼロになったので、節約の効果は言うまでもありません。
同時に掃除もしやすくなり、一石二鳥です。
ポイントを押さえてできる所から始めよう
洗濯物の量を減らして、洗濯機を稼働させる回数を減らすことで節約できます。
洗濯には特に水道代がかかるので、お風呂の残り湯を使うとより節約になります。
(2) タオルのサイズダウン、質を見直す
(3) 服は、極力速乾性のあるものを選ぶ
(4) 家の中の布を減らす
常にこのポイントを押さえてどんどん節約していきましょう。(執筆者:遠藤 ゆかり)