現在、お宅に食品ラップのストックが3本以上ある方はぜひ読んでください。
日用品をストックしすぎる、買い過ぎる原因は「なくなったら困る」という不安ではありませんか。
「品薄」と聞くと家にまだたくさんのストックがあっても買ってしまったり、ストック数が少ないと落ち着かなかったりしませんか。
ラップなどの日用品は腐るものではありません。ただし、長期保存をするとどのようなものでもも劣化します。
自分の必要量が具体的にわかっていれば、不安も買い過ぎもなくなるものです。必要なストックを確保しつつ、家のなかのモノを循環させましょう。

目次
1回の消費量から1年間の消費量を知る
洗濯用洗剤で考えてみましょう。
たとえば、わが家の場合には、季節や汚れ具合にもよりますが、家族が少ないので洗濯はだいたい週2~3回です。
1回につき65ml程度の洗濯用洗剤を使用します。詰め替え用の1,800mlのビッグパックを買っているので、パック1つで27回分、2か月強使用できます。
この
です。
洗剤のように目盛りで計るものは1回の使用量がわかりやすいのですが、1回の量を正確に知るのが難しいものもありますよね。
1回の量を正確に知るのが難しいものには開封時に月日を書いておくと、目安をつかめます。わが家の場合には、歯磨き粉は1か月に1本ほどの消費量です。
月間の使用量がわかっていれば、ストックの1本を使い始めてから1か月以内に新しいのを買ってくれば間に合います。前述の洗濯洗剤なら2か月強の猶予があります。
ドラッグストアなどの毎月の特売日などと分かっていれば、猶予の間に安値を狙って十分に補充できるというわけです。
ちなみに、30cm幅の食品ラップであれば1日に小皿10cm、大皿30cm、野菜類10cmなどを包んでも合計で50cm程度、50m巻のものなら100日間使えます。
家にあるストックを必要最適量にする
次のような手順で家にあるストックを必要最適量にしてみましょう。
手順1. 現状で家にあるストックを棚卸する
次に自分がどれだけのストックを持っているかを全部出して確認しましょう。あちらこちらから同じものが出てくる方は、まず1か所に集めるところから始めましょう。
手順2. 補充の計画を立てる
棚卸をしたら、次の補充はいつまでにするかを計画します。1か月に1つ消費するものが3つある場合には、3か月先までに補充できればOKですよね。
ストックが少ないとどうしても不安だという方は
のがおすすめです。ストックの量がある程度あるので心細くはなりません。
当然のことですが、ストックするにはコストがかかります。
お金をお金のまま置いておけば違うものを買えますが、モノに換えてしまったらそのモノとしてしか使えません。
ストックを多く持つということは、お金をたくさん寝かせておくのと一緒です。
集めて数えてみるとかなりの金額になっているのではないでしょうか。
私自身が自分の必要量を把握していなかった頃、わが家ではコンディショナーのストックが6つもでてきたことがあります。
ドラッグストアの前を通りかかって「特価」の文字を見るたびにストックとして買い増している状態でした。
しかも、大きめの詰め替え用で1つ約1,000円です。コンディショナーだけで6,000円ほど寝かしていたことになります。
今ではそのコンディショナーが1パックあれば1か月もつとわかっているので、ストックは1パックにしています。
価格メモを作ってできるだけ底値で買う

日用品を頻繁に買わなくなると「あれ?前回はいくらで買ったっけ」ということが起こります。
そこで、必ず要るものについては価格メモを作ります。
しておきます。
「ラップ1本」といっても20m巻も50m巻もあります。また、メーカーが違うと価格も異なりますので「ラップ」ではなく「商品名」でメモします。
セールの際に本当に安くなっているのかを記憶ではなく記録で確認して買えるので節約になります。そして、もっと安いお店を見つけたら、底値を更新していきます。
最低限のストック数を把握して節約
最低限のストック数がわかれば、買い過ぎを防げるので節約につながります。
コロナ禍が猛威をふるう現状では買い込んで使っていない商品もあると思います。
「これだけあれば1か月(1年)過ごせる」と分かるだけでも不安はずいぶんと軽減されるものです。
ご自身のお家の必要量を感覚ではなく数字で把握してみてください。(執筆者:那波 りよ)