メルカリではほとんどの商品が値下げ交渉をされます。
最安値で出品していたり、利益ギリギリのときは値下げに応じられないので、ムダなやりとりが増え、商品もなかなか売れません。
そこでメルカリ取引実績500件オーバーの筆者が、値下げ交渉の手間をできるだけ省き、素早く売上金を獲得する方法をいくつか紹介します。

目次
メルカリで値下げに応じても売れないのはなぜ
メルカリでは値下げを断ったときだけでなく、希望金額に変更したのに売れないケースは決して珍しくありません。
値下げに応じたのに売れず、値下げ交渉をした本人以外の人にも買われないのは一体なぜなのでしょうか。
考えられる理由は以下の2つです。
値下げ交渉に応じても売れない2つの理由
・ 値下げした価格でも相場より高い
欲しいと思って値下げ交渉したけれど、時間をかけて再度調べたらもっと安い商品が見つかった場合は、値下げ交渉に成功しても購入はしません。
わざわざ「ほかの商品を買ったので大丈夫です」と報告をする人もいないので、出品者は「値下げに応じたのになぜ買われないのだろう」と疑問に思うのです。
値下げした状態でそのまま放置しておくと売れるときもありますが、数日経っても「いいね」だけの数が増えて購入にはつながらない場合もあります。
その原因は「販売価格が相場より高い」です。
「いいね」が増えるので欲しいと思っている人は多いのですが、ほとんどの人が「もう少し安ければ欲しい」と考えているため、値下げ価格でも売れません。
このように2つの原因から値下げ交渉に応じても商品が売れないケースはあります。
売れないと交渉のやり取りをした時間がムダになり、即売れからも遠のいてしまうのです。
メルカリ値下げ交渉の手間を省いで即売れに近づける方法
メルカリの値下げ交渉は応じても売れないときもあり、価格によっては交渉に応じられない場合もあります。
そのようなケースに当てはまるときはやり取りの手間が増えるだけなので、これから紹介する方法を参考にして、交渉なしの即売れに近づけてください。

1. 相場価格を見て値段設定をする
メルカリで出品した商品の値段が相場より高いと、相場以下で買いたいユーザーがほとんどですから頻繁に値下げ交渉されます。
そのため、まずは相場価格をリサーチして値段を設定するところから始めてください。
相場価格がわかったら、次に最安値がいくらなのかをチェックします。
その後、最安値の商品と自分の商品の状態を確認し、売れそうと思う金額に設定してみてください。
たとえば、相場価格が5,000円で最安値が4,500円のトレーナーを出品する場合で説明します。
自分が出す商品が新品で最安値の商品が中古なら、4,800~4,900円が売れやすい価格と言えるでしょう。
反対に自分のものが中古で最安値の商品が新品なら、4,000~4,200円で出品すると売れやすいはずです。
4,500円のものが売れるのを待って、売れたあとに4,500円前後で出すのも1つの方法と言えます。
中古のものは新品のものの最安値より200~300円ほど安く値段設定しておくのがポイントです。
2. 「値下げ不可」と商品説明に記載しておく
利益ギリギリの商品を出品するときや、メルカリの中で最安値に設定しているときは、商品説明にあらかじめ「値下げ不可」と記載しておくと値下げ交渉が減ります。
もちろん中には読まない人もいるので完全に値下げ交渉をブロックできるわけではないですが、筆者の体験から行くと8~9割ほど交渉数を減らせるのでぜひ試してください。
3. 非常識な金額の交渉はスルー
ときには1万円の商品に対して5,000円の値下げ交渉をしてくるなど、非常識な金額を提示してくる人もいます。
そのようなユーザーはたとえ交渉に応じても、常識がないので後にトラブルへ発展する可能性があるので応じないほうが身のためです。
返信するだけ手間ですから、大幅な値下げ交渉については返信をせずスルーしても良いでしょう。
交渉をスルーされている履歴がコメント欄に残るので、見た人は「大幅な値下げしてもダメかもしれない」と思い、ほかの人からの値下げ交渉も防げます。
4. 値下げに応じて売れなかったときは値上げ
こちらは交渉の数を減らす方法とは少し異なりますが、効果的ですのでぜひ覚えておいて欲しいテクニックです。
もし「値下げして売れるなら売り切りたい」と思った商品が値下げしても売れなかったときは、「〇日までに売れなければ値上げします」とコメントした上で、一時的に値上げしてください。
すると値下げ価格で購入しようか迷っていた人があわてて購入したり、値上げ後に「すぐ買うので値下げ価格にできませんか?」と交渉されたりもします。
「今しか安くしない」との意思を上手に伝えると、何度も値下げ交渉のやり取りをコメント欄で行うよりスピーディーに売れる場合もあるので試してみてください。
値下げ交渉の数を減らすには値段と意思表示が大事
メルカリで値下げ交渉の数を減らすには、できるだけ相場に近い値段、もしくは相場より安い値段に設定しておくのがポイントです。
そして「これ以上はお値下げできません」と商品説明欄に記載しておけば、次から次へと来る購入につながらない値下げ交渉を防げます。
値下げ交渉の手間を最小限にし、スピーディーに商品を売り切って売上金を素早く獲得してください。(執筆者:メルカリ取引500回以上 石神 里恵)