節約を心がけて生活しているとモノが増えます。
なぜならば、無料でもらえたモノや捨てるにはもったいないモノ、フリマサイトに出品中のモノは「いつか使うモノ」として日の目を見るまで保管するからです。
しかし、「いつか使うモノ」のほとんどは取り出しにくい場所や目が届きにくい場所に収納され、使うタイミングを逸してしまいます。
今回は、増えつつある「いつか使うモノ」を使うべき時に見逃がさずにみつけられる収納を紹介します。
目次
1. テイクアウトで増えた小袋調味料

収納グッズが豊富にある店といえば無印良品です。
特に、「ステンレスひっかけるワイヤークリップ」はアイデア次第で用途が格段に広がる優秀グッズだと言えます。
テイクアウトのお弁当や総菜を買うと小袋に入った使い切り調味料をもらうことがあります。
あまった分は「いつか使うかも」と思って「節約のための保管」をする人が多いのではないでしょうか。
冷蔵庫のドアポケットに放り込んでおくと、気づいたときには瓶やチューブの下に追いやられて賞味期限を過ぎています。
筆者は毎年大掃除の際にドアポケットの底でつぶれている大量の小袋調味料を廃棄していました。
これでは「節約のための保管」の意味がありません。そこでおすすめなのが冷蔵庫のドアポケットにぶらさげておく収納です。
「ステンレスひっかけるワイヤークリップ」で小袋調味料をはさんでドアポケットにぶら下げておけば、いつでも目に入るので使うタイミングを逃しません。
しかもドアポケットにぶら下げることで、ちょっと邪魔に感じるので「はやく使ってしまいたい」と思うというわけです。
「ステンレスひっかけるワイヤークリップ」は4個入り390円(税込)です。
あまったクリップはメラミンスポンジの保管に使いましょう。掃除に使うメラミンスポンジは100円ショップの人気商品です。
安くてコスパもよいのですが、小さいので収納場所に悩みます。濡れた状態で放置しておくとぬめりやカビが生じてしまいます。
「100円だから」と捨ててしまう人もいるかもしれませんが、メラミンスポンジも水分を絞ってぶらさげ収納すればカビの発生が抑えられるのでスポンジの寿命を延ばすせます。
「ステンレスひっかけるワイヤークリップ」は節約生活にかかせない優秀グッズです。
2. 空き瓶や容器の収納

最近はテレビ番組でも無印良品愛用者による収納アイデアが頻繁に取り上げられています。
しかし、「これは無印良品でなくても、むしろ無印良品ではないほうがお得かも」と思うことがあります。
「無印良品」にこだわらずに、使う目的やこだわりによって本当にお買い得な収納グッズを探しましょう。
空き瓶や容器は「いつか使うモノ」の代表です。
ところが、食器棚にしまうほどのモノでもないのでおもちゃと一緒に保管したり、シンク下に保管したりしていると使うタイミングを逃してしまいます。
筆者は、シンクの下に無印良品の「ステンレスワイヤーバスケット」と100均の突っ張り棒を使って吊り棚を作ろうと考えました。
しかし、一般的な100円ショップの突っ張り棒は耐荷重が1kg程度しかないため、本体だけで660gの「ステンレスワイヤーバスケット(サイズ3)」は吊り棚には不向きでした。
重量のある瓶や容器はダンボールに入れて保管してしまいますが、箱に入れてしまうと奥に収納したモノは忘れられてしまいます。
瓶や容器には、底に入れても一目でわかる網状の収納グッズがおすすめです。
無印良品には「コットンメッシュバッグ」790円(税込)があります。野菜の保管やエコバッグとして使うモノですが瓶や容器の収納にも便利です。
空き瓶を入れてフックにぶらさげて収納すれば自然物であるコットンと瓶の質感の対比がおしゃれなインテリア空間を演出してくれます。
実はダイソーに「コットンネットバッグ」という商品があります。無印良品の「コットンメッシュバッグ」と名前だけでなく見た目もそっくりです。
「空き瓶の保管」という用途であるならば無印良品の790円よりもダイソーの110円のほうがお得かもしれません。
「コットンメッシュバッグ」は無印良品らしさあふれる商品ですが、「空き瓶の収納」を目的とするのであれば790円よりも110円の出費で十分かもしれません。

3.「フリマサイトに出品中」は「風呂敷」で包んで収納
節約生活では「捨てる前にとりあえず売ってみる」が鉄則です。売れないと思っていたモノが思わぬ収入になることがあります。
そうは言っても出品してすぐに売れるモノは少なく、出品して数か月もたってから売れたり、忘れた頃に「あの商品が購入されました」と通知がきたりするものです。
筆者は出品中のモノは紙袋に収納していました。しかし、保管期間が長くなると紙袋では上からほこりが入ってしまい商品が汚れてしまいます。
出品中のモノは売れれば商品です。大切に保管収納しなければなりません。そこでおすすめが風呂敷収納です。
風呂敷は包むものの形を選ばず、小さいモノは小さく、凸凹のモノは凸凹に包めるので無駄な収納スペースを使いません。おまけにほこりもつかないので一石二鳥です。
「風呂敷なら100円ショップで十分」だと思いますが、100円ショップで売っている大判風呂敷はビニル製のものがほとんどです。
ビニル製の場合には防水は期待できるのですが、通気性が悪いので包むものによっては不向きです。
衣類やバッグを包むのであれば通気性のよい風呂敷が最適です。
無印良品ではたくさんの風呂敷を販売してきました。
「オーガニックコットン風呂敷大」1,490円(税込み)は通気性もよく薄手で扱いやすい104cm四方の大判風呂敷です。
あまりの人気で最近はオンラインショップでも店舗でもなかなかみかけません。
店員の方に確認してみたところ「関西のお店にわずかに残っている状況で入荷は未定の商品」とのことでした。
大判風呂敷は安いモノでも数千円が相場なので、1,490円はかなりお買い得だと言えます。
「ナイロンリップストップ風呂敷」は100cm四方の丈夫な大判風呂敷でしたが、残念ながら2015年で販売を終えています。
今までに無印良品で売られてきた風呂敷は他店ではみかけないほどコスパの良い商品が多いのです。しかし、販売終了や在庫切れでなかなか手に入らないのが実状です。
無印良品の店舗で風呂敷をみかけた際には、タイミングを逃さずに購入してください。
必要なときに必要なモノを取り出せる収納で節約
賢い節約生活はモノを「とっておくこと」ではなく「上手に使うこと」です。
必要なときに必要なモノをサッと使える収納で賢い節約生活を目指しましょう。(執筆者:クリエイティブな節約家 式部 順子)