ドコモから登場した20Gで2,980円の驚愕プランahamoは、事前エントリー数が2月5日付けで100万件を突破し、ドコモ社長自ら「予想以上」と語るほどの注目を浴びています。
その他ソフトバンク、auも同等のプランを発表し、「この中からどれを選ぶ?」という雰囲気になっていますが、実際に20GBを必要としている人は、契約者の1割ほどしかいません。

スマホ使用で20GBが必要な人は、以下のような使い方をしている人です。
・ 自宅にWi-Fi環境がない
・ スマホで動画視聴を1時間/日以上
まずは月の使用量を確認し、本当に20GBのプランが必要なのかを確認してみましょう。
対象外なら格安SIMの選択をおススメいたします。
目次
20GBでどのくらい使える?
1か月でどのような使い方すれば20GBを消費するのでしょうか。
LINE、YouTube、Twitter、ホームページ閲覧を例に挙げると以下の通りです。
※1GB=1,000MB 1MB=1,000KB
LINE
LINE MOBILEによると、文字のみの使用では1回あたり2KBが目安で、これに絵文字や画像などを使用すると、1GBで20万~40万回程度利用が可能と発表されています。
通話ならと1GBで約55時間、20GBなら約1,100時間利用できます。

YouTube
動画は再生画質によって消費するデータ量が変わりますが、例としてYouTube再生の場合をみてみましょう。

480p(SD画質)で視聴した場合、1時間で612MB、20GBなら32時間視聴できます。
ホームページ閲覧など
LINEやYouTube以外には、ホームページの閲覧が主な使い道になるかと思います。
ヤフーニュースなどのサイトなら、1ページで300KB、1GBで約3,300ページの閲覧が可能です。
タイムラインをザッと閲覧すると、5分間で20MB前後データを消費します。
テキストだけの場合と動画の場合では変わってきますが、1時間ほどタイムラインをみているだけでも240MB、1GB消費するには4時間程度です。
1日のスマホ使用シミュレーション
上記を踏まえて考えると、20GBでは毎日以下のような使い方ができます。
・ LINEトーク:200回(200KB)
・ LINE通話:2時間(36MB)
・ 動画視聴(中画質):45分(460MB)
・ ホームページ閲覧:20ページ(6MB)
・ Twitter:30分(120MB)
このよう使い方は、自宅にWi-Fi環境がなかったり、家族や知人とのLINE通話が多い、そして動画再生の多い人が想定されます。
仮に、上記のシミュレーションで動画再生が0だったとしたら、格安SIMの5GB前後のプランに納めることができ、20GBの大容量プランに加入する必要はありません。
格安SIM注目プラン
5GB以下の通信量であれば、大手キャリアの新プランより格安SIMを利用すべきです。
格安SIMのプランは1GB~5GB単位でプラン設定されているので、低容量ユーザーには選びやすく無駄のないプランを選択できます。
注目のmineo(マイネオ)新プラン

大手3大キャリアの大幅値下げに追随し、格安SIM業界も値下げを開始しています。
mineoの新プランは2月より開始された5GBで1,380円という業界最安値のプランです(2021年2月7日現在)。
これまでのプランでは3GBで1,510円でしたが、容量を増やし料金を下げてきました。
mineoは関西電力系の会社なので、固定回線 eo光 などグループ割の恩恵を受けられる人は限られていますが、割引なしでも十分にお得なプランです。
y.u mobile(ワイユーモバイル)は永久不滅ギガ

y.u mobileも3月にプランの改定を発表しました。
3GB1,680円から5GBで1,490円と、こちらも容量を増やし価格を下げています。
y.u mobileのデータ量は最大100GBまで繰り越せるので、実際の使用量よりも大きめのプランに入ったとしてもムダになることはありません。
また、20GBシェアプランでは2人で利用するなら3,980円(1人あたり1,990円)で、U-NEXTの動画が見放題の特典がついており他社にはない独自のプランも展開しています。
※(価格は全て税抜)
スマホのプランは動画再生で決まる
YouTubeやLINEのビデオ通話、TwitterもGIF動画やプロモーション動画を観る頻度が多ければデータ容量は増えます。
「外出先でそんなに動画再生はしていない」という場合は、1度ご自身の契約プランとデータ使用量を確認することで最適なプランが見つかります。
3大キャリアの新プラン開始は3月です。
まだ時間はあるので、じっくりと比較検討し無駄のない携帯ライフを送りましょう。(執筆者:松山 涼子)