筆者はラクマのほうが販売手数料が安いにも関わらず、基本的にはメルカリを使うようにしています。
もちろんラクマを使うときもありますが、比率的にはメルカリのほうが高いのが事実です。
それは一体なぜなのか、メルカリ取引実績数500件超えの筆者の考えを紹介します。
ラクマのほうが良いパターンも説明しますので、使い分け方に悩んでいる人もぜひ参考にしてください。

目次
筆者がラクマよりメルカリをメインに活用する理由
現在筆者はメルカリの取引数が500件超え、ラクマは16件となっています。
この数字を見てわかるとおり、メルカリのほうが利用頻度が高いのです。
それは一体なぜなのでしょうか。
1. メルカリのほうがユーザー数が多い
どんなに安くていい商品でも、ユーザーの目に留まらなければ売れません。
つまり、アプリのユーザー数が多いほうが売れやすいということです。
ラクマは2020年6月時点でのダウンロード数が2,500万です。
それに対してメルカリは世界で1億ダウンロードを突破していますから、ユーザー数の差は歴然です。
参照:調査のチカラ
実際、同じ商品をメルカリとラクマの両方に出品しても、メルカリで先に売れるほうが多いのです。
やはり「ダウンロード数が多い=ユーザー数が多い=売れやすい」という計算式が成り立ちます。
2. 商品ページに載せられる写真の数が多い
商品を売れやすくするためには写真のクオリティだけでなく、できるだけいろいろな角度から撮影した写真を掲載するのも重要なポイントです。
しかし、メルカリでは最大10枚まで写真が載せられるのに対して、ラクマは4枚までとなっています。
たとえば中古のスニーカーを売るとき、4枚ではソールやインソール、納品書など細かい部分の写真まで載せられません。
メルカリなら汚れがある部分の写真を2ショット載せても余裕があります。
写真は多いほうが商品の実物をイメージしやすく、売れやすさにもつながるため、枚数が多いメルカリを選びがちです。
3. 支払い方法の選択肢が多い
メルカリとラクマの支払い方法の種類には違いがあり、下記のようになっています。
メルカリの支払い方法
・ クレジットカード払い(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、DinersClub、Discover、セゾンカード)
・ コンビニ払い(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキ、セイコーマート)
・ キャリア決済(d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い)
・ ファミペイ
・ ATM払い
・ メルカリポイント払い
・ 売上金
・ メルペイスマート払い
・ チャージ払い
・ Apple Pay
ラクマの支払い方法
・ クレジットカード払い(VISA、MasterCard、JCB、楽天カード)
・ ラクラク後払い
・ コンビニ(ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキ、セイコーマート)
・ 楽天ペイ(d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い)
・ LINE Pay
・ ファミペイ
・ 郵便局/銀行ATM
・ 携帯キャリア払い
・ 売上金
・ 楽天ポイント/キャッシュ
・ ラクマポイント
上記を見てわかるとおり、使えるクレジットカードや払えるコンビニに違いがあり、トータルではメルカリのほうが種類が多いのです。
たとえばラクマだとセゾンカードしか持っていないユーザーは、ほかの支払い方法を選択しないといけません。
手持ちの現金がないと、メルカリに似た様な商品があればそちらで購入したほうがクレジットカードで支払えるので、メルカリを選ぶのではないでしょうか。
このように、支払い方法の豊富さも売れやすさにつながるため、筆者はメルカリを優先的に利用しています。
こんなときはメルカリよりラクマを使う

メルカリの使用頻度のほうが高いとはいえ、ラクマを全く使わないというわけではありません。
場合によってはラクマだけに出品したり、メルカリとラクマの両方に同じ商品を出すときもあります。
たとえば、商品価格が高いものを売るときです。
メルカリの販売手数料は10%ですが、ラクマは6%ですから差はなんと4%です。
商品の価格が高いほど手数料の差も大きくなるため、2万円を超える商品を販売するときはラクマか、もしくはメルカリとラクマ両方に出品しています。
ラクマで売れれば単純計算で4%分売上が多くなるので、ラクマとメルカリの使い分けも売上金を1円でも多く獲得するためには重要なポイントです。
ほかにも、購入者が出品者に対して購入意思を表示する機能「購入申請」を利用したいときもラクマを利用します。
メルカリでは出品者が購入者を選ぶことはできないため、稀によくない評価が多いユーザーに購入され、トラブルに巻き込まれるときもあるのです。
ラクマの購入申請を使えば、怪しいと感じるユーザーの申請を承諾しなければ、トラブルにあうリスクを下げられます。
このように、メルカリをメインに使っている筆者でも、時と場合によってラクマを使うシーンもありますから、決してラクマがデメリットだらけというわけではありません。
メルカリとラクマの「使い分け」が重要なポイント
メルカリとラクマにはそれぞれメリット、デメリットがありますから、売るものや販売価格などを基準にして使い分けることも、売上金をアップさせるために大切です。
筆者自身もメルカリをメインにしてはいますが、ラクマを全く使っていないわけではありません。
ラクマにもいいところはたくさんありますから、使い分けて効率良く売上金を手に入れています。
どちらを使おうか迷ったときは、それぞれのメリット・デメリットを比較して選ぶと、損をせず素早く売上金が手に入るはずです。(執筆者:メルカリ取引500回以上 石神 里恵)