子どもが3歳頃になるとお箸トレーニングを考えはじめます。
今回は、お箸トレーニングの代表的なアイテム「エジソン箸」と100均アイテムでは、どちらのほうがよいのかを紹介していきます。
目次
エジソン箸と100均アイテムのメリット・デメリット
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エジソン箸のメリット
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まずは、エジソン箸のメリットからいきましょう。
1. 種類が豊富
ディズニー、キティちゃん、ミッフィーといったキャラクターものから、電車や動物など、エジソン箸の中には子どもの気に入るものが必ず1つはあると言ってもよいほど、さまざまな種類の箸があります。
自分が気に入ったものであれば、子どもが楽しくお箸トレーニングを進められるます。
2. 小さい子にも使いやすい
輪っかに指を通すだけなので、1歳半頃から使えます。下の子が上の子のまねをしてお箸を使いたがるといった時にも、使いやすいのでとても便利です。
エジソン箸のデメリット
デメリットも見ていきましょう。
1. 価格が高い
種類によって価格が変わりますが、大体どれも1,000円前後ですので、子どものお箸にしては高いと言えます。
途中でダメになったり、子どもが大きくなった際に普通のお箸に買い替えることを前提にすると、考えてしまう価格です。
2. 輪っかがなくなると持てなくなる子が多い
保育士いう仕事柄、竹箸を持たせた際にお箸で食事をできない、変な持ち方をするという子をたくさん見てきました。
家でエジソン箸を使っていて、輪っかに指を通して食べる癖がついているためだと思われます。
エジソン箸は指を輪に通せば小さい子でも使えるという一方で、正しい持ち方を伝えるという点では少し劣る印象です。
100均アイテムのメリット
では、100均アイテムはどうでしょうか。メリットから見ていきましょう。
1. 価格が安い
お箸1善で税込110円、お箸とサポートグッズを合わせても税込220円といったように安く揃えられるのが最大のメリットです。
特に、子どもは箸先をかじってお箸がすぐにダメにすることも多いので、買い替えやすい価格で助かります。子どもに合った長さのお箸を使わせてあげられるのも良い点です。
2. 子どもに合ったものを用意できる
普通の竹箸を購入し、まずは後付けのリングをつけて練習、上手になってきたらお箸サポーターに変更、最後は竹箸のみ、といったように子供の成長に合わせてトレーニングできます。
この一連の流れにかかる価格が税込330円とコスパもかなり高いのです。
100均アイテムのデメリット
デメリットも見ていきましょう。
1. デザインを選べない
かわいらしいデザインはあるものの1~3種類程度からしか選べないので、子どもの好みに合致しない場合があります。
もう少しキャラクターものを増やしていただけると親としても助かります。
100均アイテムでお箸トレーニングに挑戦
100円ショップでは、数多くのお箸トレーニングアイテムが販売されています。
・ 普通の竹箸に後付けでリングをつけられる「お箸サポート」
・ バネがついている「ステップアップ箸サポート」
など、ダイソー、セリア、キャンドゥでは商品名に違いはあるものの、さまざまなお箸が販売されています。
今回紹介するのは、ダイソーで購入した「トレーニング箸」と「シリコンおはしサポーター」の2点です。
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の2点です。
トレーニング箸の上部はつながっているので、箸がバラバラに落ちてしまう心配がありません。
写真にあるくぼみのところには親指を乗せる台のようなものがついていましたが、子どもの手の大きさに合わなかったのでわが家は外して使っています。
箸先が大きくギザギザしているのはエジソン箸と同じで、食べ物をつかみやすいようで、始めから上手につかめていました。
正しい持ち方を伝える必要がありますが、コツをつかむとすぐに上手に持てるようになりました。簡単に分解できるので衛生的です。
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110円でこれだけ高機能であれば、かなりの高コスパだと言えます。
次に、シリコンおはしサポーターへと移行しました。穴が開いているので、好きなお箸を差し込んで使えます。
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「お箸 + サポーター」で220円です。普通の竹箸での食事に慣れるように導入しました。
箸先が細くなったので取りづらそうにする場面はありましたが、箸がばらつくことがないので大きなストレスにはならなかったようです。
上手に食べられるようになったら、サポーターを外してお箸トレーニングの完了です。
お箸トレーニングには100均アイテム
エジソン箸は小さい子でも簡単に使えるものの価格が高く、エジソン箸使用後に竹箸に移行してからもお箸サポーターのようなアイテムを必要とする子どもも多く見られます。
100均アイテムは機能的にエジソン箸に引けを取らず、1,000円近くも出費を抑えられるので、お箸トレーニングには100均アイテムを活用してみてください。(執筆者:平岡 陽華)