洗い物の中で手間がかかると感じるのが、お皿やフライパンなどについている油汚れを落とすことです。
スポンジについた食器用洗剤だけではヌルつきが取れないことが多く、水をじゃぶじゃぶ流し、食器・フライパンに洗剤を直付けしないと油汚れが取れなかったりもします。
正直、この方法だと水道代と洗剤の無駄使いです。
そこでぜひ利用して欲しいのが、飲み終わったあとのティーバッグやお茶類のパックです。

出がらしですから当然費用は「0円」ですし、油汚れがサッと落ちるので、水道代と洗剤代の節約にもつながります。
しかし、パックによって油が落ちにくいものもあるので注意が必要です。
そこで今回は筆者が実際に6か月間チャレンジした結果をもとに、油汚れの落とし方や節約につながるポイントなどを説明します。
目次
どうやって使うの? 油汚れの落とし方
紅茶やお茶のパックを使った油汚れの落とし方はとても簡単です。
まず、油でベタベタになったお皿やフライパンに少量の水を入れます。
次に、使用済みのお茶類のパックで、お皿またはフライパンの汚れや油を落としてください。
あとからスポンジで洗うので、このときは軽く汚れを落とす程度でいいでしょう。
そして少量の水で全体の汚れを落とし、あとはいつもどおりスポンジで洗うだけです。
お茶類のパックで汚れを落とさない場合よりヌル付きが残りにくいので、スポンジでサッと洗うだけでお皿もフライパンもピカピカになります。
使用済みのお茶パックは、小さな容器に入れて食器用洗剤の横に置いています。
お茶を出したあと、軽く水気を切って保管容器に放り込むだけですから保管の手間はかかりません。
使用済みのお茶パックを使うと節約できる点
節約できる点を見ていきます。
筆者が実際に6か月チャレンジしてみて節約できると感じた点は、
2. お皿やスポンジに直接かけていた分の洗剤代
3. スポンジにつける洗剤代
4. スポンジ代
この4つです。
ヌルつきが取れないと、水を出したままお皿を洗うことになりますが、あらかじめお茶パックで汚れを落としておくとその分の水道代が節約できます。
魚や中華料理を作ったあとのギトギトになったフライパンには、洗剤をたっぷりと直付けしていましたが、お茶パックを使えばその必要はなくなります。
フライパンに洗剤を直付けしなくても、油がたくさんついたスポンジは泡立ちが悪くなるため、スポンジにつける洗剤の量も増えるはずです。
油汚れを落とすためにゴシゴシと食器をこすれば、その分スポンジがヘタるスピードも早いので、お茶パックを事前に使うことはスポンジ代の節約にもつながります。
出がらしのお茶パックはリサイクルですから費用はかかりません。
ゴミだったものを使ってこれだけの節約につなげるのですから、今までは捨てていた方も、ぜひ今日から油汚れ用に保管しておいてはいかがでしょうか。
油汚れを落としやすいお茶パックは
筆者が6か月チャレンジした中で、油汚れが落としやすいパックとそうでないパックがあることに気がつきました。

まず、紅茶などに多いこちらのパックは、強くこすると破れてしまうので取り扱いにやや注意が必要です。
サイズが小さいので、大きめのフライパンだと1つでは足りないときもあり、2個使うか、小さい食器を洗うときに使ったほうがいいかもしれません。
こちらは玄米茶のティーバッグです。

玄米茶のティーバッグでも汚れは落ちるのですが、お茶の性質上、保管しておくとお茶の成分によりヌル付きが出てしまいます。
油汚れを落とすこと自体に影響はないのですが、保管容器がヌルヌルになってしまうので、好まない方は汚れ落としに使わないほうがいいかもしれません。

筆者のおすすめは、麦茶パックなどに多い、こちらの大きめのパックです。
パック自体に耐久性があって破れにくいですし、サイズが大きいのでフライパンの汚れが落としやすい点が気に入っています。
これまで緑茶とルイボスティー、ほうじ茶のパックを使いましたが、お茶の種類による汚れの落ちにくさは特に感じませんでした。
お茶パックを再利用して節約につなげて
お茶類のパックで油汚れを落とせば、水道代や洗剤代、スポンジ代の節約につながりますから、今まで捨てていた方はぜひ今日から保管しておいてください。
筆者はお茶パックで油汚れを落とすようになってから、洗い物に対する面倒な気持ちが少し軽減されました。
お茶パックの再利用はストレスも軽減され、節約にもつながります。(執筆者:メルカリ取引500回以上 石神 里恵)