わが家では毎年3月に、防災について見直しています。
東日本大震災で被災した経験から、非常時の食料を備蓄しておくことは重要なのだと痛感しました。ところが、備蓄専用の食料品は割高なものが多く、家計にやさしい価格とは言えません。
そこでおすすめなのが、業務スーパーの商品です。業務スーパーには、賞味期限が長めの備蓄向き食材がたくさんあります。
今回は、まとめ買いもしやすい手頃な価格のものを中心に紹介します。
目次
1. 白がゆ:税込158円

お米があってもライフラインが止まれば、炊飯器は使えません。パックごはんも便利ですが、電子レンジでの温め調理が必須です。
東日本大震災のときには多くの地域で電気が止まってしまったため、パックご飯を食べるのでさえ苦労しました。そのようななかで役に立ったのが「おかゆ」です。
業スの「白がゆ」はすでにできあがっている状態なので、温めなくても開封するだけで食べられます。また、水も限られている非常時には、水分が多いおかゆは食べやすく便利です。
業スの白がゆは1袋に300gと量も多いうえに、税込158円と価格も手頃です。
店舗によっては、梅がゆや中華がゆなど、いろいろな味を取り扱っているところもあります。
2. さば水煮缶詰:税込93円

非常時の備蓄に最適なのが、さばの水煮缶です。
東日本大震災で被災した際に、自宅に買い置きしていたさばの水煮缶に助けられました。開けてそのまま食べられるうえに味もおいしいさば缶は備蓄食材に最適です。
業スでは1缶税込93円と他スーパーより安いので、まとめ買いもしやすいと言えます。
さばのみそ煮缶もおいしいのですが、味が濃いので喉が渇いてしまいます。災害時には、生活用水はもちろん飲み水の確保さえ困難です。
最小限の飲料水で乗り切るためにも、できるだけあっさり味の食べ物を買い置きしておくことが重要です。
オイルサーディンや味付け缶もおいしいのですが、水分が欲しくなるものは避けたほうが無難です。
3. フルーツミックス缶詰:税込102円

筆者が被災したときには、ライフラインのすべてが1週間以上とまり、食料のほか情報さえ何も入らない、とにかく不安でいっぱいの毎日でした。
そのような時にほっと癒やしを与えてくれたのは甘い食べ物です。甘いものを食べると、体だけではなく心まで癒やされます。実際に、筆者以外にも震災時に「甘いものを食べて心が少し落ち着いた」という人は多いようです。
業務スーパーのフルーツミックス缶詰は、梨、桜桃、パイナップル、ブドウ、チェリー、5種のフルーツ入りです。
汁ごとジュースにしたり、寒天と合わせてゼリーにしたりといろいろな食べ方で味わえます。フルーツミックス缶のほか、桃やみかんの缶詰も買っておくと非常時に役立ちます。
ちなみに、缶詰のフルーツを購入する際には、丸ごと入っているものよりもカット済みのほうが便利です。
非常時には水が止まる可能性が高いので、洗い物がでないように開けてそのまま食べやすいカットされたものを選びましょう。
業スなら低予算でも万が一に備えられる
非常用の備蓄食材は価格が高いものですが、業スの缶詰やレトルト食品を活用すれば、数千円で準備できます。
どれも賞味期限が長めなので、こまめに買いなおす必要もありません。
災害はいつどこで起きるかが予測できませんので、業ス食材を活用して万が一に備えておくと安心です。(執筆者:全方位型節約主婦 三木 千奈)