1人暮らしや転勤、単身赴任などで引越しをすることになり、新生活が始まるときは何かとお金が必要になるものです。
新しく家電が必要になる方は多いでしょうが、そんなときに便利なのが「メルカリ」です。
新品に近い家電が定価以下で購入できるので、新生活家電にかかる費用を節約できます。
しかし、あまりにも安過ぎる価格で販売されている家電には注意が必要です。
運が悪いと「動かない」「すぐ壊れた」などのトラブルに巻き込まれる可能性があり、そうなると家電を買い直さないといけなくなりますから、節約は失敗に終わってしまうのです。
では、メルカリで家電を購入するときは一体どの点に注意すれば良いのでしょうか。
また、妥当な値段はいくらくらいなのでしょうか。
目次
メルカリで安い家電を購入するときの4つの注意点
メルカリで購入した家電が届いた時点で壊れていれば、不良品として送料の負担なしで返品できます。
しかし、使い始めてしばらくたってから壊れた場合は、残念ながら補償の対象とはなりません。
つまり、メルカリでは「ある程度長く使えるもの」かつ「値段が安いもの」を選ぶ必要があるということです。
その際に注意すべきポイントをまとめてみました。
1. 価格が安すぎる家電は購入しない
たとえば定価が5万円するテレビが、数回しか使っていないのに1万円で売られている場合は、値段に飛びついて購入するとあとから痛い目にあう危険性があるので注意が必要です。
数回の使用なら新品に近いため、1円でも高く売りたい出品者の視点から考えると、新品の値段の2割引程度で売りたいと思うのが普通です。
それにも関わらず半額以下で売るということは、調子が悪かったりどこかに大きな傷があったりと、高めの価格では売れない理由が隠れているはずです。
質の良い出品者であれば事前に不調があること、傷があることを商品説明に記載した上で格安で出品します。
しかし悪質な出品者だと、不調や傷を隠したまま格安でサッと売ってしまおうとするのです。
悪質なユーザーによる粗悪な家電を購入するのを防ぐには、
・妥当な値段は定価の3~4割引なのでそれ以下のものは購入しない
この2点に注意をして購入してください。
2. 出品者の評価が悪いときは購入しない
値段が妥当であっても、出品者の評価が良くない場合は購入を控えたほうが良いです。
評価がよくない出品者が販売している家電を購入すると、
・すぐに壊れる
・梱包が雑で配送途中に家電に衝撃が与えられてしまう
・ついているはずの付属品がない
などのトラブルに発展する可能性があります。
とは言え、欲しい家電を出品している方の中に「残念だった」評価が0の方がいないときもありますが、そのようなときはメルカリでの購入を諦めるべきなのでしょうか。
筆者の経験上、悪い評価が数個あっても5段階評価が「星5」であればそこまで大きなトラブルには発展しません。
時には悪質なユーザーによって「残念だった評価」をつけられてしまう場合もあるので、取引き実績100件のうち1件が「残念だった評価」など、明らかに良かった評価のほうが多いときは購入を決めても良いと筆者は考えています。
3. 商品説明・画像が極端に少ないものは購入しない
商品説明や商品画像が極端に少ない家電を購入すると、ものが届いたあとに破損や汚れ、傷などが判明する可能性があります。
届いてすぐに判明すれば返品可能ですが、受け取り評価をしたあとだと返品不可ですから、泣き寝入りとなってしまうので注意が必要です。
コメント欄にて質問もできますが、あらかじめ丁寧に説明をしていない出品者は、適当な性格の持ち主であるケースが少なくないため、返信をいただけない場合もあります。
4. 年式が古いものは新品に近くても購入を控えた方がいい
新品に近い商品で妥当な価格の家電であれば、どんな条件でも購入すれば得かと言えば、実はそうでもありません。
一見良さそうな家電でもあまりにも年式が古いものは、壊れたときのメンテナンスができない可能性があります。
メーカーに問い合わせて修理が不可となると、新しく買い直さないといけません。
そうなると家電の価格によっては、初めから家電量販店で新品の家電を購入したほうが安くついた、と残念な思いをするかもしれないのです。
できれば2~3年以内に販売された家電を、予算的に厳しければ5年以内に販売された家電を購入すれば、万が一数年後に不具合が起こってもメーカーで修理をしてもらえる可能性があります。
安さだけにとらわれずお得な家電を購入しよう
新生活を迎える方の中には、家電一式を新調しなければならない方もいらっしゃるはずです。
家電量販店で新品のもを購入するとそこそこ高い費用がかかってしまうので、家電にかかる費用を節約するためにぜひメルカリを利用してください。
ただし安すぎるものや年式が古すぎるものは、のちにトラブルが発生し、新品を購入する以上の費用がかかる可能性があるので注意が必要です。
今回紹介した4つの注意点を参考にして、本当にお得な家電をメルカリでゲットしてください。(執筆者:メルカリ取引500回以上 石神 里恵)