あなたはメルカリの売上金を現金化するとき、だいたいどれくらいのペースで振り込み申請を行っているでしょうか。
「5,000円貯まったら申請する」
「1,000円以上になったらすぐ出金」
もしこのように「こまめに」出金しているのなら、もしかすると損をしているかもしれません。
なぜなら、メルカリでは売上金の振り込み申請を行うと、1回につき200円の振込手数料がとられてしまうからです。
塵も積もれば山となる、というように、1回200円と少額でも10回申請すれば2,000円とられてしまったことになるのです。
では、だいたいどれくらいで振り込み申請を行うと、お得になるのでしょうか。

目次
こんなときは振り込み申請をしよう お得に現金化するポイント
筆者はこれまでに600件ほどメルカリで取引をした実績がありますが、始めたばかりの頃はこまめに出金していました。
しかし、ある時を境に「振込手数料ってムダ」と感じるようになりました。
そこから、ある程度まとまった金額で振り込み申請するように変更しました。
そのときに気づいたポイントを紹介します。
1. 受取評価待ちのものがない状態で出金
受取り評価待ちの出品物があるということは、1週間ほどで売上は今より増えるということですから、振り込み申請のタイミングではありません。
たとえば、売上金が1万円あり、受取評価待ちの分の売上金が5,000円分あったとします。
2回にわけて振り込み申請を行うと、
(1万円 + 5,000円)-(2,000円 x 2回)=1万4,600円です。
が、1回なら1万5,000円-200円なので1万4,680円。
たった200円の差でも、5回繰り返せば1,000円、10回なら2,000円とお得度に差が出るのです。
早く現金で欲しい理由がある、しばらく貯めておきたいなどの理由がなければ、受取評価待ちのものがない状態まで待つというのを目安の1つとしてください。
2. 現金化する必要がないならそのまま
売上金は現金で使う用事がないのなら、無理に現金化する必要はありません。
売上金を獲得してから180日以内であれば売上金が失効することはないので、そのままメルカリアプリ内に売上金として残しておいても問題ないのです。
必要ないのに振り込み申請をすると200円の手数料が差し引かれてしまいます。
必要になったときに申請したほうが無駄遣いも防げます。
3. メルペイもしくはメルカリポイントに交換する
現金化にこだわらないのであれば、メルペイもしくはメルカリポイントに交換すると、振り込み申請にかかる手数料200円を節約できます。
ただし、メルペイ・メルカリポイントに交換し、目的もなく買い物に使っていては、せっかくの売上金を無駄遣いしてしまいかねません。
メルペイ・メルカリポイントに交換するときは、「何にいくら使うか」を決めてから交換手続きをしてください。

4. 売上金の月平均額を超えたら現金化する
たとえば、毎月メルカリでだいたい5万円ほど稼いでいるのなら、5万円を目処に現金化すると決めるのも1つの目安です。
毎月5万円ほど稼げるのに、1万円ごとに現金化すると決めてしまうと、手数料は200円 × 5回=1,000円です。
そこで5万円ごとに変更すれば、手数料は200円で済むので、1万円ごとに申請するより800円お得です。
毎月コンスタントにメルカリで稼いでいるなら、売上金の月平均額を目安にしてはいかがでしょうか。
5. 毎月10万円以上なら月2回出金するのもアリ
毎月10万円以上メルカリで稼いでいるなら、10万円貯まる前に現金が必要になる可能性がありますから「月2回」と決めるのもいいでしょう。
毎月10万円稼いでいる人が、1万円ごとに現金化していると手数料は2,000円となります。
月2回にすれば400円で済むので差額は1,800円です。
6. そこまで大きな金額にならないなら1万円を目処に
細かいものを販売して「ちょっとしたお小遣い稼ぎ」をしている方は、2万円や5万円などの金額を振り込み申請の目安にしてしまうと、なかなか現金が手に入りません。
かといって、2,000円ごとに現金化すると、1万円分の売り上げが貯まるまでに200円 x 5回=1,000円も手数料が取られてしまいます。
1万円まで待つようにすればそこまでハードルは高くありませんし、手数料も低めで済むので参考にしてはいかがでしょうか。
今まで手数料がいくらかかっていたのか1度計算してみて
中にはこう思う方もいらっしゃるかもしれません。
そう感じる方は、1度これまでに現金化のために手数料をいくら支払っていたのか計算してみてください。
きっと思ったより高額のはずです。
私も初めの頃は、1か月の間に800円ほど手数料を支払っていました。
仮に1年続けたとすると、800円 × 12か月=9,600円も手数料として支払っていることになります。
この金額を見ると「手数料も節約しなければ」という気持ちになるはずです。
ぜひ紹介した6つの方法を参考にして、メルカリの現金化にかかる手数料を節約してください。(執筆者:メルカリ取引500回以上 石神 里恵)