先週はBOX下限到達後反発するも上げきれない雰囲気で方向感乏しく狭いレンジで推移し、前週金曜日の安値を更新して切り下げる動きで週末入りとなり、上値の重さをうかがわせる一週間となっています。
週明けはゴールデンウィークに伴い木曜日金曜日の2営業日となります。日本が休みの間に米国は4営業日こなします。
連休明けが上下どちらに振られるかは、誰もわからない状況での連休突入となりました。
目次
新たなトレンドが始まる前兆
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ファンダメンタル的には日本国内のコロナ感染拡大に伴う非常事態宣言の発出や、蔓延防止地区の拡大などは連休中にさらなる拡大が危惧され、連休明けの大きい反発は想定しづらいものの6日後の状況はだれもわからないことというのが妥当であると考え「むやみやたら」にポジションを寄せることは得策でないと考えます。
チャート的には金曜の安値更新は切り下げ型のミニ三角保ち合い下離れとも見受けられ、下げ示唆としては最大の要因として、一目均衡表の雲を下抜けして下げ加速の雰囲気で連休入りとなっています。
今回の下抜けも前回同様翌日にすぐ雲入りできるか連休明けに注目です。
さらに週足のボリンジャーバンドではバンドが収斂を開始しており、新たなトレンドが始まる前兆と見受けます。
月足は陰線形成で3月と合わせて「陰々の包み」で下を示唆しており、ボリンジャーバンドでは+1σを割り込みました。この動きが5月にどのような影響を与えるのか注目です。
現状分析
5日線
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下向きから始まり一旦上向きとするも週末は下向きとして細かい波うちする形で膠着感の強い一週間となっています。
位置としては上に飛び出すも週末には下回って週末入りしたことで下に向かおうとしていると見受ける位置取りとなってますが、どうなるでしょうか?
25日線
上向きと変えそのまま週末入りとなり、波うちが細かくなっていることを示しています。
位置としては一週間を通して下に乖離した状況です。昨年3月の反転以降4月に上抜けてから25日線の下を推移する期間が最長となっており、トレンドへの陰りを感じさせることが起きています。
75日線
変わらず上向きを維持していますが、位置は下回って推移しており、上値抵抗線となっているように見受けられます。
現状100日線をサポートライン75日線を上値抵抗線としているように見受けます。
連休明け25日線・75日線のデットクロスが起きそうな位置取りとなっていることでクロスするか注目です。
週末の足型
「陽線陰線のたすき線」形成で下を示唆しているのかなと見受ける形状です。
トレンドライン
下は3月5日・24日・25日・4月21日の安値の横軸が硬い下値支持線となっていると考えます。
出来高が薄いゾーンとして2万8,700円から2万8,800円の価格帯の横軸がサポートラインとなって根固めしているように見受けます。
上に関しては、目先75日線を意識しつつ4月22日・26日・27日の高値を結んだ概ねラインを気にしていると思います。
その上に25日線があり、ここを抜けると切下がりのラインとして4月6日・9日・19日の高値を結んだ切下がりのラインが機能してくるのではと考えます。
テクニカル指標
一目均衡表
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雲を下抜けとなり、トレンドに変化が出たかという形を形成しています。
ボリンジャーバンド
先週後半は微妙に収斂にむかっています。
位置が-1σ週末に下に割り込んだことで、週明け-2σへ到達や割り込みとなるようであれば下へのボリンジャーウオーク、-2σを抵抗線として反発に転じることととなればBOXとなりそうです。
スローストキャスト
上げきれずデットクロスとなりデットクロスの位置も切り下げてきています。弱さを示していると考えられます。
総合判断
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BOXに陰りは見せているもののまだBOXの中を推移と考えます。
下抜けする可能性を示すシグナルはあるので下抜けも意識していきたいと思います。
連休明けに下抜けを払しょくしてBOX上限を戻すなんてことが起きてもおかしくないので、連休明けの動きに合わせての対応が必要になると考えます。
私的には昨年のコロナショック前の動きに似たものを感じるので、注意深く動きを見極めていきたいと思います。(執筆者:城 晶子)