ハウスクリーニングは副業として検討しやすく、意外と人気があるものです。
その反面、華やかなイメージを持ちすぎて失敗してしまう方も多いのが実状です。
「具体的な始め方やかかるお金、収入例も知りたい」
ハウスクリーニングを副業として考えた際には、このような疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
そこでこの記事では、「ハウスクリーニングを副業として始める場合のやり方や収入例について」をまとめました。ぜひ参考にしてください。
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目次
副業として始めやすい理由・コストと収入例
実は、当記事では筆者の友人をモデルにまとめているのですが、その友人はインターネット関連がとても苦手です。
ハウスクリーニングはインターネットが苦手な人でも取り組めて、技術次第でどんどんと収入を伸ばしていけます。
ステップアップも望めるので、将来的にはスタッフへと業務を移行していくこともできます。
ハウスクリーニングを副業として始めるには
サラリーマンとして働く傍ら、副業として休日のみ稼働するのであればいくつかの手段があります。
いきなり無知識で開業するとかなり厳しいため、最初は休みの日にだけハウスクリーニングのアルバイトをしてみるのがおすすめです。
技術や実際の現場、提供すべきサービスの質を学べてすぐに実践に活かせます。個人で開業した際にも、営業時に実績を証明するのに役立つことでしょう。
また、ハウスクリーニングの業者における時給は1,000~1,300円が相場です。休日に8時間働いたとして、月間9日間の稼働であれば単純計算で7万円~9万円ほどの副収入になります。もちろん、これでは休みなしになってしまうので、月に4回前後の稼働が無難だと言えます。
少しずつ開業資金を貯めつつ知識と経験を積み上げていくのが理想です。
具体的なコストと収入例
ゼロからスタートする場合、フランチャイズでブランドの看板を利用するのが一般的です。
・ リセッターズ:開業資金267万円
・ 便利屋!お助け本舗:開業資金99万円
フランチャイズで始める場合には、お店の看板とノウハウや消耗品・必要物品のサポートがついてきます。
しかし、無知識で始めるのはあまりおすすめできません。お客さまが価値を感じなければ長期的に見て収益は得られにくいことでしょう。
個人でフランチャイズに加盟して収益を上げている筆者の友人は、月収にして30万円前後の収益があります。
現在では法人化して、積極的に規模拡大を目指している最中です。
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将来的なステップアップの流れ
個人で始めた場合のステップアップの流れは、次のとおりです。
最初はノウハウ獲得と開業資金の貯蓄でアルバイト
Step 2.
個人事業主として休日のみ稼働しながら規模拡大
Step 3.
軌道に乗れば平日も稼働してスタッフ増員
Step 4.
スタッフに現場を任せて営業に回る
上記は筆者の友人の実際の例です。友人はすでに40代後半で体力の低下を感じているようで、いずれは営業も任せて経営に専念したいと話しています。
ハウスクリーニングを副業として始める際の注意点
ハウスクリーニングに限らず事業を始める際には、「資金があまりかからずに、すぐに回収できる」という見込みではかなり痛い目を見ます。
また、ハウスクリーニングのみで生計を立てようとするには並々ならぬ努力が必要です。
たとえば、筆者の友人は地道に営業活動をして、4年ほど休みなしで働いて軌道に乗せました。
しかし、副業として始めるのであれば努力次第で地道に信用を築いていけて、法人化して軌道に乗せることも可能です。
華やかなイメージを持つと失敗しやすいので、まずはアルバイトで現場感を知っておくのが良いかもしれません。
週末起業を考えるならハウスクリーニングもあり
インターネットが得意な方は、Webライティングやデザイン、プログラミングを視野にいれてみてください。
体を動かすのが得意な方であれば、シェアリングエコノミーでの副業やハウスクリーニングを検討してみるのが良いかもしれません。
しかし、いずれも収益を得るためには努力が必要であり、継続する力も必要です。自分にできる範囲で少しずつ挑戦して、大きな力にしていくと良いことでしょう。(執筆者:奥泉 望)