「地方副業」は、最近流行の兆しを見せています。
リモートワークが浸透してきた今だからこそ、地方に対する副業の姿勢も変わりつつあります。
そうは言っても、どのようなことをしているのか、実際の収入はどのくらいなのかが気になりますよね。
「実際の収入例ってどれくらいになる?」
地方副業について気になった際には、このような疑問を持たれる方もいらっしゃることでしょう。
そこでこの記事では、「地方で副業をする『地方副業』の詳細と収入例について」をまとめました。ぜひ、参考にしてください。
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目次
地方で副業:働き方と収入例
最近話題の地方で働く副業は、主にリモートワークが中心です。
都心で本業をこなす方は、副業のために移住や移動をしようとは思えないですよね。
以前から地方副業についての話題があったものの、そもそも副業について理解がなかったことや企業がリモートワークに懐疑的だったこともあり、全く浸透していませんでした。
しかし、ここ最近ではコロナウイルス感染症の影響によってモートワークが進み、地方企業としても少しずつハードルが下がっていったという流れがあります。
地方で働く副業の仕事内容
地方副業の業務は大きく分けると次の2つです。
・ デザインやアイディアといったクリエイティブな業務
よく聞くのはWebデザインやアイディアを創り出すクリエイティブな副業です。
企業のサイト作成や新しいデザインを依頼する地方の企業も増えています。
しかし、最近ではより経営に近い部分の副業も増えていて、企業が抱えている課題解決や新規事業立ち上げにコミットする事例も増えてきました。
最近流行している地方副業は「地方企業の活性化」がキーワードになっている印象です。
たとえば、SNSの発信を得意とする個人がいて、新たにSNSを立ち上げて数字を伸ばしたい企業から業務委託を受けるという事例もあります。
また、
・ プロジェクトのマネージャーといった形での関わり方
も増えている状態です。
拘束時間・出勤時間
ほとんどの場合には決められた出勤時間というものがなく、スキマ時間で作業を進める内容ばかりです。
普段は仕事終わりや休憩時間にメールやチャットで済ませ、休日は週に1回時間を大きく取るようなスタイルが多いことでしょう。
明確な決まりや平均はまだないものの、大半は週に1~4回ほどの出勤時間としてカウントされます。
収入はどのくらいになるのか
週に1~4回ほどの出勤時間として、目安の収入は月に1~10万円前後と非常に幅が広いのが実状です。
筆者も地方の小さな企業から相談を受け、事務員兼マネージャーとして活動した時期があります(問い合わせ対応と業務改善がメイン)。
その際には、月間固定の報酬で5万円ほどでした。過去に管理職で業務改善を行った経験があり、効率化のお手伝いをしています。
ほかにも成果物に対して定められた報酬が支払われる場合もあり、収入には非常に幅があります。
ただし、一般的には、10万円を超えるほどの事例はあまり見かけません。
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地方副業をするうえでの注意点
地方副業は依頼側も不明確な点が多いため、「どうやったら形になるだろう…?」と思いながら依頼することがあります。
たとえば、技術は持っているけど商品開発をしたことがない地方企業があったとして、次のような悩みを持って依頼するという流れです。
「自分たちの技術を使って、何か作れないだろうか?」
つまりお互いに手探りで形にしていく業務が多く、ある程度のビジネス経験や考えながら行動できる人材が求められています。
成果物さえ納品すればOKという考えでいると、地方の活性化とうまくマッチしない場合が多い点に注意が必要でしょう。
「地方副業」が新たな働き方の1つになる可能性
地方副業はまだまだ定義ややり方が整っていないものの、地方や副業をする人にも少しずつ浸透してきています。
筆者もWebコンテンツの作成依頼で地方企業とつながる機会が多く、少しずつなにかの形で地域活性化と関わることが増える見込みです。
しかし、まだ具体的な定義や明確なルールが存在していないように感じたので、また新しい情報が入ればまとめていこうと思います。(執筆者:奥泉 望)