8月に突入し、ついに夏本番を迎えました。
夏のお楽しみといえばお祭りにプール、フェスなどさまざまなイベントがありますが、今年もコロナの影響で家の中でゆっくりと過ごす方が多いことでしょう。
しかし、家族揃って家の中にいる時間が増えると同時に上がってしまうのはエアコンの使い過ぎによる電気代です。
近年は昔に比べると9月前半頃まで真夏日が長期的に続くため、少しでも節約すべくどうにか工夫をしてエアコンの使い過ぎを防ぎたいところです。
そこで今回は、身近なアイテムでお金をかけずに体を冷やす「5つの方法」を紹介します。
目次
お金をかけずに体を冷やす「5つの方法」
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1. 保冷剤を体にあてる
買ってきたケーキやお土産でもらったお菓子などに必ずと言っていいほどついてくるのが、無料の保冷剤です。
捨てずに保管しているものの使い道がないのでそのまま冷凍室の中で眠らせている方は多いと思います。
保冷剤をタオルやハンカチで巻いて体にあてることで暑さをグッと和らげることができるので有効活用するようにしましょう。
ただし、どこに当てても効果を得られるというわけではありません。首筋や足の付け根、脇の下など太い血管がある部位に当てることで効率良く体温を下げることが可能です。
最近では冷凍済みのペットボトル飲料を販売しているコンビニもありますので、外出先で手元に保冷剤がないという場合にはそのようなアイテムを利用するとよいことでしょう。
2. 扇風機の前に氷を置く
エアコン以外で暑さをしのぐ方法といえば扇風機がありますが、30度を超えるような暑さに見舞われてしまうと我慢できずについエアコンのスイッチを入れたくなるものですよね。
扇風機を使用する際に実践して頂きたいのが、扇風機の前に金属製のボウルに入れた氷を置くという裏技です。ボウルの周りの空気が冷え、扇風機によって涼しい風を送り届けることができます。
ただし、氷だけではすぐに溶けやすいので適量の塩を加えることをおすすめします。
氷に塩を加えることで温度が急激に下がり、氷が溶けにくくなると同時に室温を下げることにもつながります。
3. 就寝する際にはひんやりジェルマットや水枕
ホームセンターやショッピングモールの雑貨店で販売されているのが敷きパッドなどの冷感寝具です。
効果のあるものは口コミで情報が多く流れていますが、わざわざ新たに購入するとなると最低でも2,000円~3,000円程度の出費になるので購入を躊躇している方もいることでしょう。
少しでも安く済ませたい場合には、冷感寝具の代わりにダイソーなどでも安価に売られているひんやりジェルマットがおすすめです。
事前に冷蔵庫で冷やしておき、枕元に敷いて寝るだけで体感温度が下がり、朝までぐっすりと眠れます。
自宅に氷枕(※風邪をひいた際に氷水を詰めて使用するゴム製の防水袋)がある方は、そのようなものを夏用の寝具の1つとして使用するのもおすすめです。
4. ブラインドやすだれを使って直射日光を防ぐ
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直射日光の当たる窓にブラインドをおろしたり、すだれをかけるだけで室内温度を1~2度程度下げられます。
シンプルにカーテンを閉めるだけでも直射日光を避けることはできますが、ブラインドやすだれの場合には遮光しつつ風を通すのでエアコンを使わずに涼みたい時にも快適に過ごせます。
5. 冷感タイプのボディシートで体を拭く
汗をかいたままの状態でそのまま過ごしていると肌の上に雑菌が増殖し、ニオイの原因にもなってしまいます。
メントール配合の汗拭きシートであればひと拭きすることで体感温度が下がり、清潔な肌を保てます。
また、汗拭きシートはサイズもコンパクトなものが多いので外出時に持ち歩けたり、寝苦しくて起きもののシャワーを浴びるは面倒だという時にも枕元に置いておけばさっと使えて便利です。
体調も整えられ電気代も節約
日本の夏は年々平均気温が上昇しているため、完全にエアコンを使わないというのは難しいかもしれません。
しかし、エアコンの使用回数を減らせば体調管理ができるうえに温暖化防止にも貢献できます。さらに電気代の節約もできるので良いことづくめです。
浮いたお金で「旅行に行ったり、美味しいものを食べよう」などといったちょっとした目標を立てるとモチベーションもUPしますので、紹介した方法を楽しみながら試してください。(執筆者:栄養士、おうちご飯研究家 池田 莉久)