引っ越しをして1か月がたち、ガス料金の請求を見て高くて驚いてしまいました。
今までは都市ガスを利用しており、都市ガスより料金が高いプロパンガスと分かっていて入居しましたが、
と声に出すほど高かったのです。
同じ用途で使うガスなのに、ガス会社によっては料金が異常に高く設定されている場合があります。
せっかく家賃が安いところに入居したはずなのに、ガス料金が異常に高くて月々の光熱費がかさんでいたりしませんか。
そこで今回は賃貸でもすぐにできるガス料金の節約方法をご紹介します。
目次
ガスの利用を控える
ガス料金を知り、今すぐにでもガス代金を節約せねばと思い、まずはなるべくガスの利用を控える生活を実践しました。
実際に実践して節約できたものと、失敗談をご紹介します。
(1) 給湯温度の設定を下げる
ガスを利用するものとしては、主に入浴や皿を洗う際に使うお湯と、料理の際にガスを利用する2パターンが多いと思います。
まず、お湯に関しては、給湯温度の設定を見直しました。
皿を洗う際は、給湯温度の最低温度(37度)に下げました。
はじめは水で洗っていたのですが、やはり油汚れはお湯でなければ落ちないので、油汚れの食器や鍋を洗う際は、最低温度のお湯で洗うようにしました。
37度でも十分お湯として奇麗に油が落ちてくれます。
また、入浴に使うお湯に関しては設定温度が低すぎると、寒くて風邪を引いてしまっては本末転倒なので、自分が心地良い温度に設定しました。
心掛けたことは、自動湯沸かし機の場合は、設定湯量まで達すると、設定温度を維持するために自動で追い炊きがされ、
その際にガスが使われるので、お風呂が沸いたらすぐに自動の追い炊き機能のスイッチをオフにしていました。
そして家族の入浴時間をなるべく集中することで、追い炊きでガスを使用しないようにしました。
しかし毎日家族が同じ時間帯に入浴するのが難しい日もあるので、お風呂のお湯の温度がなるべく下がらないよう、
以下の写真のように100均で購入できる保温シートで蓋をしていました。

(2) ガスコンロを極力使用しない
料理では極力ガスコンロの使用を控えました。
ガスコンロの代わりとして役立ったのが、ホットプレート、電子レンジ、オーブントースター、圧力鍋、ケトルです。
野菜を加熱する際は、電子レンジを利用し、肉魚はホットプレート、電子レンジ、オーブントースターで調理しました。
茹で卵も電子レンジでうまくできました。

麺類も、最近では電子レンジで茹でる方法もあります。
失敗したのは、つけ麺などの生麺は電子レンジでは茹でた際に火が通らずつるつるの麺にならなかったのです。
それ以降、生麺を食べる際は、ケトルでお湯を作り、必要な茹で時間だけガスを使いました。
ガスを節約するために食べたいものを我慢するなんて絶対に嫌だったので、週に1度は思いっきりガスを使って揚げ物はしていました。
カレーや肉じゃがなど煮込み料理の際は、野菜は電子レンジで加熱し、あとは圧力鍋を使い短時間のガスの利用で調理をしていました。
干物など焼き魚は、はじめはホットプレートで焼いていましたが、脂が落ちずにべとついておいしくなかったので、焼き魚も必要な時間だけガスを使用しました。
(1) (2) を1か月意識して行うことで、1か月の使用量13.6立方メートルから8.3立方メートルまで減らし、金額としては約4,000円抑えることができました。
少しの意識や工夫で無理なく4,000円節約できました。
年間を通すと4万8,000円も節約になるので、ガスコンロをやめてIHクッキングヒーターを購入してガスを極力使わないのもひとつの選択肢かと思います。
ガス料金の値下げの交渉
はじめにガスを極力使わない方法を紹介しましたが、やはりそもそもの料金を下げられるのならば下げるべきです。
お風呂にしても冬は追い炊きをしなければ寒くて凍えてしまいます。
ガス料金はガス会社が自由に料金を設定しているので高くも安くもできるものです。
そこで、ガスの利用を抑えるのとともに、ガス会社に連絡をして料金の交渉をしました。
まずは住んでいる地域のガス料金の相場を調べ、契約しているガス会社に電話をし、相場よりこんなに料金が高いので、下げて欲しい旨を伝えました。
下げるのが難しい場合は、他の入居者に声をかけて大家に交渉し、ガス会社を変更してもらうように説得するということも伝えました。
私の場合はこれで40%の値下げに成功しました。
賃貸だからと諦めずに、ダメ元で交渉してみることが大事です。
年間にすると9万6,000円も差がつく
入居して2か月目でガス利用の節約により約4,000円節約し、3か月目でガス利用の節約とガス料金の値下げ交渉により、使用量が5.9立方メートル、2か月目のガス料金と比べさらに4,000円節約することに成功しました。
1か月目と比較すると8,000円の節約です。
年間にすると9万6,000円も差が出ました。
皆さんも今回ご紹介したガス料金の節約を参考にして、光熱費を節約してみてください。(執筆者:永倉 南)