季節の変わり目の衣替えは、着る予定のない服や小物を整理する絶好のチャンスです。
着なくなった服の処分方法はいくつかありますが、リサイクルショップに売る方法は気軽に活用しやすく収入になるので、活用されている方も多いのではないでしょうか。
実は秋冬物の買い取りは8月から9月にかけてがベストシーズンで、より高い値段で売れる可能性があります。
早めに売りに出す方が良い理由と、リサイクルショップで服や小物を高く売るコツをお伝えします。

目次
季節が移る前に買い取りに持っていくと良い理由
秋や冬が訪れる前に、秋冬物の服や小物を売ると良いのはなぜでしょうか。
それは
とリサイクルショップが考えているからです。
「少し涼しくなってきたから長袖を買いたい」「だんだん寒くなってきたからアウターが欲しい」と、お客さんが思ってショップに足を運んだ時に、品ぞろえを充実させておきたいのです。
季節が移り変わる前に秋冬物を買い取りたいというリサイクルショップ側の需要が高まっている時期だから、良い値段で買い取ってくれます。
実際に、全国に100店舗以上ある大型リサイクルショップのトレジャーファクトリーは、いま秋冬物の買取強化中です。
秋物は8月~9月、冬物は8月~12月が買取強化の期間となっています。

リサイクルショップで服や小物を高く売るコツ3つ
良い時期に買い取りで服や小物をショップに持ち込んでも、不要になったものをそのまま持っていくだけでは損をしてしまうことがあります。
せっかく時期にこだわって売るのならば、より高く売れるようにひと手間かけると良いです。
私の経験から、リサイクルショップに買い取りを依頼する時に心がけていることを3つ紹介します。
1. 服は洗濯をして、見た目を整える
より高く買い取ってもらうためには、見た目も重要です。
引き出しの奥から出してきたままのしわくちゃの洋服の状態では、たとえ買い取ってくれたとしても良い値がつきにくいです。
商品として売るために、リサイクルショップが手入れをする必要があるからです。
・ しわが目立つ素材の場合はアイロンをかける
・ とれかけているボタンはつけ直す
・ 毛玉はとる
できるだけ見た目を整えて、リサイクルショップに持って行きます。

2. 小物類は汚れを落とす
小物も洋服と同じで、見た目を整えてから持って行きます。
たとえば、
・ バッグなら、汚れをチェックして中にホコリがたまっていないかを確認します。
・ 冬物のブーツは、革なら1度みがいてピカピカにします。
・ ムートンブーツなどは、毛並みを整えるだけでも見た目が良くなります。
以前、押入れの中でカビが生えてしまったバッグがありました。
男性もののコーチのボディバッグでしたが、きれいに磨いて買い取りに持っていったところ、思った以上の値段がついたのです。
アウトレットで約3万円弱だったボディバッグ(元値は5~6万円)を、8,000円で買い取ってもらえました。
見た目を整えて持って行くことの威力を実感した出来事です。
3. 値段に満足いかない場合、他のリサイクルショップに持っていく
見た目を整えて買い取りの査定に臨んでも、思った値段がつかないこともあります。
そればかりか、「状態が悪くて買い取れません」と返されることもあります。
そんな時でもまだあきらめるのは早いです。
他のリサイクルショップに持って行きましょう。
先日、サイズアウトした娘のムートンブーツをリサイクルショップに持って行きました。
1店舗目では状態が悪いと断られ、買い取ってもらえませんでしたが、2店舗目では300円の値段をつけてくれました。
お店によって状態の判断や買い取りたいと思っている商品が違うので、いくつか回ってみてください。

季節の終わりにリサイクルショップに持っていった服はどうなるか
衣替えをした時に、不要になった夏物が出てくる場合もあるでしょう。
もお伝えしておきます。
リサイクルショップは在庫を抱えたくないので、終わってしまう季節の服はほぼ値がつきません。
「夏物なので買い取れません」と言われるか、「全部まとめて10円です」とかなり安い金額を提示されることが多いです。
この場合できることは、次の3つです。
2. メルカリに出品する
3. 捨てる
きれいな状態なら、次の季節までとっておくか、メルカリで売ることを検討します。
メルカリは、リサイクルショップより少し遅いタイミングでも売れることがあります。
また、出品者は自分なので、好きな時期に好きな値段をつけられます。
売れたらラッキーくらいの気持ちで出品するとよいです。
そこまでよい状態でなければ、売るのは諦めて捨てます。
次の季節までとっておいても高く売れる可能性は低いですし、いさぎよく手放して収納スペースを有効活用した方が生活の質が上がるからです。
今すぐ秋冬物の見直しをしよう
着ない服や使わない小物は持っていても収納スペースを無駄にとるだけです。
なるべく早めにいるかいらないかの判断をして、ベストシーズンに売りに出すことでお得につながります。(執筆者:元銀行員で転勤族 福島 怜実)