8月から10月にかけて、全国的に台風が発生しやすい季節です。
対策グッズはホームセンターで入手できますが、台風発生直後は品切れしてしまいます。
100均にも対策グッズは販売しているので、サイズや予算に合わせることで上手に使い分け、日頃から台風の備えをしておきましょう。
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目次
養生テープ
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主にホームセンターで販売していますが、少量なら100均でも購入できます。
ガラスの強度を上げて破損防止をするというより、割れた際の飛散防止に使います。
「割れないようにする」のではなく、「割れた際の被害を軽減する」のが目的です。
養生すれば安心、というわけではない点は、くれぐれもご了承ください。
風で飛びそうな障害物は全て寄せる、カーテンを閉めるなど、自分でできる台風対策はしっかり行いましょう。
窓に直接貼り付ける場合は、米印のように貼りつけると効果的です。
時間が経つと次第に劣化し剥がしにくくなるので、台風通過後は速やかに剥がしましょう。
窓ガラスに直接貼りたくない場合
その場合は、新聞紙、ダンボール、ブルーシートなどを窓に当て、枠への固定に養生テープを使いましょう。
光を通さないので部屋は暗くなりますが、窓への負担は軽く済みます。
透明なプラスチックダンボールや飛散防止フィルムを利用する方法もあります。
コスパ
ホームセンターで購入すると、プラスチックダンボールは約180 × 90cmで700~900円、飛散防止フィルムは1,500円以上します。
見た目をきれいに対策するほど値段は上がってしまいます。
コスパと見た目、糊残りのリスクなどを総合的に考え、納得できる方法を選びましょう。
養生テープは光を通すので、部屋が暗くならず、値段も安く済みます。
貼り方にもよりますが、米印に貼ると窓ガラス1枚分で50円前後とコスパは良好です。
使い捨てなので、保管に場所も取りません。
ガムテープに比べると粘着剤が残りにくいので、ブルーシートの固定にも使えます。
水に強いポリエチレン繊維でできているので、室内外で活躍します。
長期保存は粘着剤が劣化するので、使用する分はその年に購入し、使い切りましょう。
剥がしやすく油性ペンで書き込みできるので、ラベルや梱包材代わりに使えます。
ダイソー:38mm × 10mが100円
ダイソーは乳白色、緑、黄色の3色展開です。
大きめの窓数枚分ならホームセンター、小さい窓や部分的な使用なら100均がお得です。
ブルーシート
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台風や地震後は、ホームセンターのブルーシートが一気に売り切れてしまいます。
あまり知られていませんが、100均でもブルーシートは販売しています。
薄いので、雨漏りや隙間からの浸水防止に使うには心もとないですが、窓ガラスの飛散防止や、簡易的な風除けなどには使えるかと思います。
サイズは小さいですが、かさばらず安いのがメリットです。
ダイソーは1.8 × 1.8mが100円
3.6 × 5.4=タタミ約12畳分
1.8 × 1.8=タタミ約2畳
屋根全体など、広範囲の場合は継ぎ目が無いホームセンターのシートを利用しましょう。
100均のシートは補助的なものと考えて使い分けてください。
ご自宅で予想される被害のタイプに合わせて、備えておくと良いでしょう。
バケツ
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台風被害によって雨漏りや断水が起こることもあります。
お風呂の水を生活用水に使用する際など、持ち手付きの容器があると便利です。
フタ付きのバケツもあるので、衛生面に配慮した使い方もできます。
ホームセンターに比べて100均は安価なので、数年使う程度なら100均がオススメです。
8Lバケツ → 100円
10Lバケツ → 200円
ホームセンター:
8Lバケツ → 200~400円
10Lバケツ → 400~600円
金属製や、厚めのしっかりしたプラスチック製だと1,000~2,000円します。
長期間使う前提なら、劣化しにくいバケツも候補に入れて考えましょう。
ランタン・懐中電灯
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台風では停電が起こる可能性があります。
光が無いと人間は不安になってしまいますから、光源を確保しておくことは大切です。
携帯電話でもライトは使えますが、通信機能以外でのバッテリー消耗は勿体ないです。
ライトは別で確保しておくと良いでしょう。
ライトは用途に合わせて複数用意しておくと役立ちます。
トイレの際など、移動に持ち運ぶ小さいライトと、部屋を照らす大きめライトは分けて用意しましょう。
ダイソー:
ミニライト100円~
ランタン500円程度
ちょっとした移動であれば、100円のライトの方が安くて軽くて扱いやすいでしょう。
100均のライトは壊れやすいイメージがあります。
最も心配なのは、緊急時に箱から開けたけれど使えない状態です。
近年のダイソー家電は数百円商品が増え、作りもしっかり、外見もオシャレになりました。
購入後は初期不良がないかすぐに確認し、その後はしまっておかずに日常使いすることで、100均家電でも緊急時にしっかり活躍することでしょう。
ミニライトは100均、大きなライトはホームセンター、などバランスよく使い分けることで、値段を抑えつつ、不安な気持ちを取り除けるように工夫しましょう。
低予算でも心強い
日本に住んでいる以上、地震や台風に備えておくことはもはや必須条件です。
使う機会がないことが理想ではありますが、最低限の備えはしておきましょう。
100均やホームセンターなどを賢く利用して、対策グッズをそろえていきましょう。(執筆者:100均勤務経験の栄養士 山城 奈々)