投資を始めようと考えたときにどうやって始めたらいいかわからないというお声をよく聞きます。
そこで投資を始めるときに考えること、ネット証券口座開設でつまずきやすい一般口座と特定口座について書かせていただきたいと思います。
投資信託や株式投資を始めようと考えたときに最初にやることは、銀行や証券会社へ出向いて相談をする、もしくはネット証券で口座を開設するという2択になります。
ここで考えたいのは、窓口で相談して投資をするのとネット証券で口座を開設するのではどのようなメリットデメリットがあるのかということだと思います。

目次
銀行や証券会社へ出向いて相談をする
まず窓口で投資を行うメリットは、すぐに相談できる相手がいるという点になります。
よくわからない投資商品を購入する際に相談相手がいるというのは安心につながるので始めやすいのではないでしょうか。
しかし、その分手数料などコストがネット証券に比べ高いという点がデメリットとして挙げられます。
ネット証券で口座を開設する
それに対し、ネット証券では口座開設、商品選択すべて自身で行う必要があるため手間がかかるというデメリットがあげられます。
しかしコストは安く済むというメリットがあります。
同じ商品で同じ金額で同じように投資をした場合、コストが安く抑えられたほうが投資結果がよいというのは想像がつきやすいのではないでしょうか。
どちらもメリット、デメリットはあるのでご自身にあった方法で始めることを検討しましょう。
ネット証券で口座開設したいけどできるか不安と思っている方も、各証券会社電話で丁寧にサポートをしてくれるのでぜひ挑戦してみてください。
総合口座と特定口座
早速ネット証券口座に挑戦したけど、特定口座開設を希望するかという設問で引っかかってしまったという方も多いのではないでしょうか。
株式や投資信託の購入に必要な口座は、総合口座になります。
この総合口座をお持ちであれば証券会社の提供するサービスはほとんど使用できます。
NISA口座やiDeCo口座は総合口座開設後に別途お申し込みが必要になり、外国株式や信用取引も別途お申し込みが必要な場合がありますのでご注意ください。
確定申告の手間を軽減できる「特定口座」
そして総合口座開設時に、特定口座をという言葉が出てきます。
まずここで抑えておきたいのは投資信託や株式で利益が出た際に利益の約20%を課税しなくてはならないということです。
つまり利益が出た場合通常確定申告が必要になります。
そこで確定申告の手間を軽減してくれるのが特定口座になります。
特定口座の中には、源泉徴収あり口座と源泉徴収なし口座という2つがあります。
特定口座で源泉徴収ありを選択すると、確定申告の書類作成から納税までを証券会社が行ってくれるというものになります。
源泉徴収なし口座を選択すると、確定申告に必要な書類の作成を証券会社が行ってくれるので、それを使用し確定申告をご自身で行うことになります。
特定口座を開設せずに一般口座を選択した場合、確定申告の際に書類作成から納税まですべてをご自身で行う必要があります。
特定口座を作成しなかったという場合でも、途中から特定口座を作成できることがほとんどなので確認してみてください。
勤務形態によって異なります
確定申告を自身で行う場合は特定口座源泉徴収なし口座もしくは一般口座、確定申告はお任せしたという場合は特定口座源泉徴収あり口座を選択する方が多いかと思います。
ご自身の勤務形態によって異なるかと思いますので参考にご検討ください。
また特定口座を開設した場合でも、取引ごとに一般口座での取引も可能ですのでご安心ください。(執筆者:長谷川 祐子)