節約家の中には、娯楽費、旅行代、美容代まで削り、徹底する人もいます。
しかし、筆者の場合は「ゆる節約」で、節約するべきところはして、美容代や教育費などでは必要経費と感じるなら投資すべきと考えています。
もし、そういった費用がないと人生の充実度が違ってくると考えるからです。
では、美容費の中でも費用や時間のかかるイメージのある「脱毛」はどうでしょうか。
この記事では、もし脱毛に通わず自己処理をするなら今後いくらかかるのか試算し、どれくらい節約効果があるのか検証します。

目次
脱毛の「節約効果」2つの側面
脱毛に通うにあたり、迷うのは料金の高さかもしれません。
しかし、自分で処理することを考えると、料金の高さはあまり気にならなくなります。
エステ脱毛、医療脱毛に通うことでの脱毛の節約効果は、2つの側面を持っています。
(1) 金銭的な節約効果:除毛にかけているクリーム・ワックス、かみそり代がなくなる
(2) 時間的な節約効果:除毛処理にかけている時間がなくなる
具体的にどういったことなのか説明します。
1. 金銭的な節約効果
ムダ毛処理のためにかみそりをはじめ、脱毛クリームや脱毛ワックスなどで除毛していると、定期的な出費があります。
例えば、費用としては安いかみそりですが、2本入りで約500円かかります。
1か月に1本使うとして、今後は一体いくらかかるのでしょうか。
2か月後:累計500円
6か月後:累計1,500円
1年後:累計3,000円
2年後:累計6,000円
5年後:累計1万5,000円
10年後:約3万円
※物価上昇を考慮しない場合
脱毛せずにいると、毛が伸びては処理する「除毛」しかできないわけです。
これでは剃っては生えての繰り返しです。
女性の場合、第2次性徴期の9歳~女性平均寿命87歳の78年間ムダ毛とつきあうと計算すると、かみそり代だけで23万4,000円の費用がかかる計算結果です。
20万円以上がかかる計算です。
物価が上がるともっとかかるかもしれません。
ムダ毛の濃さは人によって違いますが、気になる人にとっては「処理が続く」ので、除毛アイテム費用が常にかかるのです。
かみそりで説明しましたが、脱毛クリーム、脱毛ワックスを使う場合でも定期的にお金がかかっていきます。

2. 時間的な節約効果
ムダ毛処理のためには、定期的に剃る手間がかかります。
この手間の問題も金額にしてみるとわかりやすいです。
女性のボディケア時間は、具体的に何時間かかっているか、個人差がありわかりにくいので、男性で例を挙げます。
男性でしたら、毎日のひげそりで10分かけているとします。
普段の生活にかかる労力を時給600円と考えると、毎日10分間、100円で「ひげそりのために働いている」わけです。
1年365日だと3万6,500円かかっています。
男性では第2次性徴期の15歳~男性平均寿命81歳の66年間、ひげ剃りをすると計算すると、合計で240万9,000円かかっている計算です。
時給600円なら最低賃金よりも低い時給ですが、それでもこの金額です。
金額にすることで、相当時間をムダにしていることがおわかりでしょうか。
女性も男性も、金銭的・時間的な負担の両方がかかっているわけです。
概算になりますが、自己処理ではトータルで250万円程度をムダ毛のためにかけているとも考えられます。
自己投資と考え、脱毛することで、ムダ毛から解放されてケアをしなくてよくなるのは節約の観点から見てもメリットです。

何を基準に脱毛クリニックや脱毛エステを選ぶべきか
しかし、脱毛クリニックや脱毛エステで気になるのは、料金の幅です。
一般的に医療脱毛の脱毛クリニックだと値段が高く、脱毛エステだと安いです。
脱毛の種類3つ
脱毛は、
(2) レーザー脱毛(医療脱毛)
(3) フラッシュ脱毛(光脱毛・IPL脱毛)
の3つに大きく分かれています。
医療脱毛の方がエステ脱毛よりも値段が高いものの、短期間で終了するメリットがあります。
その代わり、医療脱毛の方が概して痛みが強いと言われます。
クリニックによって冷却しながら施術してくれる、局所麻酔があるなど、施術方法が違っていますので比較した方がよいと個人的には考えます。
脱毛経験でわかった「おすすめの選び方」と「契約の手順」
ここからは個人的な感想も含めてお伝えします。
どこがいいか迷われる方におすすめなのが「いくつか比較してから決めること」です。
エステ脱毛には「お試しコース」がある
ニードル脱毛、レーザー脱毛、フラッシュ脱毛の3種類の脱毛のうち、細い針を毛穴に入れて脱毛するニードル脱毛は、筆者の場合痛くて耐えられませんでした。
痛みに耐えられるか「お試しコース」で試してから、本格的に通うのがおすすめです。
医療脱毛のクリニックによっては「都度払い」がある
医療脱毛には、ローンを組まず1回分だけ通える「都度払い」の仕組みを採用しているところもあります。
痛みや施術内容を確認するためにも、有効活用すると良いでしょう。
ただし、通い放題の方が結果的に安くなる可能性もあります。
最初から多額の料金がかかる脱毛コースを組んでしまうと、他のサロンやクリニックに行きにくくなります。
お友達からの紹介特典などを受けていない限りは、いくつかの脱毛エステや脱毛クリニックを比較してから決めるのが良いと思います。
料金の差もありますので、1つだけで決めず、いくつか料金比較をすることも重要です。
私の場合は痛みに弱いこともあり、ニードル脱毛はあまりの痛さに中断を繰り返し、クリニックに迷惑をかけてしまいました。
医療脱毛なら痛みに耐えられ大丈夫でしたので、比較して「ここまでなら耐えられる」と感じるのが重要だと考えます。

脱毛が節約につながることを実感
筆者は、エステ脱毛にも医療脱毛にも通い、結婚後や妊娠・出産後の自己ケアの楽さに感動しました。
完了しておいてよかったと感じています。
最近では、私と同年代の方も老後を見据えた「介護脱毛」に通う方もいるそうです。
日本ではVIOのケアをされる方はまだ少ないようですが、介護になった時に不衛生とも聞きます。
結局のところ、脱毛に早めに通っておくことで節約につながるのではないかと感じることも多くなってきました。
脱毛料金は高額になりがちではありますが、自己投資も大事です。
料金比較や施術内容を比較しつつ、通いやすい脱毛エステや脱毛クリニックを探してみてください。(執筆者:節約への情熱は誰にも負けない 谷口 久美子)