さまざまなものが安くそろう業務スーパー、中でも圧倒的な安さを誇るのが「こんにゃく」コーナーです。
ほとんどが50円以下、100円を超えるものはサイズが2倍以上と、いつ行ってもすべての商品が地域最安値を保っています。
店によっては冷蔵コーナーに置かれていることもあるこんにゃくですが、実は常温保存でよく、賞味期限も2か月程度と非常に長くなっています。
このため、安い店でまとめ買いをしておいて都度使っていくのがぴったりの食べ物なんです。
今回は業務スーパーのこんにゃくのコスパについて解説すると共に、おすすめの商品や使い方についてご紹介します。
※文中の価格はすべて税込です。店舗によって商品の取り揃えが異なることがあります。
目次
他店と比較!業スのこんにゃくはどれくらい安い?
業務スーパーのこんにゃくの安さを再度評価するにあたり、近所にある普通のスーパーの値段と比較してみました。
まず、店においてある中で一番安いこんにゃくを比べると、サイズは同じ250gで普通のスーパーは84円、業務スーパーは40円でした。
この値段帯で同じような商品が半額以下というのは、かなりコスパが良い印象です。
やわらかくて味沁みが良い「生芋」のこんにゃくに関してはどちらも少し値段が高く、普通のスーパーは96円、業務スーパー49円でした。
半額までとはいかないものの、最安値であることに変わりありません。
業務スーパーというと「大容量で安い」というイメージで、実際に1㎏超えで激安なこんにゃくも確かにあるのですが、普通に使い切れる一般的なサイズのこんにゃくの段階でも十分他店より安いのが本当にありがたいです。
定番! 40円板こんにゃくの味は?
私は業務スーパーの40円の板こんにゃくを実際に何度か食べていますが、他のスーパーのこんにゃくとの味の違いはわかりません。
生芋タイプと比べたら少し硬く味沁みが悪いように思えなくもないですが、それも微々たる差です。
豚汁の具や、筑前煮などに脇役として用いるのはもちろん、おでんや雷こんにゃくなどこんにゃくが主役のメニューでも問題なくおいしく食べることができます。
≪業スのこんにゃくで作った雷こんにゃく≫
こんにゃくで気になりがちな臭みも「激安だからきつい」ということは決してないのですが、わが家ではこんにゃくがあまり得意ではない子供がいるので、一度下茹でしてから使っています。
下茹ですれば臭いも気になりませんし、味沁みもよくなるのでおすすめです。
使い道無限大!40円糸こんにゃく
安くても使い道が明確なとき以外あまり購入することのない板こんにゃくに対し、わが家で必ず常備しているのが同じく1袋40円のしらたきです。
糸こんにゃくと違い独特の臭いが少ないしらたきは子供も食べてくれますし、肉じゃがやきんぴらなどさまざまな料理でかさましとして使うことができるので節約の力強い味方となっています。
また、しらたきはダイエットにも非常に役立つ食品です。
もともとこんにゃくはカロリーが低く、ダイエットに向いているとされていますが、麺に似た形状で臭みも少ないしらたきは特に置き換えがしやすい食品なんです。
≪業スのしらたきのペペロンチーノ風≫
パスタなど麺の代わりに使うのはもちろん、細かく刻んでごはんと一緒に炊き込めばカロリーオフでも大満足な白ご飯の完成です。
カロリーオフを謳ったこんにゃくの麺や、ごはんと一緒に炊き込む「マンナンヒカリ」などは便利でも高額で日常的に使えないという方も少なくないと思いますが、40円のしらたきなら思う存分使えます。
業務スーパーには今回紹介した以外にも「手綱こんにゃく」や「きざみこんにゃく」といった切る手間のないこんにゃくや、温めるだけでおつまみになる「ピリ辛玉こんにゃく」などさまざまなこんにゃくが安く売られています。
年末年始の散財や、お正月太りが気になる方はぜひ業務スーパーのこんにゃくコーナーをのぞいてみてください。(執筆者:3人の子を育てる主婦ライター 岩崎 はるか)