全国に店舗を展開するマツモトキヨシとサンドラッグ。
どちらもお得な割引クーポンが人気です。
しかし、両ドラッグストアの割引クーポンにはどんな違いがあるのでしょうか。
そこで、実際に割引クーポンを利用しているユーザーの視点で、両ドラッグストアのクーポンについて検証してみました。
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目次
マツモトキヨシ発行割引クーポンの特徴
マツモトキヨシの割引クーポンは種類が豊富ですが、クーポンごとに割引率などが大きく異なります。
そこで、まずクーポンごとの特徴やメリット・デメリットについて詳しく説明します。
マツキヨ公式アプリのクーポン
マツキヨ公式アプリ発行の割引クーポンは2種類あります。
いずれもアプリ会員限定のクーポンです。
1. 定期発行クーポン
月に数回定期的に発行されるクーポンで、有効期間中1回割引が適用されます。
有効期間内にいつでも使えますが、使用の際はレジで発行操作を行う旨を申し出る必要があります。
医薬品・健康食品、コンタクト用品 | 15%割引 |
化粧品(基礎化粧品など) | 10%割引 |
日用品 | 期間限定ポイント10倍 |
食品 | 期間限定ポイント5倍 |
2. マツキヨルーレットクーポン
アプリ内のルーレットに当たると発行される当日限定クーポンです。
割引適用回数や使い方は定期発行クーポンと同じです。
A賞 | 医薬品15%割引 化粧品・日用品10%割引 食品5%割引 |
B賞 | 医薬品・健康食品15%割引 |
C賞 | 医薬品・化粧品・日用品10%割引 食品ポイント5倍 |
なお、ルーレットは1日2回でき、通常1回は当たります。
ただ、2回ともハズレになることもあるので、他のクーポンも用意しておきましょう。
ハガキクーポン
月末にハガキで届くマツキヨ会員・ココカラファイン会員向けのクーポンですが、必ず毎月届くわけではありません。
医薬品・健康食品 | 15%割引 |
化粧品・日用品 | 10%割引 |
食品 | 期間限定ポイント5倍 |
割引適用回数は各ドラッグストアで2~4回です。
しかし、同日中なら何度クーポンを使っても1回分としてカウントされます。
LINE公式アカウント発行クーポン
LINEでマツモトキヨシ公式アカウントと友達になると、毎週TLに配信される期間限定クーポンです。
医薬品・健康食品・化粧品・日用品 | 10%割引 |
このクーポンは非マツキヨアプリ会員でも使えます。また、有効期限内なら何度でも使える点でも便利です。
スマホにマツキヨアプリを入れたくない人にはおすすめです。
店舗限定クーポン
不定期で発行される店舗限定クーポンは2種類あります。
割引クーポン券(紙カード) | 医薬品・健康食品・コンタクト用品15%割引 化粧品10%割引 日用品5%割引 |
レシートクーポン | 医薬品・健康食品・コンタクト用品・日用品10% |
店舗限定ですが、非マツキヨアプリ会員も使える点で便利です。
・ レシートクーポンは1回
割引が適用されます。
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マツモトキヨシ発行割引クーポンのメリット・デメリット
マツモトキヨシ割引クーポンの最大のメリットは、一部除外品を除く購入商品すべてに割引が適用される点です。
その一方でデメリットもあります。
・ 他のクーポンとの併用ができない
・ 店舗で開催される「全商品〇%オフデー」の割引と割引クーポンの併用はできない
なお、マツモトキヨシの割引クーポンには、JAFやLINEなどの提携企業が発行するものも多数あります。
ただ、割引適用範囲や割引率はそれぞれ異なるため、事前にご確認ください。
サンドラッグ発行割引クーポンの特徴
サンドラッグ発行割引クーポンもお得度が高いことで知られていますが、マツモトキヨシのクーポンとは異なる特徴があります。
サンドラッググループ公式アプリの15%割引クーポン
サンドラッグにもアプリ(サンドラッググループ公式アプリ)があり、そこから発行されるクーポンがあります。
アプリ会員登録およびお気に入り店舗の登録を行うと、登録店舗限定で使える「1商品限定15%割引クーポン」が発行されます。(一部除外品あり)
日用品や食品を含む広い範囲で15%割引が適用される点が、マツモトキヨシと大きく異なります。
店舗限定15%割引クーポン
店舗限定の割引クーポンはほかにも2種類あります。
1. チラシクーポン
下部に4枚の割引クーポンがついているチラシです。
・ 新聞の折り込みチラシとして入手できるケース
・ 店舗のレジで会計時にもらえるケース
があります。
2. レシートクーポン
レジでの会計時に発行されるレシート状のクーポンです。
こちらは非サンドラッグアプリ会員でも利用できます。
また、割引率(15%)や割引対象商品はアプリクーポンと同じです。
サンドラッグ発行割引クーポンのメリット・デメリット
サンドラッグ発行割引クーポンの最大のメリットは、「全商品〇%オフデー」の割引とクーポン割引を併用できることです。
たとえば、全商品10%割引デーに「1商品15%割引クーポン」を併用した場合、クーポンを使った商品に限り25%も割引が適用されます。
一方、デメリットは以下の3つです。
・ 割引対象商品は1クーポン1点のみ
・ クーポン同士の併用はできない
・ 非アプリ会員が全国の店舗で使えるクーポンがない
ただ、サンドラッグにもJAFなどから発行されるクーポンがあります。
中には非アプリ会員でも全国の店舗で使える15%割引のクーポンも含まれているため、サンドラッグのアプリを入れたくない人は要確認です。
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目的に応じてクーポンを使い分けるのが◎
以上の比較から、両ドラッグストアのクーポンは目的に応じて使い分けるのが得策だとわかります。
具体的に言えば、
・ まとめ買いしたい時はマツモトキヨシ
・ 1点高額なものを買いたい時はサンドラッグ
という形で使い分けるのがベターです。
なお、クーポンで最大限に商品を購入したい人は、競合店が近くにあるエリアでクーポンを使うのがおすすめです。
競合店がないエリアより格安で買えるので、近所にあれば足を運んでみてください。(執筆者:元銀行員 大岩 楓)