筆者は2022年の2月で楽天モバイルを使い始めて1年が経ちました。
契約時は利用料金が1年間無料とのサービスにひかれ、節約目的で契約しました。
今回は実際に1年使ってみて感じたメリットやデメリット、どんな人に向いているかをご紹介しますので、乗り換えを検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
1年間楽天モバイルを契約してみて感じたメリット
楽天モバイルを1年間契約し、実際に利用してみて感じたメリットは以下のとおりです。
1. 利用料金やプランがわかりやすい
過去に大手キャリアで契約していた頃は、現時点でのデータ利用量や通話料金がわかりにくいと感じていました。
しかし楽天モバイルは楽天モバイルアプリをスマホに入れておけば、「利用状況」のページですぐに料金やデータ利用量を調べられます。
通話料は専用アプリ「楽天Link」を経由すればほぼ無料ですが、「0570」から始まる番号など一部対象外の通話もあります。
通話料が発生した際も、だいたい翌日には料金が確認できるため、料金管理をしやすいのがメリットだと感じました。
1年間無料の期間が終了したあとは基本料金が発生しますが、
- 1GBまで 0円
- 3GBまで 1,078円
- 20GBまで 2,178円
- 無制限 3,278円
この4つしかありません。
あとは楽天Linkを経由しなかった通話料をプラスすれば、1か月の利用料金を把握できます。
オプションはいくつかありますが、数は多くないためこちらもわかりやすいと感じました。
大手キャリアは基本プラン、オプションが多い場合も少なくありません。
そうなると1か月のスマホ代金がわかりにくく節約もしにくいですが、楽天モバイルは
というように倹約しやすいのがメリットです。
2. 楽天ポイントでの支払設定が簡単
楽天モバイルは楽天ポイントで利用料金を支払うことが可能です。
楽天モバイルアプリにて、支払方法をクレジットカードか楽天銀行デビットカードのどちらかに設定し、楽天ポイントを利用する設定を済ませておけば毎月自動でポイントを使用してくれます。
いちいち支払いの度にポイント利用の設定をする必要がなく、ポイントの使い忘れがない点も筆者的にはメリットだと感じました。
3. スマホをポケットWi-Fi代わりに使える
楽天モバイルは無制限プランだと、3,278円でデータ使い放題になります。
外出先でインターネット共有（テザリング）を使えば、スマホをポケットWi-Fi代わりに利用でき、いくら使っても3,278円以上にはなりません。
無制限プランを利用すればポケットWi-Fiがなくても済むため、ポケットWi-Fi代が節約できるのは大きなメリットのはずです。
1年間楽天モバイルを契約してみて感じたデメリット
反対にデメリットと感じたのは以下の2点でした。
1. 楽天Link以外の通話代が高い
楽天Linkを使用しない通話は30秒で22円かかります。
筆者は時々0570から始まる番号にかけることがあったのですが、だいたい1回あたり2～3分通話するため、1回で88～132円かかるのです。
月に3回ほど2～3分通話しただけでも264～396円かかるので、安くはないというのが正直な感想でした。
3GBまでの利用であれば基本料金が1,000円程度で済むため、余計に通話料が高く感じるのかもしれません。
楽天Linkを使わない通話が10分かけ放題になるオプションもありますが、月額1,100円です。
筆者はもとをとれるほどは電話をしないため、通話料に関してはめちゃくちゃお得感があるとは感じませんでした。
2. 室内だと電波が入りにくい
ショッピングモールや地下駐車場は電波が入りにくいというのも、デメリットの1つ。
もちろんこれは利用する地域によっても異なりますが、筆者の生活圏内では思ったよりも電波が入らない場所が多かったです。
以前、山に囲まれた旅館に泊まった際は圏外でした。
筆者はPOVOでe-SIMを契約していたため、なんとかスマホを利用できましたが、いつでもどこでもスマホが使えないと困る方は注意が必要かもしれません。
楽天モバイルはどんな人におすすめ？
楽天モバイルを実際に使ってみて、
- スマホ料金を節約したい人
- 複雑な料金プランを好まない人
- ポケットWi-Fiを利用している人
におすすめだと感じました。
スマホですぐに現時点でのデータ利用量をチェックできるので、筆者は月末に3GBまでにおさまるよう調節していました。
3GBまでと20GBまでとでは倍ぐらい料金が違うので、3GBにおさまるとなかなかの節約金額になります。
料金プランがわかりやすいと月々のスマホ代を管理しやすいですし、ポケットWi-Fiを解約すればその分お金が浮きますよね。
ただし、
- 楽天Linkを使えない通話が多い人
- 電波が入らない場所があると困る人
には楽天モバイルは向かないかもしれません。
しかし、10分かけ放題オプションや、e-SIMを用意しておけば楽天モバイルが圏外でもスマホが利用できるなどの対処法もあります。
上記2つの向かない特徴に当てはまっても、今のスマホ代より節約でき、使いやすさも変わらない場合もありますので、1度自分でシミュレーションしてみると良いでしょう。（執筆者：石神 里恵）
