円安により身の回りにいろいろなものが値上げになっていますが、もしスマホの機種を変えようとしているiPhoneユーザーだったとしたら、その影響は非常に大きなものになってしまいます。
7月にアップルが円安の影響と思われる大幅な値上げを実施し、iPhoneもまた驚くほどの値上げをしました。
iPhone13のスタンダードモデル「128GB」はそれまで9万8,800円だった定価が11万7,800円まで値上がりし、その値上がり幅は1万9,000円とかなりの額になっています。
最上位機種となるiPhone 13 Pro Max(1TB)は4万円もの値上げとなり、突然の値上げだったため、値上げを知らずに価格をチェックした人たちはびっくりしたのではないでしょうか。
目次
iPhoneから乗り換えるAndroidのおすすめ機種
今スマホの機種変更を考えているのであれば、Androidに変えてみることも選択肢に入れると節約につなげられます。
Androidのモデルも海外メーカーの物が多く円安の影響がまったくないわけではありませんが、それでもまだリーズナブルと言える価格帯に収まっています。
iPhoneユーザーには「Androidは使いにくい」というイメージが強いようですが、iPhoneとAndroidはどちらも一長一短があり、使いやすいか使いにくいかという問題は「慣れ」も大きく影響していると考えます。
Androidには数え切れないほどのモデルが用意されていますので、どれを選べば良いのかわからないという意見も耳にします。
iPhoneから乗り換える際に、どのモデルを選べばよいのでしょうか。
それぞれ特徴を紹介しながら、おすすめのモデルをを紹介していきます。
※端末の価格については購入する場所によって異なります。
1. 無線での乗り換えが便利なGalaxyシリーズ
GalaxyはAndroidの登場当初からある老舗の端末で、トータルバランスが取れた性能が使いやすいと好評を博しています。
その中でも注目すべきは、iPhoneからのデータ移行のしやすさでしょう。
Galaxyに用意されている「Smart Switch」というデータ移行専用アプリを利用すれば、ワイヤレスでデータ移行が可能となり、手軽にiPhoneからAndroidへの機種変更ができます。
さらにカメラ性能や大画面モデル、折りたたみ2画面モデルなど多彩なラインナップから機種を選べるのもGalaxyならではのメリットとなっています。
高性能モデルはiPhone並みの価格となっていますが、「Galaxy A53 5G」などのローエンドモデルならトリプルカメラを備えながら5万9,400円(ドコモオンラインショップ)という低価格モデルも用意されています。
≪画像元:NTT DOCOMO≫
2. Googleが作っているから間違いないGoogle Pixel
AndroidはGoogleが提供しているオペレーションシステムです。
このAndroidを使ってなさまざまハードメーカーがスマホ端末を開発しているわけですが、本家であるGoogleもまた自社ブランドで端末を発売しています。
それがこのGoogle Pixelシリーズで、「Google Pixel 6a」というモデルなら価格は5万3,900円(Google ストア)よりとなっています。
特筆するほど他の端末と差別化できる特徴はありませんが、本家ならではの安心感は捨てがたい魅力で、OSのアップデートに対しても長期間対応されるはずですから、長い間同じ端末を安心して使いたい方におすすめです。
3. カメラ性能重視ならインカメも強力なOPPO Reno
OPPOはスマホメーカーとしての認知度はまだ国内で低いのですが、スマホ好きの間ではカメラ機能が優秀なメーカーとして評価されています。
たとえばスタンダードモデルの「Reno7 A」は4万3,720円(auオンラインショップ)というモデルながら、最大4,800万画素のトリプルカメラを採用しています。
ちなみにiPhone13のカメラは3つとも1,200万画素ですから、単純に画素数で比較すればOPPOの圧勝となっています。
さらに注目したいのがインカメの画素数で、こちらも1,600万画素となっており、iPhoneのアウトカメラよりも高性能なカメラなのです。
≪画像元:KDDI≫
4. ある意味iPhoneを超えているRedmi Note 11
Redmi Note 11は「Xiaomi」から発売されている、Androidの中では外観が最もiPhoneっぽいモデルとなっています。
そもそもXiaomiは「中国製iPhone」と呼ばれていたように、当初はiPhoneを限りなく模倣したモデルで一躍人気になったメーカーです。
しかし現在ではその名残を残しつつ、むしろ独自の進化を遂げていて、カメラ画素は驚愕の最大1億800万画素。バッテリーは5,000mAhの大容量。
ターボチャージ(急速充電)対応の67W 充電器で電池切れから15分で50%まで充電可能など、4万320円(Xiaomi Japanオンラインストア)という価格では考えられないハイスペックを誇ります。
さらにシンプルな外観デザインも、iPhone慣れしているユーザーでも違和感を感じない洗練されたイメージを持っています。
5. 日本製が安心というのならSONYのXperia 10
Androidスマホは海外製が多いですが、日本ブランドのSONYもあります。
SONYのスマホといえば「Xperia」シリーズが基本となり、現在のスタンダードモデルがXperia 10 IVで、こちらの価格は6万4,152円(ドコモオンラインショップ)となっています。
≪画像元:NTT DOCOMO≫
スペックはな一般的なミドルモデルですが、実はiPhoneが採用しているカメラのセンサーはSONY製と言われているため、カメラ性能はスペック以上のきれいな写真が撮れるはずです。
防水機能や大容量バッテリーなどの基本スペックも十分で、国産メーカーならではの安心感もXperiaを選ぶ際の大きなポイントとなることでしょう。
ハード的なスペックは十分
ハード的なスペックだけを見れば、iPhoneと同等のモデルが5万円程度から購入できるAndroidは、この円安時代には検討する余地があるはずです。
通信費の節約を考えているなら、本体価格から考えてることもおススメします。(執筆者:石神 里恵)