これからの時代、副業をしなければ収入を増やしたり、キープできなくなるという意見をよく耳にするようになりました。
場合によっては転職までも検討しなければならないほど、業種によっては将来の見通しが立たないことも珍しくないようです。
しかしそうはいっても、具体的に何をすればいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
まったくの異業種に突然転職するというのも難しいでしょうし、リスクもあります。
そんなとき、筆者がオススメしたいのが「ウェブライター」というお仕事です。
そう、まさに筆者が今ここでしているような、ウェブの記事を書くライターの仕事がウェブライターなのです。
目次
まずは副業からスタートできる
なぜ筆者がウェブライターをオススメするのかといえば、それはまず副業から始められる仕事だからです。
実際副業でちゃんと稼げる仕事というのは、案外少なかったりします。
ネットで調べればいろいろな副業の方法を見つけられますが、筆者の経験では真っ当な方法できちんと安定して確実に稼げる副業というのはなかなかありません。
しかしウェブライターなら、仕事を依頼され、それに応えられるスキルを身につければ、仕入れの費用や材料費、あるいは投資するお金を使うことなく、収入を得られます。
そうはいっても、今までライター経験のある方でしたらいきなりフリーランスで独立可能ですが、ライター経験のない人がいきなりフリーになるのはリスクが高すぎます。
その点、本業を続けながらスキマ時間でウェブライターの副業を始めるのなら、収入がゼロになるリスクもありません。
ウェブライターはどうやって稼げばいいのか
とは言え、まったくの未経験の人がいきなりウェブライターとして仕事が取れるものなのかと、不思議に思うかもしれません。
ところが、今の時代ならそれが可能なのです。
インターネットではいま「クラウドソーシング」というサービスが流行っています。
これは簡単に言えばネット上で仕事を募集し、マッチングしてくれるサービスです。
例えが悪いかもしれませんが、いわゆる男女のマッチングサービスのように、仕事を発注したい人と受注したい人をマッチングさせるサービスで、これを使えばウェブライターとしての仕事を、あちこち営業することなく受注することが可能となります。
具体的なサービス名をあげれば、「ランサーズ」や「クラウドワークス」などでライターの仕事を探せます。
クラウドソーシングを使えば、手当たり次第に仕事を探しに行かなくても、これらのサービスの中から自分のできそうな「案件」を探し、募集に応募すれば良いのです。
どうすればクラウドソーシングで仕事が受注できるのか
クラウドソーシングに登録して応募すれば、必ず仕事を受注できるかと言えば、決してそうではありません。
発注側はたくさんの応募の中からベストな人を選びますから、実績や経験などが豊富な人の方が圧倒的に有利になります。
そのようなライバルに何らかの優位性をアピールして勝たなければ、仕事を受注できませんので、この段階でくじけてしまう人も多いでしょう。
しかし初心者には全くチャンスがないかと言えば、そうでもありません。
クラウドソーシングで提案を採用してもらう際、発注元がまずチェックするのがサービスの中の実績や評価です。
クラウドソーシングでは、メルカリと同じように取引が終わったあとにお互いに相手を評価します。
この評価数が一定数ないと、なかなか仕事を受けられません。
そのため、まずは安いけれどすぐに受けられて評価してもらえる「タスク」という仕事をある程度こなしていくことで、評価数を増やすことが重要となります。
そのあと自分のプロフィールを魅力的に設定し、そして採用されるようなしっかりした提案文を書けるようになれば、ある程度の仕事を受注できるようになるはずです。
ウェブライターはどんな人が有利なのか
さらにもし今までの職歴で金融系、医療系などの経験がある人は、ウェブライターとして稼げる可能性が高まります。
金融や医療系は専門知識を持ってライティングする必要があるため、現場の経験者が圧倒的に有利となり、募集も経験者限定になっていることがほとんどです。
そのためライバルが少なく、そもそもの仕事の金額も一般的なライティングより高い額が設定されているため、稼ぎやすくなります。
金融系や医療系に限らず、何らかの専門分野に精通していれば、その分野がライティングの仕事ニーズにマッチしていれば、よりウェブライターとして稼ぐために有利に働きます。
ウェブライターに必要な文章を書くスキルとは
ライターと聞くと、文章を書くスキルが気になるかもしれません。
これは一概には言えませんが、最低限正しい日本語が書けるスキルがあれば、とりあえず始めることは可能でしょう。
ウェブライターは取り立てて難しい日本語や表現を使う機会は少ないため、文学的な表現とか美しい日本語が書けるスキルは不要です。
しかし自分で自分の日本語の能力を客観的に判断するのは案外難しいので、正確に文章が書けているかどうかはなかなか分からないかもしれません。
筆者の場合はたまたま身近に専門家がいらっしゃったのがラッキーでしたが、できることならそういう存在を見つけることが、ウェブライターとして成長したり、長く活動していくコツになるのではと思います。
ウェブライターでいくら稼ぐことができるのか
ではこのウェブライターという仕事は、一体いくらくらい稼げるのでしょうか。
筆者がフリーになった当初言われたのが、まずは時給1,000円を目指せ、という目標でした。
時給1,000円ならバイトに出るのと同じくらいの収入になりますから、在宅で稼ぐ金額として考えれば悪くはありません。
これを副業で1日2時間ずつ20日稼働できれば、4万円の収入となります。
専業でフルタイム稼働できれば1日8時間仕事すれば、20日働けば16万円の収入です。
これをまず初心者レベルでクリアできれば、半年後にはもっと稼げるようになるはずです。
単純にウェブライターだけの収入で、プラスアルファ的なボーナスの仕事がない場合、経験年数2~3年程度で月収20~30万円程度というのが、現実的なウェブライターの収入となります。
とは言ってもこの数字が保証されているわけではなく、途中でくじけてしまうこともありますし、ライターとしてのスキルを常に向上させていかないと、この金額を稼ぐことは難しいかもしれません。
しかしまずは副業としてウェブライターを始めることは、多少の時間を割くというリスク以外に失うものはありませんので、もし文章を書くことが好きで、あるいは何らかの専門性を持っていて、副業や転職を目指しているのであれば、一度ウェブライターにチャレンジしてみても良いのではないでしょうか。(執筆者:メルカリ取引700回以上 石神 里恵)