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【12月権利確定・ビール大手3社】株主優待も含めて3社を比較 おすすめの会社は

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【12月権利確定・ビール大手3社】株主優待も含めて3社を比較 おすすめの会社は

12月決算の上場企業には食品や飲食関係も多くなっています。

食品や飲食関係の銘柄には自社商品や商品券・割引券など株主優待もある会社が多くなっています。

今回は、食品の中でもアサヒ、キリン、サッポロのビール大手3社が揃って12月決算になっています。

株主優待も含めて、3社を比較してみました。

ビール大手3社比較

株価(最低購入金額)

●アサヒグループホールディングス (2502)
・株価:4,398円 ・最低購入価格:約44万円
→PER:15.21倍  PBR:1.08倍
→年初来高値:5,228円(22/02/17)  年初来安値:3,918円(22/03/09)

●キリンホールディングス (2503)
・株価:2,165円 ・最低購入価格:約21.7万円
→PER:13.08倍  PBR:1.81倍
→年初来高値:2,305.5円(22/08/31)  年初来安値:1,739円(22/03/11)

●サッポロホールディングス (2501)
・株価:3,590円 ・最低購入価格:約36万円
→PER:55.92倍  PBR:1.69倍
→年初来高値:3,720円(22/11/10) 年初来安値:2,132円(22/03/07)

※株価など11月30日終値時点での内容になります。

※最低購入価格には、売買時に発生する手数料は含みません。

配当

●アサヒグループホールディングス (2502)

・配当利回り:2.52%  ・配当金:22年12月予定56円、23年6月予定55~56円

過去10年は毎年数円~数十円増配している。

●キリンホールディングス (2503)

・配当利回り:3.0%  ・配当金:22年12月予定32.5円、23年6月予定32.5円

→ ここ数年の配当金額は変わっていない

●サッポロホールディングス (2501)

・配当利回り:1.17%  ・配当金:22年12月予定42円(12月のみ、中間配当なし)

→ 過去10年ほぼ配当金額は変わっていない

株主優待

~いずれも権利確定月は12月~

●アサヒグループホールディングス (2502)

100株以上 → 1,000円相当

500株以上 → 2,000円相当

1,000株以上 → 3,000円相当

株主特製ビール、酒類詰合せ、飲料・食品詰合せより1点選択

●キリンホールディングス (2503)

100株以上 → 1,000円相当

1,000株以上 → 3,000円相当

100株以上1,000株未満はビール・清涼飲料詰合せ等6点より1点選択、

1,000株以上の株主は同7点より1点選択

●サッポロホールディングス (2501)

100株以上 → 350ml缶4本または1,000円相当

200株以上 → 350ml缶8本または2,000円相当

1,000株以上 → 350ml缶12本または3,000円相当

200株以上 → サッポロライオンチェーン等の自社子会社経営レストラン割引券(20%割引)5枚

決算

●アサヒグループホールディングス (2502)

22年9月期9か月:連結(IFRS) 利益1,144.68億円(8.1%減)、22年12月期予想1,465億円(4.6%減)

●キリンホールディングス (2503)

22年9月期9か月:連結(IFRS) 利益1,290.59億円(150.0%増)、22年12月期予想1,340億円(124.1%増)

●サッポロホールディングス (2501)

22年9月期9か月:連結(IFRS) 利益52.99億円(66.3%減)、22年12月期予想50億円(59.5%減)

どの銘柄を選ぶのか?

3社ともに基本的に短期の売却益を狙うのではなく長期保有が前提になります。

それぞれの銘柄のファンもいるでしょう。

数値に関係なくこの銘柄という方もいるかもしれませんが、最低購入価格、配当利回り、決算においてキリンホールディングス (2503)が候補に上がるでしょう。

価格変動幅も他と比べると小さいことも特徴です。

一方で、株主優待であれば、アサヒグループホールディングス (2502)が候補に上がります。

キリンホールディングスやサッポロホールディングスは市販品が株主優待ですが、 アサヒグループホールディングスは株主様限定ビールといった市販されていないプレムアムのビールになります。

缶のイラスト・味がそれぞれオリジナルのものとなっており、ここでしか飲めないビールが欲しい!と思う方は、検討してみるのもよいでしょう。

全体的に12月は年末に向けて株高になることが多いと言われていますが、一方で、損益通算に伴う節税売りも一定数あるとともに、今年はアメリカの金利水準や統計、要人の発言次第によって大きく変動することも考えられます。

購入を検討されるのであれば、タイミングを見るようにしましょう。(執筆者:CFP、FP技能士1級 岡田 佳久)

《岡田 佳久》
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株式会社オーブレイン 代表取締役 (講演実績)一般向けセミナー、民間企業、高等学校、大学、資格専門学校、社団法人、NPO法人、商工会議所、男女共同参画センターなど(累計約1,000回以上)。(執筆実績)産経新聞、神戸新聞、Yahoo!JAPAN、ダイヤモンド社、わかさ出版など多数 ≪保有資格≫CFP、FP技能士1級、キャリアカウンセラー(CDA)、 1級DCプランナー(金融財政事情研究会) 、第二種証券外務員(未登録)、住宅ローンアドバイザー(金融検定協会) 寄稿者にメッセージを送る

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