実はボーカル講師の人気が高まっており、多くの方が副業を始めています。
とはいえ教えるからには、特別なスキルが必要…と思ってしまいますよね。
- 歌うのが好きで教えたいけど副業として成り立つ?
- 具体的な始め方や収入例を知りたい
初めてボーカル講師の副業に興味を持った際、上記のような疑問を抱かれるかもしれません。
そこでこの記事では、ボーカル講師の副業について、始め方や収入例をまとめました。
歌うのが得意じゃなくても、教える点に注力すれば稼げますよ。ぜひ参考にしてください。
目次
ボーカル講師の副業とは?歌うのが得意じゃなくてもできるって本当?
ボーカル講師とは、歌手や歌がうまくなりたいと考えている人に対し、正しい発声や歌唱法を教える仕事です。
ボイストレーナーと表現する場合もあります。その場合は歌だけではなく、声優や俳優・アナウンサーやナレーターといった発声を指導することも。
生徒や一般的な観点では、ボーカル講師は音楽のプロだと認識されがちです。しかし決してプロである必要はありません。
もちろん見本になるような歌い方や、技術を持っている方なら信頼されやすいでしょう。つまり必ずしも、得意である必要はないのです。
ボーカル講師は相手の得意・苦手を理解して、解決へのアドバイスができることが重要になります。
そのため歌うのは得意じゃないけど、イメージを言葉にして教えられるならボーカル講師は相性が良いです。
ボーカル講師のメリット
ボーカル講師を副業にするメリットは、やりがいを感じられるという点です。
歌に関する悩みを持った生徒さんに対し、課題を克服していく過程を支えられます。教育者・トレーナーとしてのやりがいが生まれ、本業にも活力が生まれるでしょう。
またボーカル教室に所属できれば、安定した収入が見込めます。
ご自身で教室を開く際は生徒数を増やすまで時間がかかり、利益が出にくいです。
ボーカル教室ではすでに一定数の生徒がいる状態なので、集客に困る必要がありません。
ボーカル講師はアルバイトでの採用がほとんどなので、レッスンを引き受けられるほど収入が得られる仕組みです。
ボーカル講師のデメリット
一方でボーカル講師を行うデメリットは、労働収入である点です。
せどりやEC販売の副業だと、自身が作業していない間でも収入は発生します。
しかしボーカル講師は、レッスンしている最中にしか時給が発生しません。ある程度の時間の確保が必要です。
ボーカル講師は副業として取り組むならどのくらい稼げる?
ボーカル講師を副業として取り組む場合、生徒数により収益は上下します。
しかしおおよその場合、月収5万円ほどなら十分に稼げるでしょう。
例えば筆者の知り合いは1か月2万円の会費を払えば、月に5回どこでもレッスンを受けられる仕組みにしています。
生徒さんが3人いれば6万円。もっと数を増やしたり、単価を上げたりすれば稼ぎやすさも向上するはずです。
最近ではオンラインも視野に入れているそうですが、やはりオンラインだとしっかり教えるのにはコツがいるとのこと。
そのためどうしても労働収入で、手間がかかってしまうのは否めません。
ボーカル講師の副業の始め方|必要な資格や準備は?
ボーカル講師を始めるには、なにか資格や準備が必要なのか気になる方も多いでしょう。
しかしボーカル講師をやるために、必要な資格はありません。
強いていうなら、日本ボイストレーナーが発行している「JAVCERT(日本ボイストレーナー連盟資格認定試験)」があると良いでしょう。
上記資格があれば大手のボーカル教室、ボイススクールの面接時で有利になります。
必要な準備はオンラインスクールを行う場合、カメラ付きのパソコンやタブレット、マイクがあると良いです。
対面でボーカル講師を行う際は、基本的にはボーカル教室のスクリプトに従って指導を進めます。自身で用意するものは特にありません。
稼げるボーカル講師になるために必要なコツ
もし副業として少しでも稼げるボーカル講師になりたいなら、生徒から求められるような教育方法を学ぶのがおすすめです。
筆者がボイストレーニングに通っていた際は、良いところを伸ばす講師よりも、不得意な部分や苦手な部分を指導してくれる講師の方が成長を実感しました。
そうすればこの講師と一緒にレッスンをしたい、という気持ちが強く芽生えます。結果的にレッスン数が増え、収益につながるはずです。
また生徒だけではなく、自身の歌唱スキル向上にも鍛錬すると良いでしょう。
やはりレッスン時にお手本があると生徒も飲み込みやすく、実績や信頼になります。
ボーカル講師は気軽に歌唱力を向上させたい人から根強い需要がある
今回は副業として、ボーカル講師を選択する際の概要についてご紹介しました。
労働収入にはなるものの、歌が好きならボーカル講師として働くのはおすすめです。
指導力に自信がある、あるいは時給で安定した収益が欲しい方は、ぜひボーカル講師を副業の選択肢として検討してみてください。(執筆者: 奥泉 望)