メルカリで取引をしている時に、わりとひんぱんに「イラッ」と感じてしまう行為に挙げられるものがひとつあります。
それは、出品した商品が購入された際に「ATM払い」が選択された時です。
もちろんATM払いにしても、すぐに支払ってもらえればまったく問題ないのですが、ATM払いを選ぶ人の多くが、結果的にトラブルを起こすことも少なからずあるのです。
今回はそんなATM払いで購入された時のリスクと、できるだけATM払いを避けるためにできることについて、説明していきます。
目次
ATM払いを選ばれた際のリスクとは?
ではまず、自分が出品した商品をATM払いで購入された際のリスクについて見ていきましょう。
1. そのまま放置して支払わない人が結構多い
筆者の経験から言うと、ATM払いで購入された商品が、そのまま支払いがされずにキャンセルになってしまうことが、結構な頻度で起こります。
ATM払いの場合は、購入日を含む3日目の23:59:59までに支払わなければならないというルールになっているのですが、これを守らないユーザーが結構いるのです。
キャンセルになってしまうと、待っている時間がまったく無駄になり、当然ですがその間に欲しい人が他にいても購入してもらえず、貴重な販売チャンスを失ってしまうことになります。
2. 支払期限ギリギリまで粘る人も結構多い
ATM払いを選択した人は、期限ギリギリまで支払わないこともよくあります。
結果的に支払ってくれれば問題ないとも言えますが、このパターンの人は支払いに関するメッセージを送っても返事がないことが多く、待っている間やきもきしてしまうのでストレスがたまってしまいます。
3. 催促しすぎると評価に影響することも
筆者が自分で体験したわけではないのですが、他の人の評価を見ていると「支払いを催促されたから」という理由で、「残念だった」と評価している人もいるようです。
なかなか支払わないから催促しているのですが、催促が気に入らないので評価を落とすという人がいるとなると、「いつ支払いになりますか?」というメッセージを送ることも、慎重にならざるを得ません。
ATM払いをできるだけ防ぐ方法は?
このようにATM払いにされてしまうと、何かと面倒なことが起こりかねません。
そのためできるだけATM払いをしないで購入して欲しいのですが、そのために何か良い方法があるのでしょうか。
1. プロフィールにATM払いお断りと書いておく
筆者の場合はまず、自分のプロフィールの紹介文の中に、
「ATM払いの場合は購入後24時間以内に支払ってください」
と入れてあります。
しかし実際にはそう書いてあっても守ってくれないユーザーがいますので、確実にATM払いを防げるわけでもありませんが、それでも以前よりはATM払いによるストレスは減った気がします。
2. 商品説明で支払方法について言及しておく
購入する人はプロフィールをちゃんと読まないこともあるため、念には念を入れて近頃は商品の説明文にも、ATM払いに関するお願いを記載しています。
いちいち入力するのが面倒な人は、文言をメモ帳などに記録しておいて、出品のたびにコピペしておくと良いでしょう。
それでもATM払いで購入された時にはキャンセルできる?
このようにATM払いをできるだけ避けて、すぐに支払ってもらえるような対策をしても、ATM払いでの購入がなくなるわけではありません。
さらに強硬な手段となると、ATM払いで購入された場合、取引をキャンセルするという方法も考えられるのですが、果たしてこれは規約違反にならないのでしょうか。
原則ATM払いは認められていることは覚えておこう
ATM払いは公式の支払方法ですから、それ自体を拒否することはできません。
仮に自分のお願いとして、ATM払いに関する条件を書いておいたとしても、それはあくまでお願いであり、メルカリの公式ルールではないことを理解しておきましょう。
ATM払いで購入されたという理由でキャンセルすると?
ATM払いを選ばれてなかなか支払わない時は、取引画面から取引をキャンセルすることも可能です。
ただし原則的にキャンセルには相手の同意が必要となります。
さらにこちらからキャンセルを持ちかけてしまうと、出品者都合のキャンセルになり、ペナルティが自分に来てしまう可能性があります。
困った時は事務局に連絡しよう
もし相手がなかなかATM払いをしてくれなかったとしても、きちんとメッセージのやりとりができていれば、気分的にそこまでイライラすることがないはずです。
しかしATM払いをせずに、催促されても返信がまったくないような場合は、メルカリの「お問い合わせ」からその旨を事務局に伝え、事務局からキャンセルしてもらえないかお願いするという方法もあります。
筆者の経験から、購入者からまったく返信がない場合は、この方法で3日後まで待たずにキャンセルできる可能性もありますので、困った時には1度試してみても良いでしょう。(執筆者:メルカリ取引700回以上 石神 里恵)