全国的に気温が高く、猛暑になることが予測されている今年の夏。
簡単に調理できる冷凍食品や、冷たいアイスを食べる機会も増えますが、保冷が必要です。
ものの10分程度で溶け始めることもあるうえに、店によっては持ち帰り用の無料氷を置いていない場合もあります。
そこで今回は、ドライアイスや氷がない時に使える「保冷対策」を紹介します。
持ち帰る時、家を出る前のひと工夫で、冷凍食品やアイスを溶かさずに、持ち帰りましょう。
目次
保冷剤・保冷バッグの持参は必須
《執筆者撮影》
保冷剤と保冷バッグは、夏の買い物に欠かせない必須アイテムです。
この2つを用意しておくだけで、買ったものが溶ける不安感がなくなります。
筆者が使っているのは、大きめの保冷剤としっかり密封できるタイプの保冷バッグ。
保冷バッグは業務スーパー(税込723円)で購入しました
保冷バッグは100均でも売っていますが、チャック付きで口が閉まるタイプの方が、保冷力は断然上です。
業スの保冷バッグは厚手で使いやすく、20L分の食料が入る優れ物。
大きな2Lアイスも余裕で入るゆとりがあります。
重たい物を入れても、破ける心配はありません。
《執筆者撮影》
内側はアルミ素材ではなくポリエチレンなので、保冷に限らず普段使いの買い物もしやすいです。
1度買ったら長く使うことを考えると、保冷バッグについては、安さよりも機能性や使い勝手や保冷力にこだわることをおすすめします。
保冷剤・保冷バッグを忘れた場合は
うっかり保冷剤と保冷バッグを持ってくるのを忘れてしまった時は、以下の方法を試してみてください。
1. 段ボールに詰める
持ち帰り用の無料ダンボールがある場合は、保冷剤の代用として使いましょう。
段ボールに食品を入れると、外気に触れにくくなり、若干の保冷効果が期待できます。
ただし、段ボールは耐水力がないため、食品は無料のポリ袋に包んでから入れると◎
ポリ袋に入れることで保冷力が上がり、段ボールが弱ることもなく一石二鳥です。
2. タオルや新聞紙で包む
お手持ちのフェイスタオルや、スーパーに置いている無料の新聞紙を保冷に使うのもひとつです。
食品をタオルに包んで持ち帰ると、外気に触れることなく冷凍品同士が冷やし合うため、溶けるのを遅らせることができます。
3. 冷たいもの同士をくっつけて保冷する
袋の詰め方にもひと工夫。
冷凍品やアイスはできるだけすき間を作らず、お互いがくっつくように詰めると、お互いが保冷剤の代わりになります。
業務スーパーなど冷凍品を買うことが多い場合は、より効果的です。
買い物後は自宅へ直帰
これらの方法は、あくまでも “溶ける時間を遅らせる”対策です。
普通に持ち帰るよりは溶けにくくなりますが、長時間の保冷力はありません。
冷凍品は買い物の最後に、カゴに入れたら即レジへ。
買い物後は寄り道せず、そのまま家まで直帰しましょう。(執筆者: 三木 千奈)