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セブンのキャッシュレスキャンペーン今度は「PayPay」 三井住友、三菱UFJユーザーには無意味な理由

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セブンのキャッシュレスキャンペーン今度は「PayPay」 三井住友、三菱UFJユーザーには無意味な理由

セブン-イレブンでのキャッシュレスキャンペーンが続いています。

第4弾として、9月の1か月間はPayPayで5%還元ですが、筆者は参加しません。

理由は簡単で、キャンペーンがなくても常時さらに高い割引となる、「三井住友カード」「三菱UFJカード」の2枚を持っているからです。

最近、特定のカードユーザーにとっては意味のないキャンペーンが増えてきた印象があります。

この機会に確認します。

セブンのキャッシュレスキャンペーン

セブン-イレブン9月のキャンペーン

9月のキャンペーン概要です。

もちろん、特定のカードのない人には役立ちます

誰でも参加できるキャンペーン

・ PayPayアプリのクーポンを取得し、セブン-イレブンアプリからPayPayで支払うこと

・ 最大5%還元(PayPayポイント)

・ 1回につき最大100ポイント(2,000円の決済の場合)

・ 期間合計最大200ポイント(2,000円の決済×2の場合)

つまり、9月の間2回だけ参加できます

1,500円の会計でクーポンとアプリを使って支払った場合、75ポイントもらえ、その1回は打ち止めです。

ソフトバンクユーザー限定キャンペーン

・ 基本は誰でももらえるキャンペーンに同じ(クーポンが違う)

・ こちらは1回のみ利用可

・ 最大半額還元

・ 最大300ポイント付与(600円の決済の場合)

ソフトバンクユーザーなら、2種類のクーポンを計3回使って合計500ポイントもらうことが可能です。

三井住友、三菱UFJのユーザーには意味がない

現代社会においてキャッシュレスでお得を味わうためには、クーポンの利用が早道です。

カード還元率よりも、クーポンがあるかないかのほうが重要です。

ただしこれは、一般論です。

ソフトバンクユーザー限定の半額は別にしまして、5%還元の2回は、三井住友カードまたは三菱UFJカードユーザーにとっては、参加する価値がありません。

詳しく見てみます。

2種類のカードは、コンビニ等で常時5.0%以上の還元率

セブン-イレブン、それからローソンでもまったく同じですが、この2種類のコンビニで必須のカードは次の2種類に決まっています。

・ 三井住友カード(スマホタッチ決済)

・ 三菱UFJカード

いずれも、スタンダードのカードならば年会費無料(三菱UFJカードは年1回の利用で無料)です。

セブンの場合、系列のカードに「セブンカード・プラス」がありますが、上記2種類に勝てるシーンはほぼありません。

三井住友カードはスマホタッチ決済で7.0%以上

三井住友カード(ANAカード、Visa INE Payクレジットカード、ビジネスカードfor Owners以外の法人カードを除く)は、スマホタッチ決済を使うことで、コンビニ等の特約店において最低でも7.0%還元となっています。

家族ポイント(最大5%追加)、銀行一体型カードOliveの特典(最大6%追加)により、最大18.0%という高率の還元となります。

三井住友カードの場合、ポイント加算特約店の利用額を合計し、200円単位でポイント付与なので、ムダがありません。

三菱UFJカードは5.5%または10.5%

三菱UFJカードは、セブン-イレブン、ローソン等で常時5.5%還元です。

さらにリボ払い「楽Pay」の設定をすれば5%加算され、10.5%となります(要エントリー)。

リボ払いは怖い人が多いでしょうが、毎月の指定金額を最大値の10万円に設定し、毎月5万円を目安に使っていれば、リボ手数料は発生しません(初回手数料無料 … すべてのカードがこの方式ではない)。

10.5%にすれば三井住友カードより高い還元率になる人が多いでしょう。

ただし三菱UFJカードの場合、セブン-イレブン等の店舗単位で、毎月の合計額千円単位でのポイント加算です。

ある月1回だけセブンに行って500円使ったというだけでは、基本還元率の0.5%しか付かないのでご注意を。

そして三菱UFJカードの場合、「amazon、ビックカメラ、ベルメゾン」の3種類の特典に交換する前提で使ったときの数字である点にもご注意ください。

共通ポイントに交換、またはキャッシュバック(利用額充当)などの普通の使い方をしている場合、8掛けで考えたほうが無難です。つまり10.5%ではなく、8.4%となります。

8月のセブン、JCBのキャンペーンはメリット大だった

セブンのキャッシュレスキャンペーン、そのすべてが無意味ではありません。

三井住友カード、三菱UFJカードの両方を使っている筆者も、8月の「JCB20%還元」キャンペーンにはメリットがあったので参加しました。

JCBブランドで、キャンペーンに登録できるカードが三菱UFJカードも含めて手元に3枚あり、エントリーして3枚すべてで2,500円の決済をしました。

3枚のカードで、それぞれ500円のキャッシュバックが今後あります。

面白いことに、セブン-イレブンでは活躍しないセブンカード・プラスが、JCBブランドだったため久しぶりに活用できました。

三菱UFJカードについては、通常還元とキャンペーンを併せ、実に30.5%還元だったことになります。

こんな楽しい機会もあります。

特定のカードは持っておいたほうがいい

今回のキャンペーンに参加しないからといってもちろん、PayPayが無意味というのではありません。

ただ店舗によっては、必ずこの決済、という組み合わせがあるのです。

ドトールコーヒーでもたまに、PayPay5%クーポンが発行されていますが、見向きもしません。同じく三井住友カードの特約店だからです。

カードを必要以上に増やしたくない方も、三井住友カードぐらいは持つことをおすすめします。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)

《沼島 まさし》
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沼島 まさし

執筆者:金融系ライター 沼島 まさし 沼島 まさし

実践系キャッシュレスライター。 モットーは「経済圏に囲い込まれるな」「キャンペーンのためなら火の中水の中」 QRコード決済の地域還元のためなら、都内のあちこちに出没します。 たまにうっかり失敗しますが、失敗談もネタにしています。 寄稿者にメッセージを送る

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