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「出産祝い」「内祝い」の相場や目安は 出産をめぐるお金で失敗したくない人に役立つ情報

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「出産祝い」「内祝い」の相場や目安は 出産をめぐるお金で失敗したくない人に役立つ情報

親族や友人などの出産にあたって多くの人が迷うのが、

「出産祝いに何を渡すか」

「出産祝いの金額をいくらにするか」

の2点でしょう。

逆に、自分に出産祝いをくれた人に渡す「内祝い」をどうしようか迷う方もいるでしょう。

そこでこの記事では、

・ 出産祝いに選ぶとよいもの

・ 出産祝いの金額の相場

・ 内祝いの品の選び方や金額の目安

など、出産をめぐるお金で失敗したくない方に役立つ情報を、最近孫が増えたアラ還ライターが過去の実体験をもとにお伝えします。

「出産祝い」「内祝い」

出産祝いにはどんなものを選ぶといい?

出産祝いには「相手がほしいもの、またはもらって困らないもの」を選ぶのがおすすめです。

具体的には次のことを意識しながら選ぶといいでしょう。

もっとも歓迎される出産祝いは現金や金券だが注意点も

もっとも歓迎される出産祝いは、現金や金券(商品券など)です。

ただ、現金や金券は先方に送る金額がはっきりわかるので渡す人を選ぶ必要があります。

一般的には、親戚などごく近しい間柄の方にのみ現金や金券の出産祝いを送るケースが大半です。

「物」の出産祝いは「相手が欲しい物」or「出産後によく使う物」がベター

出産祝いをあげる人が友人や職場の人の場合、物で出産祝いを渡すケースがほとんどでしょう。

その場合に注意したいのが、相手がもらっても困る物を渡してしまう恐れがあることです。

たとえば、

・ 高価すぎる物

・ 相手がすでに用意済みで複数あっても困る物

・ 不要になった後に処分しにくい物(名前入りの哺乳瓶など)

・ 先方の好みに合わないもの

は、相手によってはあまり喜んでもらえない可能性があります。

そのような事態を避ける上で一番よい方法は、事前に相手に「ほしいもの」を聞くことです。

その方法だと相手が喜ぶ出産祝いの品物を渡すことができます。

また、事前に欲しいものを聞けなかった場合は、出産後日常的に使うものがベターです。

たとえば、

・ ベビースタイ

・ タオル類

・ おくるみ(さまざまな用途に使えるとなおよい)

・ 赤ちゃん用のおもちゃや絵本(大きすぎないもの)

以上は先方の好みに合わなくても使ってもらいやすい出産祝いです。

出産祝いの金額の相場

次に気になるのが「出産祝いにいくら用意すればいいか?」「金額の相場はいくら?」といった疑問でしょう。

結論から言えば、出産祝いで出す金額に全国共通の相場はありません。

地域によって出産祝いの相場は異なるので、まずは相手が住む地域の出産祝いの相場を確認するのがおすすめです。

ただ、今は地域の相場を気にしない人も増えています。

その場合はネットなどで調べた「一般的な相場」で出産祝いを用意しても問題はないでしょう。

一般的な出産祝いの相場は以下の通りです。

<親族>

親・祖父母 3万円~10万円

兄弟・姉妹 1万円~3万円

その他親族 5,000円~3万円

<親族以外>

友人・知人 3,000円~1万円(個人で渡す場合)

1,000円~(グループで渡す場合)

職場の同僚 3,000円~1万円(個人で渡す場合)

500円~(グループで渡す場合)

職場の上司 1万円~(個人で渡す場合)

5,000円~(グループで渡す場合)

通常、親族からの出産祝いは現金が多いのですが、人によっては金券や品物で渡す場合もあります。

親族以外の場合は出産祝いを物で渡すケースが多いでしょう。

いずれの場合も、出す金額は以上で挙げた金額が相場と考えて差し支えないと思われます。

内祝いの金額の目安や内祝いの品の選び方

出産祝いをくれた人に渡す「内祝い」の金額の目安や、内祝いの品の選び方についても知っておきたいところです。

出産祝いの「内祝(うちいわい)」とは、出産祝いをもらった人に渡すお礼の金品です。

一般的には内祝いを現金や商品券など、一目で金額がわかるものを渡すことはマナー違反とされていますが、今は相手の希望があれば商品券を渡すケースもあります。

内祝いの金額の目安

内祝いの金額の相場は出産祝いの半額相当(半返し)です。

ただ、出産祝いの金額が高い場合や相手との関係性によっては、出産祝いの3分の1程度やそれ以下の金額でも問題ない場合も多いです。

また、親から子への出産祝いの場合、親の意向で「内祝いは不要」とするケースも多々あります。

わが家も子どもが出産した際の「内祝い」は不要としています。

内祝いの品の選び方

内祝いの品は出産祝いと同じく「相手が喜ぶもの」や「もらっても困らないもの」を選びたいところです。

ただ、出産直後の大変な時期で品物を選ぶのも大変な場合は、多くの選択肢からほしいものを選べるカタログギフトにするのが無難でしょう。

ただ、内祝いには金額の相場があるため、その範囲で内祝いの品を選ぶことが大事です。

また、口うるさい人に「内祝いの品や買ったお店」について苦情を言われるケースもあります。

私自身がそれを体験しているのでここで紹介します。

<体験談>

私は出産後の回復が遅かったために自分で内祝いの品を選びにいけませんでした。

そこで通販会社のカタログで選んだ品物を親戚一同に送ったところ、口うるさい高齢の親戚から「デパート以外のお店から送った」ことに苦情がつき、それが原因で親戚の間で悪い見本として長く語り継がれてしまいました。

その苦い経験から、若い人には「出産祝いの送り主が高齢者の場合はデパートから内祝いを送ると無難ですよ」とお伝えしています。

出産祝いや内祝いは相場の範囲で「もらっても困らないもの」を選ぶのが◎!

出産祝いや内祝いは地域や一般的な相場や目安の範囲で金額を決め、相手が喜びそうなものやもらっても困らないものをその金額の範囲で選ぶのがおすすめです。

また、出産時期は事前に推測できますので、出産前から

出産祝いや内祝いを何にするか

物で贈る場合はどのお店から何を送るか?

といったことまで決めておくと安心です。

それによって私のように失敗することなく相手に喜ばれる出産祝いや内祝いを贈れるでしょう。(執筆者:元銀行員 FP2級 大岩 楓)

《大岩 楓》
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大岩 楓

執筆者:元銀行員 FP2級 大岩 楓 大岩 楓

元銀行員にしてベテラン主婦のフリーライターです。クレジットカードや節約記事などの執筆のほか、既成記事の校閲も行っています。50代になった現在、最大の関心事はずばり「老後のお金」今後のマネープランについて真剣に考え始めました。そこで自らの勉強も兼ね、銀行員時代に培った金融知識と25年以上の家計管理経験をベースにお金に関するさまざまな事柄について深堀りしていきます。 <保有資格> FP2級 寄稿者にメッセージを送る

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