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メガバンク中心に長期の定期預金・金利アップ中! 預けるべきかどうか考察

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メガバンク中心に長期の定期預金・金利アップ中! 預けるべきかどうか考察

12月の日本銀行の金融政策決定会合では、今までの金融政策を維持することが発表されました。

11月には日本銀行が金融政策を見直すことを示唆したため日本の長期金利が上昇しました。

それに伴い、メガバンクを中心に預入期間が5年や7年、10年などの定期預金の金利が上昇しています。

定期預金の金利上昇は記憶にないという方も多いでしょう。

定期預金の金利上昇中

定期預金金利が100倍に!

11月にメガバンクでは10年定期預金(固定金利)を0.002%から0.2%に変更しました。

定期預金金利が100倍に上昇した訳です。

あと、預入期間7年の定期預金も0.1%(または0.125%)、預入期間5年では0.07%に上昇しています。

100倍と聞くとインパクトはありかもしれませんが、注目すべきところは預入期間が5年や7年または10年で固定金利であること、さらに上昇後の金利が0.2%または0.1%(0.125%)、0.07%である点です。

金利上昇時の定期預金の預け入れセオリーは?

ここ何十年にもわたって国内では経験していない金利上昇時の定期預金の預け入れセオリーですが、固定金利型の場合では預入期間は短めに、または変動金利型で預け入れることになります。

最近は変動金利型の定期預金を取り扱っていない金融機関もあることから、金利上昇時には預入期間は1年以下など預入期間が短い定期預金に預け入れることになります。

今回金利が上昇した定期預金は預入期間が5年や7年、10年と長期間になっていますので、今後、金利がさらに上昇していくとなると長期間にわたって、金利上昇の恩恵を受けることができません

今後定期預金の金利がどのように変化していくのかを予測するのは専門家でも断定するのはかなり難しいところです。

長期間にわたり、資金を固定させることに

定期預金に預け入れることは言い換えるとその間は資金を固定させることになります。

預入期間の途中で資金が必要になった時には、その定期預金を解約することになります。

解約することで、金融機関が定めた解約利率により利息が計算されます。

金融機関によっては預入金額が一定金額以上であれば、一部解約ができる場合もあります。

金利上昇だけに目を奪われる前に、今後の資金計画を立てたうえで預入金額を決める必要があります。

0.2%の金利は高いのか?

定期預金の金利はメガバンクよりもネット銀行の方が高くなっています

ネット銀行ではボーナス時期などには金利キャンペーンも行っており、預入期間1年の金利で0.1%~0.2%となっています。

なお、店舗がない、または店舗数がかなり少なく、ご自身のセキュリティ管理に不安があるという方にはネット銀行は不向きかもしれません。

金利が最大100倍に上昇と言われましたが、違和感を持った方もいたのではないでしょうか。

将来の金利予測は専門家でもかなり難しい

金利上昇リスク・ご自身の都合による解約リスクがあります

→ 一部解約サービスがない金融機関の場合には預け入れる場合は手間であっても、例えば300万円を預ける場合には100万円✕3本に分けるなど、満期まで継続しないお金が生じる可能性があることも考えておきましょう。

→ 将来の金利予測は専門家でもかなり難しい内容です。

もし、将来金利がさらに上昇した時には、その時点で考えるのも方法です(そもそも金利が上昇したと言ってもまだまだ金利水準は低い)。

0.2%の金利を考えると、預入期間1年のネット銀行を検討する。

→ メガバンクの金利上昇により、他の銀行も定期預金獲得のため金利をアップさせているところもあります。

比較した上で検討しましょう。

《岡田 佳久》
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岡田 佳久

執筆者:CFP、FP技能士1級 岡田 佳久 岡田 佳久

株式会社オーブレイン 代表取締役 (講演実績)一般向けセミナー、民間企業、高等学校、大学、資格専門学校、社団法人、NPO法人、商工会議所、男女共同参画センターなど(累計約1,000回以上)。(執筆実績)産経新聞、神戸新聞、Yahoo!JAPAN、ダイヤモンド社、わかさ出版など多数 ≪保有資格≫CFP、FP技能士1級、キャリアカウンセラー(CDA)、 1級DCプランナー(金融財政事情研究会) 、第二種証券外務員(未登録)、住宅ローンアドバイザー(金融検定協会) 寄稿者にメッセージを送る

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