日本気象協会では、2024年春のスギ花粉は、九州~関東の一部で2月上旬から飛散開始となり、例年並みか例年より早いスタートになるでしょう。
参照:日本気象協会 1か月 全国的に高温 早い春の訪れか 花粉の本格飛散迫る
本格的な花粉の飛散となる今年は、早めの予防が必要です。
そこで今回は、「お金をかけずにできる花粉対策」について考えてみました。
アレルギー症状をやわらげるためにも、できる対策を早めに行いましょう。
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【花粉対策1】洗濯には柔軟剤を使う
花粉は静電気によって引き寄せられ、くっつきやすくなります。
柔軟剤を使うと衣服の表面に層ができ、静電気の発生を防止できるため、花粉対策にも効果的です。
【花粉対策2】花粉がつきにくい素材の服を着る
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外出する時のアウターは、表面がツルツルしたものを選ぶと◎
手ではたくだけで花粉を落とせるので、家の中に花粉を持ち込みにくくなります。
【花粉対策3】布団の外干しを避ける
定期的に布団を干すのは大切なことですが、花粉の時期は注意が必要です。
花粉の飛散量が多い日は、窓際の室内干しで乗り切るほか、自宅にあれば布団乾燥機を活用しましょう。
【花粉対策4】換気の時間を調整する
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花粉シーズン中の換気は、タイミングが重要です。
花粉の飛散量がいちばん落ち着いている時間帯を狙って、空気の入れ替えを行いましょう。
夜間~早朝は比較的花粉の量が少ないため、寝る前・起床後がベストです。
【花粉対策5】布製品をこまめに洗濯する
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繊維の間に入り込んだ花粉は、はたいてもなかなか落ちない場合があります。
衣類はもちろんですが、カーテンやこたつ布団、ラグなどの布製品はこまめに洗うことで花粉対策になります。
できる限り外干しはせず、乾燥機を使うとより花粉をシャットアウトできますよ。
【花粉対策6】花粉防止スプレーを使う
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洗えない布製品やカーテンには、花粉防止効果のあるスプレーを使いましょう。
商品によっては、花粉の付着を抑えつつ静電気を発生しにくくしてくれるものもあります。
【花粉対策7】フィルターを貼る
家中の換気扇にフィルターを取り付けるのもひとつです。
フィルターの購入費はかかりますが、それほど高額ではありません。
フィルターを貼ると土ぼこりの侵入も防げるので、掃除もラクになります。
花粉シーズンは掃除の頻度も上げよう
対策をしても、粒子が小さな花粉を100%防ぐことはできません。
家に持ち込んだ花粉の影響を最小限に抑えるには、こまめな掃除が重要です。
掃除をするベストタイミングは、花粉が床に落ち切った「起床後」。
花粉が舞い上がるのを防ぐため、掃除機をかける前にフロアモップを使って拭き掃除しましょう。
できる対策をして、つらい花粉シーズン本番を乗り切ってください。