毎日の料理に欠かせない、キッチンタオル。
食器拭きをはじめ、ちょっと汚れが気になる時の手拭きに、野菜の水切りに、と何気なく使う頻度が高いことから、気づけばあっという間に丸々1本使い切ってしまっていた、なんてこともあります。
ティッシュやトイレットペーパー等と同じく、キッチンタオルも物価高の影響で以前に比べると値段が上がっていることから「どうにか消費量を抑えたい」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこでぜひ試してみて欲しいのが、洗えるタイプのキッチンタオル。
さまざまなメーカーから続々と登場している類品の中でも、今回ピックアップするのは100円均一としてお馴染みのセリアと、インテリア小売業大手のニトリの商品です。
どちらも洗って2~3回まで繰り返し使えるようですが、実際のところどうなのか、ニトリとセリアの洗えるキッチンタオルを使って、使用可能回数や強度、使い心地等について検証させて頂きます。
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【Seria(セリア)】 洗えるキッチンタオル 40枚 110円
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≪執筆者撮影≫
まず最初に検証していくのは、セリアの洗えるキッチンタオル。
値段は110円で、40枚分入っています。
使い捨てではない、珍しいタイプということもあり、最初に訪れたスーパーに併設されているセリアの店頭には並んでいませんでした。
大きめの独立型店舗に足を運んでみたところ、無事手に入れることができました。
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≪執筆者撮影≫
セリアの洗えるキッチンタオルは一般的な商品によくある、ロール状のカット式タイプ。
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≪執筆者撮影≫
表面をよく見ると、凸凹の加工がびっしりと施されています。
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≪執筆者撮影≫
裏面には特に加工は入っていませんが、ギュッとひっぱっても簡単にちぎれることはない、丈夫な生地になっています。
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≪執筆者撮影≫
検証の一つとして、セリアのキッチンタオルをまずは1回分の食器拭きに使用してみました。
吸水性が高く、さっとひと拭きするだけで食器に残っている水分を素早く吸い取ります。
お皿を拭く毎に、生地内に水分がヒタヒタに溜まってきてもしっかり絞れば新しいものに変えずに済みました。
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≪執筆者撮影≫
食器拭きが終わった後、キッチン周りのお手入れの仕上げにIHクッキングヒーターの表面部分を掃除しました。
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軽く汚れが付着したので、ごく少量のクエン酸スプレーとぬるま湯で揉み洗いしてみたところ、軽いシワが入った程度でまだまだ使えそうな状態です。
通常のキッチンタオルだと、数枚程度のお皿を拭くだけですぐに限界を迎えてしまうので、継続的に使えばかなりの節約になるのではないかと思います。
【ニトリ】洗って使えるペーパータオル(80枚入)299円
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≪執筆者撮影≫
ニトリの洗って使えるペーパータオルは、80枚入りで299円。
セリアの商品よりも2倍分の枚数が入っており、お値段自体は約3倍程度します。
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≪執筆者撮影≫
ニトリの洗って使えるペーパータオルはビニールパックタイプ。
調理中等で片手が塞がっている時も、サッと使えて便利です。
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≪執筆者撮影≫
ニトリの商品はセリアの洗えるキッチンタオルよりも、控えめな凸凹感。
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≪執筆者撮影≫
表面、裏面共にさらっとした触り心地で、細かい網目構造になっています。
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≪執筆者撮影≫
セリアの洗えるキッチンタオルと同様、まずは1回分の食器拭き用に使ってみました。
拭いた食器類(タッパー等も含む)の数は15枚程度と、同じくらいでしたが水を絞り出した回数はニトリの製品の方が2回ほど多かったです。
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≪執筆者撮影≫
食器拭きが終わった後、仕上げに調理スペースの壁に飛んだ汚れをさっと拭き上げてみました。
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≪執筆者撮影≫
今回もごく少量のクエン酸スプレーとぬるま湯で揉み洗いしてみたところ、上部分に小さめの穴がぽっかりと開いてしまいました。
吸水度も低下していたため、この後はテーブル拭きに1回だけ使用してそのままゴミ箱へ処理することに。
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≪執筆者撮影≫
ただし、食器拭きのみ+ぬるま湯洗いのみだと1回目の使用後に大きな劣化は見られず、乾燥させてから3回まで食器拭き用に使用することができました。
セリアの商品に比べると、油汚れやクエン酸スプレーなどの各種清掃用品に含まれる成分に弱いのかもしれません。
両社の製品共通! 繰り返し使えないけど試してみて良かったこと
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≪執筆者撮影≫
繰り返し使うことは衛生的に厳しいため、一度切りの使用を推奨しますが、個人的に試してみて良かった!と思ったのは煮物の落し蓋です。
上部分に乗せているのが半分に折りたたんだニトリの製品で、下部分に乗せているキッチンタオルが、セリアの製品です。
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≪執筆者撮影≫
各メーカーで販売されているキッチンタオルによっては、生地が薄く、落し蓋にするとボロボロに溶けてしまうケースがありますが、セリア・ニトリの製品はどちらも溶けることなく、落し蓋として最後までしっかりと機能してくれました。
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≪執筆者撮影≫
食器の拭き取りやキッチンのお手入れ以外で、もう一つ良かったと感じた使用方法は揚げ物の油切りです。
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≪執筆者撮影≫
一般的なキッチンタオルは油切りに5~6枚以上必要になるケースもありますが、5個分のかき揚げであれば、1~2枚程度で十分のようです。
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≪執筆者撮影≫
特に吸油した面積の割合が広かったのは、セリアの洗えるキッチンタオルです。
端までしっかりと油を吸っているので、いつもの揚げ物をもっとヘルシーに、そして経済的に楽しむことができそうですね。
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≪執筆者撮影≫
逆にあまりおすすめできないのは、お肉やお魚のドリップの拭き取りです。
ドリップの拭き取りは一般的なキッチンタオルでも1枚程度あれば済むので、洗えるタイプのキッチンペーパーに使用するのは勿体無いように感じました。
落し蓋や油切りの時と同じく、ドリップの拭き取りにもし使用した際は、繰り返し使うことは衛生的に良くないのでそのまま捨てるようにしてください。
【気になる結果】セリアvsニトリ どちらに軍配が!
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≪執筆者撮影≫
セリアとニトリの洗えるキッチンタオルについて検証してみた結果、総合的に優れている!と感じたのはセリアの製品です。
実際に商品を広げてみて、最初に気づいた違いはそれぞれのサイズ感。
ニトリの洗って使えるペーパータオルのサイズが約22.5cm×約21cmなのに対し、セリアのものは約24×27.5cmとひと回り大きめの作りになっています。
サイズが大きい分、食器を拭き上げる時間短くなり、水気を絞る回数自体も少なく済みます。
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≪執筆者撮影≫
何よりこの凸凹の加工が施されていることによって、吸水力共に濡れた時の強度が高いので、食器拭きor手拭き限定+水洗いのみであれば多くて4回まで使用することが可能です。
40枚入りで110円のセリアの製品に対し、80枚入りのニトリは299円ということで、値段が高い分期待していました。
しかし、それぞれ同じ条件で検証してみたところ、コスパや使い心地や品質等、全てにおいてセリアが上回っているという印象を受けました。
ただし、一般的なキッチンタオルに比べるとニトリの製品も、使用量が半分~それ以下に抑えることができるので、毎日の“チリツモ”で節約に繋がっていくのではないかと思います。
どちらも持っておいて損はしない、優秀なアイテムですので消耗品の節約にご興味がある方はぜひ一度お試しください。