今年の暑さは特に厳しく、乗り越えるためにあれこれ猛暑対策アイテムを買いそろえましたが、秋になり使わなくなったら
買った物たちはどうやって保管したらいいの?
うっかり適当に置いておくと来年使えなくなっちゃうかも…
と悩みます。
この記事では、保管・管理方法についてまとめます。
メーカーにより異なる場合があります。自身で判断のうえ、安全に配慮してください。
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超重要!バッテリーが付いた物を保管する方法
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今年も大人気だった持ち運べる扇風機。
最近では冷却機能の付いたプレートが付属されたり、首掛けタイプなど様々な商品が売れています。
しかしこうしたモバイルバッテリー型の商品、使わなくなった後どうやって保管したら良いか、ご存じでしょうか?
まず来年度以降も使いたい商品であれば、バッテリーは満充電の2/3から半分程度まで減らして、常温・常湿度で保管してください。
電源であるリチウムイオン電池は長期間放置する際に、満タンまで充電していると早く劣化してしまい一年も経つと使えなくなってしまう事があるのです。
また、高温・多湿・直射日光に加え衝撃にも弱いため、窓辺や陽が当たる場所での保管は厳禁です。
最近テレビニュースでも、うっかり落としたバッテリーから発火するといった報告が増えています。
乱雑に扱ったり自分で電池交換をしようと、内部機構をいじる事は絶対にやめましょう。
そして劣化したバッテリーの見分け方は
「明らかに膨らむ」こと
です。
これは劣化したり高温になったバッテリーは、内部で有毒なガスを発生させ、それが漏れないために結果として膨張してしまうからです。
定期的にバッテリーで動く商品は電池部分を目視して、膨らんでいないかチェックしてください。
机に置いた時に、デザイン以外で明らかにガタガタいう商品はすでに膨らんでいる証拠です。
燃えないゴミではなく、家電量販店やホームセンターでリサイクルBOXなどに入れるようにしましょう。
近くにお店がない時は各自治体に問い合わせることもおすすめします。
実は寿命がある!日傘の使用期限は●●年!
陽射しが強くなり、今年は男性でも日傘を普段使いしている人が増えたように見受けられます。
筆者も数年前から使っていますが、屋外を歩く時に日傘の有無で汗の量・体温がかなり違うと実感しています。
しかし、今使っている日傘が本当に「効果的か?」皆さん把握していますか?
日傘ごとに違うのですが、UVカット加工された傘は2~3年でその効果が薄れると言われています。
UVカット素材で作られた日傘は壊れるまで使える前提ですが、「カット加工」の傘は作られた日傘にコーティングして作られているため、この効果が薄まるのがだいたい2~3年とされているのです。
日陰を作る目的であればカット加工された日傘でも使えますが、紫外線を防ぐことで日焼けや肌トラブルを防ぐ効果が真に得られるわけですので、使用期限内の物を使いたいところ。
購入する際にUVカット素材であるかを良くチェックして購入すること、購入後に「UVカットスプレー」でさらにコーティングするなどして長持ちさせましょう。
日傘は薄い・軽いのも特徴ですので、適当に物入れや傘立てに突っ込んでいたら、劣化を早めたり、最悪の場合はそこで壊れてしまいます。
手間でもカバーに入れる、日傘・折りたたみ傘だけを箱に入れるなどして保管しておきましょう。
その際、できればどの日傘を何年に購入したかメモを挟んで居ればなお良しです。
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日焼け止めの使用期限はどこにある?
こちらも手放せない商品が日焼け止め。
クリームやスプレーなど種類も豊富ですが、使用期限が書いてありません。
これは薬機法の決まりで
「3年以内に品質が変わる恐れがある物を除いて、使用期限を書く義務はない」
とされているからです。
つまり、その商品を買ってから、3年以内は効果が保たれていると考えれば良いのです。
買った時の日付を商品の目立たないところにマジックで書いておけば忘れる事もないでしょうし、出来ればその年で使いきるくらい熱心に使った方が結果として日焼けを防止できるので安心です。
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ただし注意しないといけないのはスプレー型の商品。
これは缶の中に充満したガスの圧力で薬剤を塗布するものですが、前述したバッテリーと保管時の注意点は同じです。
うっかり高温多湿の場所や、車の中で保管してしまいガスが爆発してもおかしくありません。
使い切ってから捨てるか、100円ショップでも買える穴を開ける商品でガスを抜いてから捨てましょう。
適宜買い替え推奨!エアリズムなどの速乾インナー!
筆者は比較的物持ちが良い方なので、エアリズムなどのインナーも大切に扱っているのですが、こうした速乾機能商品の素材であるポリウレタンは約3年程度で劣化すると言われています。
これは素材ごとの性質ですから、どれだけ着用しているかにもよりますが実際の劣化具合はもっと早くてもおかしくありません。
黄ばみや汚れが落ちない
ヨレたり伸びた部分が目立つ
洗っても臭いが取れない
といった場合すでにエアリズムなどの効果は機能していない事が想像できますので、たとえまだ肌着としては着られるとしても買い替えることを推奨します。
適切な保管で来夏も快適に使おう
便利だからとたくさん買った商品も保管方法を間違えると正しい使用期限内にダメになってしまったり、発火・爆発の恐れさえあります。
暑い夏は恐らく今後も続くはずですので毎年無駄な出費とならないよう、適切な保管を心掛けましょう!