特殊断熱シートと吸光発熱わたを組み合わせた、外部の環境を無効化する新素材「着る断熱材【X Shelter】」がワークマンから誕生しました。
衣服内の快適温度は31度~33度、湿度は40%~50%
95%以上の独立気泡率
内部に多くの空間があることで熱の伝導が妨げられ、断熱性が向上し素材は効果的に熱を遮断し、断熱性が高くなる…
という原理で断熱と発熱を効果的に発揮するそうです。
今回スケートリンクという寒い場所で試着したところ、まさに上記のとおりの効果を実感したので、レポートします。

外部の環境を無効化する新素材「着る断熱材【X Shelter】」とは
ワークマンが満を持して今季送り出す、外部の環境を無効化する新素材「着る断熱材【X Shelter】」とはどんな素材なのでしょうか。

断熱シートと発熱効果のある特殊なわたのダブルタックで、人がもっとも快適に過ごせると言われる「衣服内の快適温度:31度~33度/湿度は40%~50%」の環境を長時間持続させるそうです。
「外部環境を無効化」とまでうたっているため、極寒の環境で試す価値があります。
まずはペットボトルのお湯で実験!はたして結果は?
まずは、一般的なダウンコートとして、X Shelterの保温効果に優位性があるかどうか自宅で実験してみました。





スタート時のお湯の温度が異なるため、30分後にお湯の温度がどれだけ低下するか、一般的なダウンコートとX Shelterで比較します。
室温は26℃の冷房設定した9月の室内で、同条件でそれぞれ実験しました。
結果


一般的なダウンは30分後、53→42℃(-11℃)へ低下
ワークマンのX Shelterは30分後、51→42℃へ低下(-9℃)
一般的なダウンコートよりX shelterの方が2℃、温度の低下を防ぐ結果となりました。
スケートリンクで着用比較!果たして結果は?
とはいえ、防寒性を体感する必要があるので、今後はスケートリンクで実際に着て、衣服内の温度をはかってみました。
スケートリンクの室温は14.8℃、湿度84%
着用時の衣服内の温度を、着用開始から10分後に計測し、一般的なダウンコートとX Shelterで比較します。
計測には温度と湿度の測れる時計を使用しました。
結果


一般的なダウンコートの衣服内温度は23.8℃
X Shelterの衣服内温度は24.8℃
X Shelterの方が一般的なダウンコートより、1℃衣服内温度を高く保つことができました。
寒くない理由をワークマンの「中の人」に聞いてみた
今回の実験で、温度計の比較としては「1℃」でしたが、体感としてはもっと大きな差があるように感じました。
あきらかにワークマンの方があたたかったのです。
「なぜX Shelterは寒くないのか」についてワークマンの広報担当に質問してみました。
ワークマンの答え
今回の実験は10月に行ったためまだ外気温が20℃前後あり、寒さが実感できないので、屋内のスケートリンクにて比較実験を行いました。
X Shelterに使われている発熱わたは、外部環境の光を吸収することで熱エネルギーをたくわえ増幅させるそうなので、冬の屋外で着用した際にはさらなる効果を実感できるかもしれません。


X Shelterの着用感【薄いのにあたたかい】



X Shelterのジャケット着用時は、衣服の内側と身体とのあいだに「温かい空気の層」ができているのが実感できました。
ジャケット自体は薄手にも関わらず、かなり暖かく感じました。
このときはTシャツ1枚でしたが、外気温が下がってきたら、中に着こめばさらに暖かくなれそうです。
薄手なので中に着こみやすいのも、X Shelterの注目ポイントです。
予約は早期終了の人気ぶり!現在店舗やオンラインで発売中

X Shelterは現在店舗やオンラインで発売中です。
予約開始時には数日で予定数が終了するほどの人気でしたが、2024年10月2日現在は店舗やオンラインで在庫が確認できています。
メンズとレディース商品があり、ジャケットだけでなくベストやパンツ、上下そろったスーツ商品もあります。



価格もベスト2,900円、メンズのジャケット3,900円~、レディースは4,900円と、高機能でもリーズナブルなので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。