NHK受信料は度々話題になりますが、テレビがなく、スマートフォンだけである場合でも、視聴料金が明確に提示される案が持ち上がっています。
そこで今回は、NHK受信料について現状をお伝えするとともに、安く支払う方法や、そもそも払わなくてもよい人など、正規の手続きで節約する方法を紹介いたします。

2025年からどうなる?
NHKは来年10月1日から、改正放送法に基づき、テレビ・ラジオの放送に加えて、インターネットを通じた番組の配信などが必須業務となります。ネット上でも、テレビ・ラジオの番組の同時配信、見逃し・聴き逃し配信、番組関連情報の配信を行うため、テレビやラジオと同じ情報内容や同じ価値を提供していくとしています。
それに伴い、テレビを設置せず、インターネット配信のみを利用する場合の受信料額は、地上契約と同じ月額1,100円となる予定です。
現在公表されている理解しておきたい点
すでに受信契約を結んでいる場合は、追加負担は発生しません。
また、スマホやパソコンを保有しているだけでは契約対象とはなりません。
アプリのダウンロードや、個人情報の登録などを行い、積極的に受信の準備を整えた場合のみ、契約義務が発生します。
受信料はいくら?
2024年10月現在の受信料は、以下の通りです。
ただし沖縄県の方は、料金が異なります。(参照:NHK)

※消費税を含む
では、節約するにはどんな方法があるのでしようか。
受信料節約術 年払いにする
先の表からもわかるように、料金はまとめて12か月前払いすると2か月払いより、
衛生契約 1,635円
地上契約 924円
オトクになります。
受信料節約術 クレカ払いでポイントゲット!
支払い方法は次の4つの方法がありますが、クレジットカードの支払いでポイント還元を狙ってください。
口座振替
クレジットカード払い
振込
ふれあい収納(訪問による集金)
受信料節約術 家族割引を利用する
同一生計である複数の方がそれぞれ放送受信契約している場合、または1人で複数の放送受信契約を締結している場合は、受信料額の半額が割引されます。
受信料節約術 団体一括支払での割引
ケーブルテレビなどの所定の団体からお支払いされる場合は、ひと月あたり180円が減額されます。
ここからは、支払いが免除されるケースです。
学生免除に該当する方は、かなり多いと思われますので、必ず手続きを行ってください。
受信料節約術 全額免除となる学生免除を利用
親元などから離れて暮らしており、以下のいずれかにあてはまる学生であれば、全額負担はなくなります。
・ 健康保険等の被扶養者である
・ 国民健康保険の修学特例対象
・ 経済的理由の選考基準がある奨学金を受給している
・ 経済的理由の選考基準がある授業料免除制度の適用を受けている
・ 年間収入が130万円以下
・ 国民年金保険料の学生納付特例対象
・ 親元などが市町村民税(特別区民税含む)非課税
・ 親元などが公的扶助受給世帯の場合
※奨学金受給、授業料免除、年間収入が130万円以下、国民年金保険料の学生納付特例の対象の学生には、親元など生計をともにする方がいない学生を含む
受信料節約術 全額免除できるケースは他にも
次に該当する方も、料金を負担する必要はなくなります。
公的扶助受給者 生活保護やハンセン病、中国残留邦人等の支援給付を受けている
市町村民税非課税の身体障害者
市町村民税非課税の知的障害者
市町村民税非課税の精神障害者
社会福祉施設等入所者
近年多発する、災害による受信料免除もあります。こちらからご確認ください。
受信料節約術 半額免除もある
負担が半分になるのは、以下の方です。
視覚・聴覚障害者
重度の身体障害者
重度の知的障害者
重度の精神障害者
重度の戦傷病者
障害者の方を対象とする免除に該当しているか判別するには、こちらから調べることができます。
なお、免除や減免となるには、手続きが必須です。こちらから手続き方法をご確認ください。
手続きを忘れずに、メリットを得よう!
確かに固定費となる受信料を支払うのは、家計に負担になります。
ですが、NHKはニュースやドラマなどだけでなく、語学や手話、芸能、歴史、園芸、手芸、ドキュメンタリーなど、コンテンツが豊富です。年払いやクレカ払いなら、誰でも利用しやすいです。使える節約術はもらさず使いましょう。