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暖房効果を上げるエアコン「節電使用法」 設定温度、風量、風向き、対策すべき場所など、7つの疑問点を解消

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暖房効果を上げるエアコン「節電使用法」 設定温度、風量、風向き、対策すべき場所など、7つの疑問点を解消

間もなくやってくる厳しい寒さ、気になるのは光熱費です。

冬は、外の気温と私たちが心地よいと感じる温度に大きな差がうまれやすいため、光熱費が夏より上がるご家庭が多くなります。ましてや、政府の補助金は11月請求分で終了し、電気代は大手10社全てで値上がりします。

そこで今回は、特にエアコンに注目して、どうしたら節約に結び付くのか、疑問点を調べてみました。

快適な温度をさぐってみましょう

室温は何度を目安にしたらよいの?

環境省では、冬季の室温は20度とすることを推奨しています。

エアコンの設定温度は、1度下げると約10%の電気代の節約になるといわれています。

無理のない範囲で、快適な温度をさぐってみましょう。

寒い! と感じるときにできる工夫はある?

温度と湿度のバランスに注目してください。

温度を低めに設定しても、湿度を上げることで、設定温度が高めの時と遜色ない快適さを感じることができる場合があります。最近のエアコンは、温度と湿度が設定できるタイプも出ています。ご自宅の機種を、ぜひご確認ください。

空気清浄機の加湿機能や加湿器も使えるアイテムです。ただし、湿度が高すぎるとカビや結露の原因になります。人にも住まいにもちょうど良いとされる、40~~60%の湿度を目安にしましょう。

冷気対策すべき場所は?

部屋の中で大きな面積を占めているは、冷気を室内に伝えやすいため注意が必要です。

窓に断熱シートを使用するのも効果的ですが、カーテンにも気を配りましょう。厚手、保温性に優れたものを選択してください。使用時には、昼に取り込んだ暖かな空気と、暖房中の熱を逃さないために、ガラス部分だけを覆うのではなく、上部や下部にすきまができないよう、天井から床いっぱいまで長めのものを使用してください。

さらにできれば両端も、壁側に折り曲げ、空気の漏れを遮断するとなお良いでしょう。両側をカバーする、次の画像のようなカーテンレールも販売されています。

≪画像元:楽天

特に寒さを感じやすいのは、首・手首・足首などです。

ネックウォーマーやレッグウォーマー、ショールなどは、調節しやすくおすすめです。

エアコンの風向きは?

空気は、冷たいものは下に、暖かいものは天井付近にたまりやすいという性質があります。

部屋全体をすばやく暖めるために、風向きは下向きに設定しましょう。エアコンから床に向かって出た暖かい空気は、自然に天井に向うため、結果、まんべんなく室温を上げることができます。

とはいえ冷たい空気は下に居座りやすいため、足元が冷えるということもあるでしょう。そんな時は設定温度を上げる前に、空気清浄機やサーキュレーターを活用しましょう。空気をかき混ぜることで、温度のムラがなくなり、全体的に暖まりやすくなります。

風量は?

エアコンの風量は「微風・弱・中・強・自動」などがありますが、節電効果が最も期待できるのは、自動です。

エアコンは、設定温度まで室温を上げるまでの間が一番電気を使います。自動にしておくと、室温が設定温度になるまでは強風で運転し、その後は微風運転に切り替わるので、操作不要です。

ちょっと出かけたい エアコンは消すorつけっぱなし?

エアコンは、室内温度と設定温度の差が大きい、運転を開始した直後に電力を多く消費します。

大手空調メーカー・ダイキンによりますと、30分程度の外出なら、1度切るよりもつけっぱなしのほうが電気代の節約につながる、という調査結果になりました。

こまめなスイッチのオン・オフは、かえって電気のムダ使いになる場合があります。「エアコンが一番電気を使うのは、室温を上げるとき」ということを忘れずに、部屋にいる時はスイッチの頻繁な切り替えは控えましょう。

参照:ダイキン

掃除のタイミングはどのくらい?

フィルター掃除は節電に効果的とはよく聞くことですが、1年間全くしない場合と比較すると、年間25%も節約できるといいます。

≪画像元:ダイキン

ゴミやほこりで目詰まりすると、暖める力が小さくなるため、多くの電気が必要になり電気代がかかります。

2週間に1度程度、フィルターを水洗いするかほこりを掃除機で吸い取りましょう。汚れがひどい時には、中性洗剤をとかしたぬるま湯で洗った後、日陰でよく乾かしてください。

さらに本格稼働させる前に、室外機周辺に物を置いていないかもチェックしてください。空気の通りが悪いと、エアコンの効率が下がる場合があります。

厳しい季節を乗り越えよう!

これから年末年始は、ただでさえ支出がかさむ時期です。暖房費は健康のためにも削りにくい費用ですが、暖房効果を逃さない方法で厳しい季節を乗り切りましょう。

《吉田 りょう》
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吉田 りょう

執筆者:FP2級 吉田 りょう 吉田 りょう

働くシングルマザーです。息子二人を大学卒業させるため、さまざまに工夫をこらし勉強しました。節約は勉強したものだけに与えられるご褒美です。リアルな情報、実際に使える情報にこだわってお届けしたいと思います。 <保有資格> 登録販売者、日文コンサルタント協会 着付1級講師 FP2級 寄稿者にメッセージを送る

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