2025年5月、KDDIがauおよびUQ mobileで発表した新料金プランが話題を集めています。
今回は、auの「auバリューリンクプラン」、UQ mobileの「コミコミプランバリュー」および「トクトクプラン2」の3プランについて、特徴・お得度・注意点を比較・分析します。
■ au「auバリューリンクプラン」ってどんなプラン?
新登場の「auバリューリンクプラン」は、データ容量20GB・通話はオプションというシンプルな構成で、月額3,278円(税込)の定額制。別途、5分かけ放題(+880円)や無制限かけ放題(+1,980円)などを追加可能です。
【auバリューリンクプラン】
月額:3,278円(20GB)
通話は別料金(完全従量制 or オプション)
自宅セット割・家族割・au PAYカード支払い割なども適用可能
■ UQ mobile「コミコミプランバリュー」「トクトクプラン2」の特徴
コミコミプランバリュー(5月29日開始)
月額:3,278円(税込)
データ容量:20GB+5分かけ放題込み
auと同価格ながら、通話込みでコスパが高い
通信はau回線(サブブランド)
トクトクプラン2(5月29日開始)
月額:月によって変動(最大3,465円)
データ利用量に応じて段階制(1GB未満なら最安)
通話は完全従量制 or オプションで追加可
■ UQ mobileのメリット・デメリット
メリット
コミコミプランは通話付きで3,278円=auよりお得
トクトクプランは使わない月は料金が下がる段階制のため、ライトユーザーには最適
au回線の安定性はそのまま
デメリット
節約モード(低速使い放題)機能が廃止されたため、「1GB未満で無制限に使う」ような節約技が使えない
UQ mobileは家族割適用の幅が狭く、auユーザーとの混在に向かない
データ超過後の速度が300kbpsとやや不便な可能性あり(動画視聴などは厳しい)
■ プラン選びのポイント:こんな人におすすめ!
タイプ | 最適プラン | 理由 |
---|---|---|
通信品質を重視しつつシンプルに使いたい | au バリューリンクプラン | 安定回線&シンプル料金。家族割もあり |
通話込みでコスパを求めたい | UQ コミコミプランバリュー | 20GB+5分通話でこの価格は◎ |
データをあまり使わない月がある | UQ トクトクプラン2 | 段階制で無駄がない。節約派向け |
■検討ポイント「auは安心・UQはコスパ」
auは大手ならではの安定性と広域カバーを維持しながら、「3,278円で20GB」のリーズナブルなプランを打ち出しました。ただし、旧プランに戻れない点や、通話オプションを加えると割高になる点は注意が必要です。
一方、UQ mobileは通話込みで同額の「コミコミプランバリュー」や、使った分だけの「トクトクプラン2」を展開し、コスパ重視・無駄のない支出管理をしたい人に向いています。「データの使い方」と「通話頻度」で選ぶのが、新料金プラン時代の賢い選び方と言えるでしょう。
大手キャリアの料金プランの傾向として、付帯サービスをつけることで基本料金が増額するという点にあります。
各付帯サービスの内容をきちんと理解し、使いこなせるとお得ですが、そうでないときはオーバースペックとなります。また使用しているギガ数を確認して、適正なプランを選択するのがよいでしょう。