銀行窓口販売の罪 有名銀行だからと慢心は危険

  電話をiPhoneに代えてから、日経は電子版を読むことが多くなりました。速報もすぐに入ってくるし、すごく便利なアプリだと思います。そんなときに気になるタイトルのニュースが入ってきました。

  「一時払い終身保険、解約トラブル急増 預金と混同 高齢者ら、銀行勧誘で」

  いまは日本の銀行窓口でも保険商品が簡単に買える時代です。でも、商品内容を十分に理解しないまま、軽い気持ちで金融商品を購入してしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうことになります。

  一時払い終身保険は定期預金よりも金利が高いのが魅力の金融商品ですが、元本が保証されるための最低運用期間が決まっているので、満期前に解約してしまうと、元本が割れてしまうケースがほとんどです。こうした商品特徴を理解することなく、銀行預金と勘違いして、一時払い終身保険商品を購入してしまう高齢者が急増しているようです。

  私はお客様に金融商品の説明をするときに、最低1時間以上はかけて、それぞれの金融商品が持つリスクとリターンの特徴をできるだけ詳細に説明させて頂くようにしています。契約時にも再度同じ説明をさせて頂き、お客様が金融商品の特徴を正確に理解していることが確認できるまで、契約書にサインして頂くことはありません。

  銀行窓口では1日の来店者数が多いせいもあるとは思いますが、お客様に対する商品説明義務がおろそかになってしまっている部分もあるのではないかと思います。私どもIFAは一人一人のお客様との出会いが、毎日、真剣勝負です。有名銀行だからと慢心することなく、契約する側にも自己責任リスクがあるので、商品特徴を理解できない金融商品は購入されないようにしてください。

この記事を書いた人

木津 英隆 木津 英隆»筆者の記事一覧 (47) http://www.kenshin.com.hk/

謙信アセットコンサルティング(香港)代表取締役CEO
1974年3月9日生まれ、長崎県出身、1996年青山学院大学法学部卒。ロイター通信(香港)、米系格付け会社S&Pを経て、2009年より現職。所属IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)のGRANDTAG社はアジア各国に600名の資産運用コンサルタント、25,000名の顧客を擁する香港系大手IFAの一角。お客様のライフプランに沿って、元本確保を最優先とし、オフショア投資商品、個人年金プラン、貯蓄型生命保険、相続対策商品などをご提案。また、香港の優れた金融サービス、投資優遇税制、年代別資産運用方法などについて、初心者にも分かりやすい小口投資家向け「海外で作る自分年金セミナー」を各地で開催。皆様に信頼して頂ける資産運用コンサルタントとなることを目指して積極活動中です!
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