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金融機関では言わない住宅ローンの話 5 現役の銀行マンがあなたのために~重要事項説明書について~

コラム コラム

前回までに住宅ローンの失敗の仕方や簡単なローンの組み方のコツを紹介しました。
将来の教育費や老後資金準備と並行して返済が継続できるようであれば「夢のマイホーム」への道が一歩近いづいたことになります。
住宅購入で気をつけること

今回は実際に住宅購入時に気を付けていただきたいことを紹介します。
今からお話しするのは実話です。このときは本当に困りました。
通常住宅の購入は「不動産の売買」となり、「不動産売買契約書」という書類に署名・捺印します。
不動産の売り主(通常は業者)と買い主(あなた)が連名で契約します。
通常は、契約までに「重要事項」について説明があります。(契約と同時)
しっかり読みたい重要事項説明書

書類は「重要事項説明書」となっていて、たぶん一番分厚い書類だと思いますのですぐわかります。
あまりにも分厚い資料なので見るのも嫌になる書類ですが、名前の通りこの書類には非常に重要な事が書いてあります。よく読んで分からないことは必ず確認してください。
特に注意していただきたいのは様々な「制約」がある場合です。
例えば、現況の建物が現行の法令に適合していない場合 (既存不適格建築物といいます) 、あるいは法令に違反して建築されている場合には、その旨が記載されます。
実はそういった物件であったときは、金融機関による住宅ローン審査に影響を及ぼす可能性があります。担保として不適格となる場合もあるからです。とくに注意が必要です。
重要事項説明書はめんどくさがらずしっかり読みましょう。

《永野 修》
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永野 修

永野 修

株式会社FPフェアトレード・ジャパン 代表取締役 熊本で自分年金作りFP(ファイナンシャルプランナー)をしています。 法政大学を卒業後クレジット会社に入社、父をがん(白血病)で亡くし保険への疑問が大きくなりました我が家は生命保険はなし、医療保険1日3000円タイプしか加入していませんでした。これを機に本当のことだけ言えばいいのでは??と考えてFP(ファイナンシャルプランナー)を目指すことになります。外資系損害保険会社を経て市役所の奨学金部署に携わり、開業して現在に至ります。 寄稿者にメッセージを送る

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