日本にお住まいになれている方は、日本円の流れにとても関心を持っていると思われます。毎日使っている通貨ですから当然ですね。お金は価値が急激に下がり、紙クズ同然になる恐れもあるわけです。

  また、中国またはその他の国々で働いてる日本人の皆さんは、円高になる為替リスクの影響で、自分の日本に持って帰れる給料が減るという問題も出てきます。例えば、海外の外国人であっても、円高になるひいきにしている日本ブランドの電子製品などの価格が高くなり、負担高となります。円は世界市場において、関心の強い通貨なわけです。

  今年二月初旬、円に対する米ドル為替レートは76.03円でしたが、2月14日に日本銀行はインフレーションの目標を制定。日本国債を購入する額を10兆円程度増額し、基金を70兆円に増やしました。その影響で円は一時84.18まで下がりました。しかし、3月から円は徐々に円高に戻り、5月のギリシャ選挙後、ギリシャがユーロ圏から外れるという不安感の高まりを受け、円の上がりは止められない状態になってしまいました。

  日本の一般債務は625兆円。これは日本のGDPの約二倍の数字であり、聞くだけでギリシャよりも危ない驚くべきデータです、これを聞いて「日本はいつか破産する」と思う人も沢山いますが、日本国民の個人純資産の合計1400兆円に比べると大した数字ではありません。日本の国債は大部分が日本国民が保有しているため、ユーロ圏の国のように、海外の投資者が大量に売ることで生じる影響はあまりありません。

  現状としては、日本には膨大な海外資産(250兆円)があるため、市場危機があると、日本円は逆にもっと円高になると思われています。その原因は海外の日本投資者が海外の資産を撤回、または投資額を減少するためです。

  日本円はユーロ圏の債務危機の時に大幅で円高になった、それは円が世界で安全な資産という表現のひとつであった。短期的に世界市場は不安定になり、さらに資金の流れは日本円に有利だから円高が続く。たとえ日本政府が円高を抑制したくても、今の日本財務から見ると、日本円は世界で唯一安全な紙幣であると言える。