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投資に待ち構える数々の罠 どの銘柄を取引するか必死になる

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  罠シリーズはまだまだ続きます。甘い話しには罠がつきものです。投資にも罠がつきものです。

  突然ですが、質問です。株でもFXでもいいのですが、取引をしようとしたら、最初に一番気にするのはどのポイントでしょうか?(以降、分かりやすくするために、株式投資を前提に進めていきます。)

  ちょっと想像してみてください。今あなたは証券会社のホームページを開き、取引を開始しようとしています。取引をするためには、何株取引するか、成行にするか、指値にするか、取引に必要になる項目を入力していきます。この時に、一番気になるのはどの銘柄を取引するか?ではありませんか?もっと言うと、どの銘柄を取引すれば儲けられるかではありませんか?

  どの銘柄を取引すべきなのかを考え、検証することは確かに必要です。では、重要なことでしょうか?

  実を言うとそんなに重要なことではない、というのが私が描いているイメージです。取引において全体の重要性の10%程度しかないと考えています。どの銘柄を取引するか、検討する際に、いわゆる仕手株ではないもの、直近で不自然な値動きをじていないものかどうかは、判断材料にしています。しかし、これから価格が上がるかどうかで判断していません。

  こんなことを書いてしまうと、本当にそんなんで、儲けられることができるのか不安になってきてしまいますよね?しかし、投資でもっとも大切なことは出口を決めておくことなのです。つまり、利益が出たときはいつ、どのようにな値動きをしたら、その銘柄の取引を止めて利益を確定させるのか。

  逆に損失が出たときはいつ、どのような値動きをしたら、その銘柄の取引を止めて損失を確定させるのか。それぞれの出口を取引する前から決めておくことが、よっぽど重要な要素なのです。

  その理由は、以前コラムで書いたように勝率100%の裏技なんて存在しないのです。不確かなものにすがるよりも、現実に起こるであろうこと直視して、対処できることに対してあらかじめシミュレーションすることの方がずっと確実性が高いからです。

  投資は確実性と優位性を一つずつ、コツコツと積み上げることでしか、利益を出すことはできません。その大原則に立ち帰ると、「どの銘柄を取引しようか?」に集中することは、『罠』だということは、だということは、なんとなく理解できますよね。

  実を言うと、投資における罠を見破るにはある共通点があります。よく考えれば、そんなこと起こると想定しても、可能性が低かったり、あまり重要ではないところに時間と労力を割いてしまう、というのが投資初心者が陥り安いのです。それには理由があるのですが・・・。

  今回はここまで!気になるところは罠総集編の回までお楽しみに!

《青木 玄》
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青木 玄

青木 玄

SOCIAL FINANCE 代表 1981年9月16日、東京生まれ。幼少期から大学卒業まで東京に暮らしていたが、結婚を機に神奈川県に在住。2児に恵まれる。 普段はごく普通のサラリーマンをしている傍ら、平日の夜と休日は投資家としての一面を持つ。投資家としてスタートした当初は失敗につぐ失敗で、ほとんど利益は出ていなかったが、何が失敗の原因だったかを追究し、ある一定以上の成果を確保している。 現在では、セミナー形式で参加者に対し、知識のみならず成果にこだわり、「誰もが平等にお金にまつわる知識や戦略を学ぶ事ができ、かつそれらを使いこなす事ができるようになる」場を提供している。 寄稿者にメッセージを送る

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