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保険見直しでの失敗とは 「保険料が安くなります」への疑問

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  雑誌を見ても、ネットを見ても保険見直しという文字が躍っている。メインは『保険料が安くなります』です。でも少し考えてみてください。保険料が大幅に安くなるということはどういうことでしょうか。

  一般的なパターンは大手日本社の保険からの見直しを意味しています。大手日本社の主力の生命保険は定期保険付終身保険です。それを見直して保険料が安くなるということはどういうことでしょうか。

  1つは貯蓄代わりの終身保険部分を解約し掛け捨てにすることから保険料はかなり変わります。

  2つ目は、不要であったり重複している掛け捨ての特約がたっぷりついているのをシンプルにすることによります。

  ここで疑問が出てきます。終身保険を解約してすべて掛け捨てにした場合、家計で貯蓄していたお金を他の消費に回すことになります。これは将来への貯蓄・投資として正しいのでしょうか。

  もちろん、保険の見直しはしないほうがいいかと言われればもちろんそんなことはありません。生活ステージの変化によって必要な保障は変わっていきます。そして必要な保障をシンプルに見直すことは大切です。。

  必要な保障に見直した後、解約した終身保険で貯蓄していたお金をほかのことで貯蓄するのか住宅ローンを一部繰り上げ返済するのかそれとも家計の赤字の修正にするのか決めなければなりません。

  つまり保険の見直しは家計の見直しであり人生設計の見直しです。それを保険ショップで1時間や2時間で出来るものでしょうか。これで保険の見直しに失敗する人がどんな人かわかったかと思います。

《永野 修》
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永野 修

永野 修

株式会社FPフェアトレード・ジャパン 代表取締役 熊本で自分年金作りFP(ファイナンシャルプランナー)をしています。 法政大学を卒業後クレジット会社に入社、父をがん(白血病)で亡くし保険への疑問が大きくなりました我が家は生命保険はなし、医療保険1日3000円タイプしか加入していませんでした。これを機に本当のことだけ言えばいいのでは??と考えてFP(ファイナンシャルプランナー)を目指すことになります。外資系損害保険会社を経て市役所の奨学金部署に携わり、開業して現在に至ります。 寄稿者にメッセージを送る

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