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市場の原動力となっている3つの要素

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  今日は市場についてお話ししたいと思います。基本的に市場は何を原動力としているのでしょうか?

1. 経済成長

  ・ファンダメンタル
 
 雇用、生産、物価などの変化に対してや、その企業や市場において販売動向や、投資計画などのことです。実体経済が成長しなければ、投資をしてその旨みを得ることはできませんからね。

  株式市場は実態経済の半年~1年先を先行していると言われています。企業の業績やその市場の成長性などを考慮し、その可能性に投資するということです。

2. マネーフロー

  ・上記に上げているように、如何にその市場や企業に対して可能性があったとしても、そこに資金が提供されなければ成長するは難しいですね。そこへ資金を移動させる流れのことをマネーフローと呼ぶのです。人間の体の血液のように、経済を活性させるためにはなくてはならない存在です。
 
3. センチメント(市場心理)

  ・センチメントとは投資家さんの心理状態です。例えばQE3が発生するまでは、世界的に不況が続いていたので、心理状態は弱気で誰もがリスクをとることを恐れていました。QE3もおそらく一過性のものではあるとは思いますが、上記のマネーフローをアメリカのFRBが大量に提供することで、各国の株式市場は大きく反発しましたね。今まで怖くて溜め込んでいた資金を、この大きなビックウェーブに乗っかり、利益を享受しようという心理状態に変わったということですね。

  この原動力がどのように動くか、その可能性を読んで投資を行うのですが、この3つ全てを予見することは難しいです。人の心理なんて見抜く事はできませんし、政府の発表がない限り、マネーフローがどのように流れるかなんて分かりようがありません。分かれば、それはインサイダーということでしょう。

  経済のファンダメンタルであれば、既にある事実を基に予見するので、先の2つよりかは、ある程度予測することは可能だということです。ですので投資を始めるのであれば、「たった10分で億万長者になれる方法」という本ではなく、地味な経済の基礎の勉強を始めるべきなのです。

  次回からは「投資戦略」についてお話ししたいと思います。

《大竹 誠》
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大竹 誠

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香港IFA 私は香港が英国から中国へ返還15周年をした7/1より香港でファイナンシャルアドバイザーという仕事をしております。以前は日本で行っていたのですが、物足りず、とうとう香港まで飛び出してしまいました。ファイナンシャルアドバイザーとはようするにお客様への投資に関するアドバイスをさせていただいております。 寄稿者にメッセージを送る

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