※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

単身世帯の「お金」の話(3) 老後やマイホーム

ローン 住宅ローン

  またまた引き続き、単身世帯の「お金」の話。財産と借金のバランスを意識したことがない世帯は、実に8割にも上っています。(預貯金などの金融資産+マイホームなどの時価)-借金の残高<0 になってしまうと、家計破綻の危険信号です。家計に対するちょっとしたリスクにも弱くなります。

  リスクとは、たとえば世帯主が病気で入院したり、事故でケガをしてしばらく働けないような場合です。1年に1度とは言いません。2~3年に1度でいいから、財産と借金の関係、バランスをちゃんと数字で把握するようにしてみたほうがいいですね。事実がわかるだけでも、対策のアイデアが頭に浮かびます。過去1年間の家計運営についても「意識したことがない」が4割程度いるようです。

  つまりは、みなさん、自分の家計に無関心だということ。確かに、自覚症状がなければ自分の「健康」にすら無関心な態度をとる方が多いので、なんとなくわかるような気もしてきました。

  話題はガラッと変わって、マイホームの取得時期について、「10年以内」(約2割)。「考えていない」(約4割)。「取得する気がない」(約3割)。その他マイホーム関連では、取得予定金額は必要資金総額:2,839万円 うち、自己資金:1,367万円、ローン:1,472万円。

  老後の生活に対する気持ちについては、次の通りです。「心配」(84.8%)その「心配」の理由は、「十分な金融資産がない」(72.5%)「年金や保険が十分でない」(67.9%)老後の生活費の収入源は?「公的年金」(61.6%)「就業による収入」(49.7%)「企業年金・個人年金・保険金」(35.3%)

  日常的な資金の決済手段は???1万円超5万円以下では、「現金」が48.4%、「クレジットカード」が70.1%。5万円超では「現金」:37.6%、「クレジットカード」:70.5%。公共料金のような定期的な支払いについては、「口座振替」:58.4%。「クレジットカード」54.4%。

  家賃もクレジットカードで支払えるところが増えると、大きなポイントが毎月ゲットできていいのですが、なかなかねぇ~~~。賃貸住宅は、いまだ、オーナー側が圧倒的に強く、管理している不動産会社も規模の小さい昔ながらの会社が多く、賃貸人へのサービスという発想は乏しいですね。

《中村 宏》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

中村 宏

中村 宏

株式会社 ワーク・ワークス 代表取締役社長 山口県生まれ。大阪市立大学経済学部卒業後、 株式会社ベネッセコーポレーションに勤務。2003年にファイナンシャルプランナーとして独立し、 FPオフィス ワーク・ワークス を設立。「お客様の『お金の心配』を解消し、自信と希望にかえる!」をモットーに、個人相談、セミナー講師、雑誌取材、執筆・寄稿等を行っています。 個人相談件数は1,000件超。 無料のメールマガジン『生活マネー ミニ講座』(平日毎日)配信中。 登録はこちら → http://www.mag2.com/m/0000113875.html ・ファイナンシャル・プランナー(CFP(R)) ・住宅ローンアドバイザー 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集