欧州最大の自動車メーカー、独フォルクスワーゲン(VW)が新興国向けに50万円前後の超低価格車を発売するとそんな話が出ているようですが、これが価格破壊に繋がるのか?少々疑問なところがあります。
  
  個人的に自動車をあまり必要としていませんので自動車産業を語る資格はないのでしょう。しかし、これを経済からのマーケティングで考えてみれば違った視点で楽しめそうです。

  まず、個人的に自動車に求めているものは【交通手段】です。ですから、徒歩でも自転車でも電車でも飛行機でもそれほど大差はありません。この中で一番効率の良いもの、費用対効果が高いモノをその時その時に選択するだけ。

  しかし、所有してしまうと縛られてしまう可能性があります。それって非常に効率が悪く無駄なことだとあなたは思いませんか?

  しかし、自動車に対して【交通手段】以外のモノを求めている方も大勢いらっしゃるかと思います。運搬に使用するというのもあるでしょうし【ステータス】というのもあるのでしょう。 

  今回の新興国向けの低価格車と言うのは新興国のニーズに合わせたものであってこれを先進国に持ち込んだところであまり効果(販売台数増加)が上がらないとそのような経営判断なのだろうと。

  価格破壊という言葉が踊っていますがそれはその商品自体が市場とマッチしていない価格となっているために自然と起きてしまう現象。必要で価値あるものならば価格の下落と言うのはある程度抑えられることなのでしょう。

  もちろん、時流がありますので価格の下落はある程度想定しておく必要はあるのでしょうがそれは価格設定時に下落分を想定しておけば問題はないはず。

  今回のVWが新興国向けに低価格車を販売というのは時代の流れというよりも新たなニーズに沿った戦略であるのではないかと思われます。目の肥えた先進国のニーズには合わない商品なのではないでしょうか?