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月3万円も貯蓄しているのに預金50万しかないということは

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  雑誌やブログというのはある意味罪づくりなものかもしれません。なにを言いたいかといえば鵜呑みにして失敗している人を多く見るからです。

  住宅ローンでもお子様の教育費がこの先10年間かかるのに変動金利でマイホームを購入したり、家計が厳しいのに固定金利で契約したりしています。

  大事なことは雑誌にでてくる平均の話ではなく、自分の家計に合わせて金融商品を使うことが大事です。だからある人には正しいがある人には間違っているとなったりします。

  お金の問題はその人固有の問題の場合が多かったりします。同じ年収、家族、価値観の人はいません。そういう意味では金融商品選びはKYであるべきです。

  その中で読み手が勘違いしていると思うことがあります。貯蓄と投資に関してはその傾向が強いと感じています。それは貯蓄でもなければ投資でもないと思うことがあるからです。

  例えば月々の積立を貯蓄と思っていたり、投資信託を購入している人が投資をしていると思っている人がいますどっちも大きな勘違いです。

  月の積立を3万円づつしているといっている奥様がいたとします。実際にヒアリングしてみたときに貯蓄が50万円しかない場合があります4年も積立をしているものは貯蓄ではなかったということです。

  貯蓄とはなにか。それは今もっているお金と収入から使ったお金を引いて余ったお金を足したお金のことです。式で書けば、現在残高+(収入ー支出)+投資です。

  それならまず支出のコントロールを先にしないといけません。どこに問題があるかといえば当然『支出』か『投資』です。そこを解決しないとそのお金は永遠に貯蓄にはなりません。

  投資も同じです。ある奥様はFPの人に分配金のでる投資信託を買わされたり、手数料がやたら高い株式投資信託を買わされていたりします。投資は資産を作らなければ投資ではありません。

  投資はお金が働いて初めて投資といえます。損しているものを投資とは言いません。

  投資信託よりETFのほうが優れている点が多いのに教えてもらっていないのはなぜでしょうかそう考えればわかりやすいのではないでしょうか。

  収入をどう配分するのかが家計であれば、入ってきたお金をなにに変えるのか?資産に変えるのが投資ですが、手数料に多く変えるのはどう見たって投資にならない可能性を高めます。

  こういった勘違いを家計にあわせてアジャストしていき価値観を確認しながら目標を設定して、達成に必要な適切な金融商品を処方して家計の病を治すのがわたしの仕事です。

《永野 修》
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永野 修

永野 修

株式会社FPフェアトレード・ジャパン 代表取締役 熊本で自分年金作りFP(ファイナンシャルプランナー)をしています。 法政大学を卒業後クレジット会社に入社、父をがん(白血病)で亡くし保険への疑問が大きくなりました我が家は生命保険はなし、医療保険1日3000円タイプしか加入していませんでした。これを機に本当のことだけ言えばいいのでは??と考えてFP(ファイナンシャルプランナー)を目指すことになります。外資系損害保険会社を経て市役所の奨学金部署に携わり、開業して現在に至ります。 寄稿者にメッセージを送る

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